【震災れぽ11】スーパーから食料品が消えた?
ココがキニナル!
スーパーから食料が消えてしまってますが、これからどうなるんですか?
はまれぽ調査結果!
徐々に流通が回復しているので、安心してください。
ライター:はまれぽ編集部
東日本大震災から早くも9日が経過したが、今もなお首都圏のスーパーからは食料が底を尽き、品切れ状態となっているようだ。そこで今回、横浜における食料の現状を皆様にお伝えすべく、我々はスーパーを調査した。
食料品がスーパーから消えた!?
3月18日11時30分、JR関内駅近くの「マルエツ プチ関内店」に訪れた。
確かにお米、カップ麺、菓子パン、豆腐、納豆、牛乳、缶詰 などの食料品が棚から姿を消しており、品切れという状態だ。しかし、肉や魚、野菜などはまだまだ残っている。
菓子パンは品切れ状態
野菜はまだまだ残っている
続いて3月18日正午、関内セルテの食料品売り場。
こちらに関しては、ここ数日、品切れとなっていたカップ麺や菓子パン類が復活していた。
カップ麺も販売している
菓子パンも棚に並ぶようになった
弁当や総菜、スナック菓子に関しても、商品は少しずつ元に戻りつつあるようだ。
そんな中、スーパーのレジにて大量の商品を買い込んでいる人がいたので直撃した。
買い溜めしている人に直撃!
こんなに買い込んでどうするというのか?
-けっこう大量に買い込んでいますが、これはなんのためですか?
宮城や岩手にいる被災地の方に送るためです。支援物資が届かないところもあるので。
-この状況下の中で、買い溜めしていて冷たい目で見られませんか?
確かにそうですが、ただ看板を背負って買い物するわけにもいかないですよね・・・
実は被災地へ送るために買い込んでいたのだ!
-なるほど。ではご自身の食料は?
私にも家族がいるので、本当は蓄えて置きたいのですが、でも、少しでも被災者の方を支援できればと。
-ちなみに、どうやって送るつもりですか?
自分たちでトラックを用意しているので、これから被災地に運ぶんです。
取材を終えて
ここにきて商品の流通が回るようになり、スーパーの棚には食料品が戻りつつあるようだ。一時は買い溜め、買い占めが続き、不安な方々も数多くいたとは思うが、今後はそのような状況も徐々に解消されていくだろう。
だが、今も被災地では食べ物を口にすることができず餓死している人たちがいることを決して忘れてはならない。この人たちはなんとか地震から生き延びたのに、食べ物を食べることができないがために亡くなってしまったのだ。
もし、「自分だけは」と思い買い占めをしている人がこの記事を見ていたら、自分のしたことについて反省してほしい。何も考えない行動が、助かるはずの命を奪っているということを。
少しでも多くの命を救うために、今できることはなにか、真剣に考えてほしい。
― 終わり ―
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