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アメ車・クラシックカーのエンスーが感動!車を眺めて酒が飲めるバーって?

アメ車・クラシックカーのエンスーが感動!車を眺めて酒が飲めるバーって?

ココがキニナル!

大口駅東口近くの「GarageBar 1961」がキニナル。クラシックカーやバイクなどが展示されていてマニア心をくすぐります。エンスー心のあるライターさんに取材をしてほしい(余こha真さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

貴重なヒストリックカーのすぐ横で飲めるという車好きにはたまらないバー。マニアだけではなく誰でも気軽に立ち寄れるアメリカ文化がプンプン漂うバーだった

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ライター:大森茂幸

昔は古いワーゲンが好きで、タイプ1からカルマンギアまで乗り継いで、その後アメ車のパワーにやられた過去もあり、現在は1980年製のハーレーが相棒な私、ライター大森が、自分にぴったりなキニナル投稿を発見。大森、エンスー心ありますよ!余こha真さん・・・。というわけで実際に行ってみた。
ちなみに「エンスー」とは「Enthusiast」エンスージアストの略で熱狂的なファンを指す言葉だが、車やバイク好きに「あの人はエンスーだ」と使われることが多く、何故か音楽や映画好きに使われることは少ない・・・。
 
今回調査に向かう「GarageBar 1961(ガレージバー1961)」はJR横浜線大口駅のすぐ近くだ。
 


駅に着いたら東口に

 
改札を出たら右に出て線路沿いを数十歩。
 


すぐに看板が見えてくる

 
なるほど・・・外から覗くと幻と言われている車が並んでいる。
手前にあるのはイギリス車のオースティンヒーレーだ、一番奥にはフォードのシューボックスか。真ん中の車はなんだ?明らかにアメ車だとわかる程度。
 


アメリカンなネオンサインが出迎えてくれる


過去には80年代のキャデラックにもビューイックにもリンカーンにも乗った経験があり、アメ車ならば大概はわかると自負していたのだが、まったく車種がわからない。
まだまだな・・・と肩を落とす。
入って聞くしかない!
 
少し緊張しつつ店のドアを開くと・・・っていうか・・・ガラス張りだと思っていたらガラス戸は広く開け放たれていた。
 
 
 
「車好きのワンダーランド」が待っていた!
 
あれ?緊張していたがドアを開けることなくすんなりと店内に入ってしまった。
10月中旬の暖かな日だったのでオープンエアが気持ち良く、ウエルカム・ムードが漂って思っていたより気軽だ。
 


アメリカンダイナーそのものの雰囲気

 
店内はブルー系の照明が優しく光り、ボトルが並んだカウンター席とテーブル席がアメリカンダイナームード満点。
果たして「ガレージバー1961」とはどんな方が運営しているのか。
 
早速店長の時田さんに話を伺う。
 


とても気さくで優しい方だ

 
「『ガレージバー1961』は会社で運営していて、青葉区の市ヶ尾で『J-MOTORS』というアメ車を中心にした車屋もやっています。それでここにも車を展示していて、時々入れ替えもしています」
 
まさにガレージだなぁと、感心しつつ・・・そういえば店名の「1961」は何を意味しているのだろうとふと思う。
個人オーナーのお店で、オーナーの生まれた年だと思い込んでいたが、会社経営だとお店のオープン時期や、創業年なのかな?
 
「店がオープンしたのは13年前なので1961年ではありませんよ(笑)。開店当初に展示していた車が1961年製の『シボレー・インパラ』だったのでその名前になったんです」
 
なるほどそんな理由があったのか。
 
大口在住
「僕はもともと車屋の方で働いていたんですが、希望してこちらに来ました」
車、音楽、映画、スケボー等、西海岸のカルチャーが大好きな時田さん。アメリカンな飲食店は正に天職だという。

時田さんも、もちろんアメ車乗り。1958年式のキャデラックをショーカー(内外装、エンジン、足回り、全てをピカピカにしてショーに出展する車の呼び方)レベルにカスタムしているエンスーだ。
当然車のことを質問してもとても分かりやすく説明してくれる。
 


貴重なアメ車・クラシックカーをつまみに一杯!エンスーにはこれに勝る幸福な空間はない!

 
一番奥は重厚な黒がカッコイイ1952年製フォードシューボックス。
この車は歴史のエポックメイキングになる大変貴重な車でデビューは1948年。それ以前の車とは大きく違うのは、それまでは独立していたフェンダーが車体と一体になり現在の車の元祖になる形が初めて採用された車両なのだ。
これほど綺麗な状態ではまずお目にかかれないレベル!
 
真ん中はわたくし、大森がさっぱり分からなかった車両。アメ車好きとしてわからない車があるのは悔しい・・・。

時田さんに聞くと、これまたお宝車両!1933年製フォードロードスターモデルC。
 


超絶カッコイイ!フォードロードスターモデルC

 
皆さんが頭の中で想像するアメ車のクラシックカーはこのフォードのモデルA・B・Cと思って間違いない。そんなに分かりやすい車のはずなのに、なぜ「エンスー心ある!」と宣言したライター大森が「さっぱりわからなかった」かというと・・・このモデルCは超絶カッコ良くカスタムされていて、正体が分からなかったのだ。
 
ハイセンスなモデルⅭカスタム車両をこんなに間近に見ることができる機会は、なかなかない。それこそカーショーに出向かなければ体験できないが、まさかバーで見ることができるとは。
 
そしてもう一台がイギリスが誇るスポーツカーであるオースティンヒーレー。
 


オースティンヒーレー

 
この3台が並んでいるだけで凄い事だが、驚くことに3台とも実働車で、きちんと走れる。飾りモノではないということだ!
 
そしてそして・・・大森が愛してやまないバイクの展示も!
イギリス製モーターサイクルトライアンフだ。
 


とても貴重なトライアンフに興奮が隠せない!

 
過去には世界最速記録を打ち立てたトライアンフは世界中を席巻したが、その後、日本のバイクやアメリカのハーレーに人気を奪われた。それでも最近では新シリーズを発表し人気回復を遂げている。
1960年代のボンネビルという車種だと思われるこのバイク、今では大人気車で大変な価値が付いているうえに、とても高価。そんな貴重なバイクだ。
 
バイク好きの大森としては、こんなにカッコいいトライアンフはもっと目立つ場所に展示して欲しい!
 


店内はアメリカ好きなら知らぬ人はいないイラストレーター中沢ヨシオさんの作品が並ぶ

 
 
 
アメ車好き!気さくで優しいスタッフのみなさん
 
車好きにとってはお宝ばかりのこの店のスタッフさんはどんな人たちなのだろう?
 


左から店長の時田さん、料理担当の木村さん、バーテンの草野さん

 
草野さんは元々は常連のお客さんで、前職で迷っているときに店長に相談。スタッフになったのだ。もちろん車好きで愛車は1979年製のシボレー・サバーバン。
 


愛車の前でパチリ

 
スタッフさんはもちろんだがお客さんはさぞや車愛にあふれ「中途半端な質問をしたら、怒らせそうだな」みたいなこともあるのかな?と思っていたら・・・。