横浜でレンタルしたおっさんと『あぶない刑事』のロケ地巡り
ココがキニナル!
横浜でも多数の登録者がいる「おっさんレンタル」(1000円で1時間おっさんがレンタルできる)。どのような方なのか、レンタルして何をしてくれるのかが気になります。(るぱんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
おっさんによってコンセプトが異なる。横浜おっさんは話し相手、横浜散策、ジョギングの伴走などをしてくれる。今回は『あぶない刑事』になりきってロケ地を一緒に巡ってもらったぜ!
ライター:はまれぽ編集部
人生で初めて、「おっさんレンタル」を利用した編集部・ツノオリ。レンタルしたおっさんを、はまれぽで最大限有効活用するにはどうしたらいいか真剣に悩んでいた。
アヤシイお店に一緒に入ってもらうのもイイし、ジョギングの伴走もできるらしいから「終電を逃した!シリーズ」に参加してもらうのも面白そう・・・。
うん、おっさん、結構使い勝手いいかもしれない!と勝手に妄想を繰り広げていると、タイミングよく「危ない刑事横浜ロケ地MAP」略して「アブナイ地図」を入手したワシ。
ドラマ『あぶない刑事』の横浜ロケ地マップじゃ~!!
『あぶない刑事』といえば、横浜を舞台に1986(昭和61)年10月~1987(昭和62)年9月にかけて放送され、一大ムーブメントを起こした刑事ドラマ。港警察署捜査課のタカ(舘ひろしさん演じる鷹山敏樹)とユージ(柴田恭兵さん演じる大下勇次)のダンディーでセクシーな名コンビに魅了された人も少なくないはず。
過去にはまれぽでは、横浜に残る『あぶない刑事』のロケ地巡りや、『あぶない刑事』に登場した伊勢佐木町から本牧のロケ地散歩をしたこともあり、「あぶデカ」の根強い人気ぶりはその反響をもって感じている。
ということで、今回は果敢にも「あぶデカ」になりきって、まだ紹介していない「あぶデカ」ロケ地をおっさんと巡る旅に出ることにしたぞ。
リトルタカとセクシーじゃないユージ
おっさんをレンタルする際、「『あぶない刑事』になりきってロケ地を巡りたい」と申し出ると、「『あぶない刑事』に扮するというのは、正直、気が引けます」と及び腰だったおっさん。そりゃそうだ、「あぶデカ」になりきるなんて、下手したら腐った生卵が飛んでくる。なんとかおっさんに頼み込んで、「出来る範囲」を条件に特別に了承いただいた。
その仕上がりは以下の通り・・・。
ギリ・・・アウト手前?
モノホンはこっち
このロケ地マップは『あぶない刑事』全51話バージョン。ロケ地マップに載っている写真と同じ場所・ポーズで撮影することをミッションとして、「横浜赤レンガ倉庫」から「港の見える丘公園」まで5つのスポットを順繰り回ることに。
身長が足りないリトルタカ(おっさん)とセクシーさの欠片もないユージ(ツノオリ)の冴えないコンビでお届けするので、生温かい目で見ていただけると幸い。なお、苦情は受け付けないこととする(笑)。
それでは、一気に行こう!一気に!
1)横浜赤レンガ倉庫
まずは、第12話「衝動」、第18話「興奮」で登場した横浜赤レンガ倉庫でのふたコマ。
ロケ地マップに載っているのは、第12話の歌手を目指す少女とあしながおじさん(苅谷俊介さん演じる野島)の回で、駅の伝言板に書かれた「野島さん 三時に 新港埠頭」という伝言を見て急いで駆けつけるユージの後姿。
小さい写真の方は第18話、タカが「とっつぁんボーヤ」とバカにしたサバイバル・ゲームオタク(貞永敏さん演じる野沢)の復讐ゲームに巻き込まれる回。タカに身代金を持たせ、公衆電話を使いながら走り回らされるワンシーンに横浜赤レンガ倉庫が登場した。
ユージの後姿
ドラマ放送当時は、保税倉庫としての役割を担っていた横浜赤レンガ倉庫。写真の左側には横浜臨港線の横浜港駅に続く線路が見える。
おっさんと貨物線の線路跡を見つけて
ロケ地マップの写真と同じ見え方を探る
こうやって見ると、横浜観光に来た親子みたい(笑)。そんなこんなで撮影できたのがこちらの写真だ。
待ち合わせ場所まで走るユージ
このあと上からコンクリートブロックが落とされるタカ
とっつぁんボーヤに振り回されるタカの写真は横浜赤レンガ倉庫の1号館と思われるが、取材当日はクリスマスマーケットを開催中で撮影ができなかったため2号館で撮影。
通り過ぎる人々の好奇な目にさらされながら、「我々は1986年にタイムスリップしている」を合言葉にタカとユージになりきった。
2)新港橋
続いて第38話「独断」より新港橋にて。共通の友人の結婚式に出席するため燕尾服を着て出勤したタカとユージが、関内に潜伏している殺人事件の容疑者(竹内力さん演じる長谷川)とともに事件を解決する回。写真は手錠で繋がれた3人が、銀星会と県警の検問を避けて横浜税関を背に港署まで走るシーンだ。
女子高生に笑われながら走る3人
もともと横浜臨港線の鉄道橋だった臨港線。放送当時と姿は変わったが、横浜税関との位置関係はそのまま。この風景を再現しようと試みたのがこちらの写真!
土日だから人が多かったのじゃ~!
人ごみを掻き分けて撮影するほどの度胸もなかったため、端っこでひっそりとシャッターを切る(手錠はオトナの事情により断念)。冴えないコンビにはこれが精一杯でした。