検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

相鉄線和田町駅の「令和元気食堂」ってやっぱり新元号にあやかった?

相鉄線和田町駅の「令和元気食堂」ってやっぱり新元号にあやかった?

ココがキニナル!

相鉄線和田町駅で50年営業していた相州そばが3月に閉店しましたが、先日、同じ場所に「令和元気食堂」の看板が揚げられました。これは新元号が発表されてから決めて一番を狙っているのでしょうか?(ヤングさん)

はまれぽ調査結果!

令和元気食堂は、相州そばのなかや商事とは別会社が運営。元号改正に伴って、4月予定だったオープン日を5月1日に、予定していた店名も変更した

  • LINE
  • はてな

ライター:濱 マモル

明日から元号が変わる。そんなまたとない歴史的な出来事に、多くの人々が興奮した。
例えば5月1日、時計の針が0時を指す瞬間にジャンプ。「平成から令和に切り替わる瞬間は地球上にいなかった」などと喜ぶハッピーな読者諸氏も少なからずいただろうが、そんな折、ひとつの情報を入手した。

記念すべき令和初日に、タイミングよく「令和元気食堂」なる食堂が、相鉄線和田町駅の相州そば跡地にオープン。
これはもしや、相州そばが新元号にあやかって店名と営業形態を変更したのか。はたまた、全くの別会社による運営なのか。早速、現地へ向かって調査した。

 

和田町駅は横浜国大の学生街として賑わう
 



相州そばとは別会社が運営



南口を降りて徒歩5秒。勢い余ってドアにぶつかる危険性を顧みなければ、走って3秒で辿り着ける場所に令和元気食堂はある。お店の前には、メニュー看板が鎮座していた。

 

ガード下にお店とメニュー看板がちらり
 

令和の文字がインパクト大
 

雨でも濡れずにメニューを吟味できる
 

店内は左右10席程度のカウンター席。相州そば時代のそれから、ややリニューアルされている。食券はなく注文時に会計するシステムだ。

 

 

座席数は少ないながらも、比較的ゆったりできそう
 

メニューが豊富な街の食堂。それが個人的な第一印象だが、食堂とそば屋さん、少々強引ではあるものの同じ和なテイストであり関連がないとは言い切れない。まずは、相州そばを運営するなかや商事との関係性を伺った。

 

シャイな店長さんは名前と顔出しNG。笑顔が素敵な良い人だ
 

「相州そばとは全く関係ないんですよ」

早くも1つの仮説が音を立てて崩れ落ちた。聞けば、なかや商事の撤退が決まった際、元々付き合いのある物件所有会社の相鉄から連絡をもらい、出店を決めたとのこと。それでも、やはりオープン日と店名は新元号にあやかっていた。

「ホントは4月オープン予定で、店名も違ったんですよ」

 

会話しながらも手際よく仕込みをこなす。ザ・料理人
 

当初予定していた店名ははぐらかされてしまったが、新元号決定を受けて諸々変更したことに関してはあっさりと告白。素人目ながらオープン日や店名は商売における重要ポイントなのではないかと考えていたが、そんな安易に決めてしまってよいものなのだろうか。

「5月1日で元号が変わりましたし、ちょうどいいかなって」

笑いながら話を続ける店長さん。そのゆるさに接するに付け、まぁそれもアリなのかなと思い始める自分がいた。ただ、新元号にあやかっているとなると、ひとつの疑問が沸く。令和からさらに元号に変わった場合、店名はどうするのだろうか。

「それまで営業を続けているか、分かりませんよ」

なるほど。男子たるもの、どっしりゆったり大きく構えているのが一番だ。