ありがとう片瀬江ノ島駅!2020年5月に「竜宮城」がパワーアップしてカムバック!
ココがキニナル!
片瀬江ノ島駅の竜宮城風の駅舎が1/19で閉鎖されるそうです。リニューアルするようですが、どんな感じになるのか気になります。(ハムエッグさん/soraさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2020年5月竣工を目指し、2019年2月より工事を開始。新たに「竜宮造り」という神社仏閣の技法を採用し、ホーム上の屋根、コンコースの拡幅、トイレをリニューアル予定!
ライター:はまれぽ編集部
2019年1月19日、小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」の駅舎が、リニューアルに向けて約90年の歴史に別れを告げる。
竜宮城のようなデザインが特徴的
片瀬江ノ島駅と言えば、何と言ってもこの「竜宮城」のようなデザインが特徴。訪れた者には非日常のワクワク感を提供し、地元の方には愛着のある街の駅として、1929(昭和4)年4月1日より歴史を刻んできた。
その歴史ある駅舎が、2019年2月より建て替えを含めた工事に着手するという。改良工事完了は2020年5月を予定している。筆者も近隣に住んでおり小田急江ノ島線を利用しているので、この知らせにはとても驚いた。
改札を出た左側の壁では片瀬江ノ島駅の歴史を紹介
江の島エリアは神奈川県内でも有数の観光地でもあり、国内外問わず多くの観光客が訪れる。1999(平成11)年には、特徴のある関東地方の鉄道駅を選定した「関東の駅100選」にも選ばれており、堂々たるその姿はいつ見ても息を飲む美しさだ。
日が落ちると、なお存在感が増す
今回の改良工事では、大きく4つの点が生まれ変わる。
1つは、外観のデザイン。
現在の竜宮城の雰囲気はそのままに、「竜宮造り」という神社仏閣の技法を採用。本格的な造りでデザイン性を向上するという。つまり、片瀬江ノ島駅が陸の竜宮城であることに変わりはなく、より快適にパワーアップして戻ってくるということだ!
改良工事後の片瀬江ノ島駅(画像はイメージ/小田急電鉄)
SNS上では、「親しみのある『竜宮城』がなくなるのは寂しい」「新しい『竜宮城』に生まれ変わるのが楽しみ」という声のほか、「90年も前にこのデザインを採用した小田急電鉄の先見の目はすごい」という見方も。確かに、昭和初期にこのデザインを現実にした小田急電鉄の熱意は計り知れない。
さらに、伝統技法を使った駅舎の屋根に加え、ホーム上の屋根も美しく快適になる。
現在の屋根
現在は薄い板状のスレート屋根を採用しているが、リニューアル後はテント膜屋根で自然光を取り入れるなど、耐久性に優れた屋根材を採用するそうだ。
改良工事後の片瀬江ノ島駅(画像はイメージ/小田急電鉄)
さらにコンコースが現在より約25パーセント拡幅。
夏の江の島や「ふじさわ江の島花火大会」に行ったことのある人ならお分かりかと思うが、イベント時の片瀬江ノ島駅は尋常でないほどの人が押し寄せる。
2018(平成30)年10月20日の花火大会の様子
花火大会などのイベント時には駅までの道のりで交通規制がかけられ、江ノ島大橋から片瀬江ノ島駅まで1~2時間ほどかかることもある(通常であれば5分ほどの道のり)。そういったイベント時にも利用者の流動がスムーズになることを期待したい。
そして利便性の肝でもある、トイレが全面リニューアルする。
男性トイレ、女性トイレともに個室数を増設するほか、現在1ヶ所の多目的トイレを男女トイレ内にそれぞれ設置。女性トイレにはパウダーコーナーも新設し、より機能的で快適な竜宮城へと変貌する予定だ。
現駅舎の姿を見られるのは1月24日まで!
改良工事にともなって、2019年1月25日の初電より改札口が約40メートル移動。現駅舎の改札を通れるのは、2019年1月24日の終電まで。
1月24日から使用する改札は、現駅舎の改札を出た右側に移動
そして明日、2019年1月19日の午前11時~午後2時には、片瀬江ノ島駅の駅前広場で「片瀬江ノ島駅お別れ会」を開催。「子どもなりきり駅長体験」や「片瀬こま(昔遊び)体験」、「みんなで踊ろう!江の島ヨット音頭」などで、笑顔で現駅舎とお別れするようだ。
お時間のある方は、ぜひ最後に現駅舎の姿を見届けてほしい
約90年間の歴史や思い出とともに、この先も愛される竜宮城に生まれ変わる日を心待ちにしている。約90年間、どうもありがとう!!
ー終わりー
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すかたんさん
2019年01月19日 22時39分
もともと仮駅舎だったのを今日まで維持してきた小田急には頭が下がります。新駅舎は願うなら仏教色よりも神道色を強調して欲しいです。それと、代々の駅長は今後、女の人にお願いするというのは無理でしょうか?