JFLで活躍中の社会人サッカーチーム「Y.S.C.C.」って、どんなチーム?
ココがキニナル!
なんかなにげに強い(関東一部リーグ優勝)でも、一般人には(あまり)知られていない「Y.S.C.C.」って、実際何処で試合とか練習は見られるの?どんな選手が活躍しているの?(yamaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
練習場所は神出鬼没、市内にある運動公園で見かけることがあるかも。試合が開催される場所と選手については、公式サイトやJFLのサイトを参照。
ライター:河野 哲弥
あいにくの悪天候でも、ハツラツと練習する選手たち
横浜カントリー&アスレティッククラブ、通称YC&ACについては、ちょうど先日掲載された記事があるので、参考にしてほしい。
その日の横浜は終日雨模様。夕方から海風も吹きはじめ、カメラを構える手がかじかむほどの寒さの中、いよいよ練習が開始された。
照明灯に照らし出される、雨の様子
キャプテンの服部大樹さん(左)と、選手兼任監督の鈴木陽平さん
貴重な時間の中、なんとか15分だけお話を伺うことができた。
まずは、2011年の快進撃の要因から聞いてみよう。服部さんは「経験から『初戦が大切』ということを学び、昨年は最初から全力で戦ったのが、結果に結びついたのではないか」と話してくれた。また、メンバーがここ2年ほとんど入れ替わっていないので、全員がこうした同じ気持ちを共有できているのも、大きな要因になっているそうだ。
「JFL」初参加で5位という状況については、「自分たちが得意としている攻めの試合が、JFLでも通用する」という手応えを感じているという。逆に、課題としては、「失点の多さ」なのだとか。第26節(9月22日)~第29節(10月14日)の4試合で16失点。そこで、ディフェンスを一層強化し、常に相手陣内でプレーすることを目指しているとのこと。
やがて、個々にウォーミングアップを始めた選手たち
また、今年9月に行われた天皇杯での横浜・F・マリノス戦については、「Jリーグのチームとガチで勝負ができて、純粋に楽しかった」と、率直な感想が聞けた。
試合は2-4で惜しくも敗れてしまったが、現在JFL得点ランキング同率1位(※)の辻正男選手が後半ロスタイムに意地のゴールを奪うなど善戦した。2人は、マリノスサポーター約3000人から送られたエールにも、感銘を受けたという。
※2012年10月25日第30節終了時点
続いて、基礎練習に入ったようだ
「JFL」の試合が行われる場所については、「Y.S.C.C.」および「JFL」の公式サイトで確認できる。練習場所については、この「YC&AC」のように毎週固定した施設で行うこともあれば、横浜市内の運動公園などを随時借りることもあるそうだ。
練習が行われる曜日は、原則として、火曜・水曜・金曜日の週3回。試合は土日祝日が中心で、たとえば日曜の試合が横浜に近い場所で行われるような場合、土曜日の練習が追加されることもある(アウェイの場合は、前日から現地入り)。もしかしたら、お近くの運動公園で、「Y.S.C.C.」の選手の姿を見かけることがあるかもしれない。
キーパーなど、ポジション別の練習も真剣そのもの
そんな選手たちだが、皆さん普通の社会人が多い。服部さんよれば、サラリーマンや、中には教員を務めているメンバーもいるらしい。ちなみに服部さんは、同法人の職員だ。メンバーの詳しい顔ぶれについては、こちらも「Y.S.C.C.」の公式サイトを参照のこと。
ファンとの交流について
どうやらインタビュー終了の時間が迫ってきたようだ。そこで最後に、どうやったら「Y.S.C.C.」の選手たちと交流ができるのかを聞いてみた。
服部さんらは、試合後に必ず「ファンのお見送り」を心がけているのだとか。ユニフォーム姿のまま、観戦に訪れてくれたサポーターを、試合会場の出口で待っているそうだ。「どんなことでも気軽に話してください」と、服部さんは話していた。
チーム別に分かれたパス回しなど、練習は、次第に高度な内容に
また、「Y.S.C.C.」のプレーの見どころについて服部さんは、「攻撃的な守備を敷いて、高い位置(相手陣内)でボールを奪い、攻守を切り替えていくところ」だと話す。自陣に押し込まれているようなときは、本来の調子ではないらしい。
重要なキーポイントでも気さくに話してくれる服部さん、そこには強さによる自信のようなものすらうかがえた。
11月4日(日)にJFL第32節、ソニー仙台FCとの試合が相模原麻溝公園競技場で行われる(※第31節は試合なし)。皆さんも、機会があったら観戦に行ってみてはいかがだろうか。「お見送り」などを利用して、地元で頑張る選手たちに、ぜひ声援を送ってほしい。
―終わり―
NPO法人横浜スポーツ&カルチャークラブ
http://www.yscc1986.net/
日本フットボールリーグ オフィシャルWebサイト
http://www.jfl.or.jp/
ホトリコさん
2014年06月05日 12時54分
初志貫徹。1986…チーム名にしるされたそれは、横浜中区スポーツ少年団が企業支援を受けて全日空のチームになるか、今までどおり市民チームを続けるかの分かれ目だったそうです。今になってみれば、彼等は既にフリューゲルスの運命を予言していたのかもしれない。今はJ3で頑張っているので、もう一度取材してくれたら幸いです。
ken1eagleさん
2012年10月27日 08時28分
その高い『志』に、泣けるフットボールクラブです。本牧の産んだ最高傑作、エースFW辻正男を是非スタジアムで観るべし!
山下公園のカモメさん
2012年10月26日 18時32分
天皇杯ではいい場面も何度かありました。Jに上がって横浜ダービーしましょう。