占い世界大会金賞の店って?
ココがキニナル!
京急川崎駅の6、7番線ホームに「占い世界大会金賞の店」という広告があり、気になります。占いに世界大会があるというのが興味深いです。ぜひ調査をお願いします(poipoiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2012年に開催された中国政府公認の占い世界大会「西安周易世界大会」で最高金賞を受賞した大会唯一の日本人・高橋伸齋(しんさい)氏の店だった。
ライター:細野 誠治
占い世界大会について聞く
「去年だったんですが、ある日突然、中国で行われる占い大会(正式名称は『西安周易(しゅうえき)世界大会』主催者の代理人(日本人)が私のところに訪ねてきたんですよ」
何でも、氏の評判を聞きつけた主催者の代理人が「大会への出場」を打診してきたのだという。
「いきなりのことで、怖かったですねぇ・・・」と高橋氏。
確かに怖いと思う。というか、なに、その漫画みたいな展開・・・。
開催地は中国の西安。大会は中国政府が初めて公に認証した、占いの世界大会だそうで、出場者はアジアを中心に各国400名の占い師が参加したという。記念すべき第1回大会というわけだ。(国家がスピリチュアルなことにお墨付きを与えるとは驚き)
参加者の面々。赤丸上部に高橋氏が写る
ちなみに高橋氏、「本当なのか?」と完全には信じきれず、大会直前に現地に出向き視察を行ったそうだ。
そしていよいよ大会が開催。 西安に降り立った氏は、他の選手(占い師?)同様、手厚い歓待を受ける(移動には中国公安警察がSPとして張りついていたという)。
さて、キニナル審査内容はというと…
うなる筮竹(ぜいちく)っ!! 飛び交うタロットカードッ!!!
・・・というバトル展開ではなく、まずは占いの方法論などを記した論文を提出するところから始まったそうだ(中国語が分からないため、高橋氏の論文は代理人が翻訳をした)。
その後に審査員(?)を実際に占う「実地」が行われたという。
大会当日。実地(易占)を行う高橋氏(画像提供:占い館MOON)
ここで占い師である高橋氏の実力が存分に発揮される。まさに面目躍如。
実際に占い、通訳越しに対象者に診断結果を伝えると、みるみる相手の表情が変わっていったという。
「面白かったですねぇ。始めは否定的だった相手の顏が、しゃべるうちに、どんどん引きつっていって・・・」
占いが公には認められない、黙認状態の中国で、政府関係者と思えるその審査員は、さぞや怖かったんじゃなかろうか???
競技(?)を終え、中国観光も満喫した3泊4日の行程最終日、ついに高橋氏は出場者400名の頂点、6名が選出された最高金賞の栄誉を与えられる。
授賞式の様子。左から4番目が高橋氏(画像提供:占い館MOON)
大会で使用したライセンス証(画像提供:占い館 MOON)
店の壁面を飾る、中国政府より贈られた賞状と金賞の楯
受賞によって氏の周りに変化はあったのだろうか?
「うーん、特には感じないかな・・・」と高橋氏。
日に訪れる客は、多いと15名ほど。筆者が占ってもらった時間から考えると、ほぼ1日中“占いっぱなし”状態。 常連さんも多いそうだ。いきなり中国から招聘されるあたり、元々評判が高いのだ。
そしてお弟子さんも多い。現在、11名の占い師がMOONには在籍している。
取材日にいらした、お弟子さんの霜月彩華(しもつき あやか)さん。
易占・手相・気学(運勢・相性・方位)を担当
取材を終えて
高橋氏については「好きなことをするべく、その道に、がむしゃらに進んだ人」なんだな、と思った一。
この世には「人」しかいない。その「人」が大好きで、人それぞれが抱えている「何か」を「共有したい」とは、コミュニケーションの最たるものだろう。その中でも占いは、最古の手段なんじゃなかろうか・・・。
・・・なんて占い師でもないのに、人を見てみる筆者
それにしても冒頭、ずばりと性格診断で語られた言葉には本当にビックリした。 不思議だ・・・。
そして、迷ったり誰かに話を聞いて欲しいとき、頼るならやっぱり「人が好き」な人を選ぶのがいいかな、とも思った。
もう少し氏と話したいと考えている自分がいる、そんな取材でした。
「川崎の父」こと高橋氏
―終わり―
占いの館 MOON
所在地/川崎市川崎区本町7 川崎モアーズ4F(※エレベーターを降りて正面)
電話/044-200-4657
営業時間/10:00~20:30(※最終受付20:00) 年中無休
みどりがすきさん
2013年09月16日 13時17分
中国にはこんなぺてん師の大会が多いですよ、全員は優勝を貰えます、優勝内容は参加料金次第です。
poipoiさん
2013年08月26日 10時13分
私の他にも気になっている方がいたと思います。取材していただきありがとうございました。