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横浜の個性的なスープのラーメン店って?

ココがキニナル!

鶏スープの鶏喰、海老スープの海老秀など、横浜には色んなスープのラーメン屋がありますが、他にも個性的なラーメンはある?/ラーメン246亭の三輪オートが気になる(Aloha.Rickyさん/ポスポスさん)

はまれぽ調査結果!

海老の風味が広がる関内「海老秀(えびひで)」。コーヒーラーメンで魅了する青葉台「246亭」。奇をてらったわけではなく真摯に美味しさを追求する

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ライター:山口 愛愛

コーヒーとラーメンの未知との遭遇



さて、横浜で珍しいエビラーメンの後は、全国でも珍しいラーメンを提供する店に行ってみよう。その名も「コーヒーラーメン」!

コーヒーもラーメンも好きだが融合できるなんて、なんだか信じられない。さっそく、田園都市線、青葉台駅から徒歩13分ほどの「246亭(によんろくてい)」に潜入。

 

店の壁には昭和らしいポストや牛乳受け箱も

 
「創業昭和八十八年」の看板とレトロな佇まいが郷愁を誘う外観。中に踏み入るとさらにワクワク。昭和30年代にタイムスリップしたようだ。

 

オブジェを見ているだけで飽きない

 
個性的な店内に期待が高まる。オーナーの島村清弘(しまむら・きよひろ)さんに話を伺う。

開業は2012(平成24)年。元々会社員だったが、達成できるはずがないノルマや上司のパワハラなどの問題を抱え、自分の残りの生き方を見つめ直すと導かれるように転機が訪れたという。

 

「お客さんに喜んでもらうことが仕事」と島村さん

 
島村さんは趣味でバイクレースに出場していたが、サーキットの食堂が閉鎖になり、縁があって島村さんに声がかかった。そのイベントのときに提供するようになったラーメンを喜んでもらえたことが、店を始める自信になったそうだ。

モノづくりが好きで料理にも興味があった島村さんはラーメン店で働く経験もないまま、独学で美味しいラーメンを追求し、開業。

 

内装も自分で手掛けた

 
キニナル内装について伺うと、「ここは昭和30年後半に東急が開発して栄え、人が集まった街。青葉台は日本一高齢の街といわれ、住人の方たちに、昭和を懐かしんでもらいたいんです。食事の空間も含めて味ができると思うんですよね」と島村さん。

投稿にあったオート三輪は、「昭和がモチーフなので、移動手段にも使えば宣伝になる」と島村さんが通勤に使っていた。今は残念ながらメンテナンス中とのこと。

 

桜とともにオート三輪の記念写真

 
内装や変わったメニューのインパクト勝負だけでなく、味で真剣勝負していた。この店の主力メニューは鶏白湯(とりぱいたん)ラーメンの「殿(750円)」。

「横浜はとんこつしょうゆラーメンが多く、味が濃いんですよね。とんこつを凌駕(りょうが)できるものを探して作っていったら鶏白湯にいきついたんですよ」と話し、「でも、それまでは鶏白湯をラーメン屋で食べたこともなかった」と淡々と語る。

 

テーブルメニューはなく券売機制

 
出汁には秋田から直送している比内(ひない)地鶏を使用。なんとガラは使わず身だけで出汁を取っているという。比内地鶏の独特な香りと風味は、ほかにないと話す。

では、まず鶏白湯ラーメンの「殿」からいただこう。

 

肩ロースの大きなチャーシューも特徴がある

 
とろみのある白湯スープは鶏出汁のコクが強い。鶏の風味が損なわれないように、脂は一切使用していないが、深みがあり驚く。臭みを感じず、ふんわりとショウガの香りが立つスープだけでも一品になりそうだ。

炭火で焼き、締めにバーナーであぶったチャーシューは、薄い味付けで、噛みしめると肉本来のふくよかな旨みが出てくる。

 

ひとつ、ひとつ丁寧に

 
「ごはんにかけると美味しいよ」と島村さん。246亭では、食べられる分だけのごはんを無料サービスしている。

 

スープをかけると濃厚なシチューのよう。紅ショウガを入れるのもツウ

 
さて、さらに個性的なスープを求め、本題のコーヒーラーメンへ。なぜ、コーヒーを使おうと思ったのか?

「食事に行ったときに飲んだコーヒーが美味しく、旨み成分があるんじゃないかと思っちゃったんですよね(笑)」と島村さん。

カツオ出汁などとコーヒーを合わせ店内で試作し、意外と美味しい! と思っているところへ、偶然コーヒーに詳しい方が入ってきて食べてもらったという。コーヒーラーメンに合う豆を選んでほしいとお願いして、今でも豆を仕入れてもらっている。

 

厳選した世界の豆を用意

 
この店の醍醐味のひとつに週替わりのラーメンがある。毎週、週初めにYouTubeで予告動画を流し、常連客を楽しませている。

 

「牡蠣と牛スジそば」など驚きの週替わりメニューがそろう

 
その週替わりラーメンでコーヒーラーメンを出したところ、好評で2015(平成27)年10月に正式にメニューに加わったのだ。

コーヒーラーメンは800円で券売機で買えるが、2016年からは、「コーヒージャーニー」という企画を始めた。500円でパスポートをつくると、世界のコーヒー豆を使ったラーメンを毎月2種類から選べるというもの。コンプリートしたお客さんにはコーヒー豆のプレゼントが待っている。

エチオピア、コロンビア、ペルーなどコーヒーで世界を旅するロマンあふれた企画だ。
「コーヒーを飲むよりも、ラーメンスープにした方が豆の違いが分かり、楽しめますよ」とのこと。この企画は2016年の12月までだが、来年はブレンドコーヒーも視野に入れ、スタンプカード制にしていく予定だ。

 

写真入りのパスポートを持つと心躍る


豆の産地のビザ印鑑が押される楽しい世界旅行

 


それでは、いよいよ、コーヒーラーメンの実食



この日はグアマテラ共和国の豆でつくるコーヒーラーメン。この豆は、苦み、渋み、甘味、酸味のバランスが良く、初めての人は食べやすいとのことだ。

 

国や豆の説明が書かれたランチョンマットを敷き、ドキドキしながら待つ


待っている間、使用している豆のコーヒーが出される


とてもラーメンを作っているように見えない


コーヒー、いやラーメンを作る所作を見ているのもおもしろい

 
さぁ、運ばれてきた。はじめまして。コーヒーラーメン。れんげでスープを口元へ。

 

これが、「コーヒーラーメン(800円)」!

 
あれ? 美味しい! ラーメンと一緒にすする。
あれ? 美味しい!!

 

衝撃的! 美味しい! と小島

 
あれ? といっては失礼なのだが、手順を見ている限りコーヒーの美味しさと麺は別物になるようにも思えたが、いぶかしいコーヒの尖りのない苦みと麺がよくまとまっている。ほんのりとカツオのようなたまりしょうゆのような風味が漂うが、とにかくスープはコーヒーなのだ。

 

「豆の味わいを楽しむのにトッピングはいらない」

 
「コーヒー自体にカロリーはほぼないし、利尿作用もあるといわれているから、二日酔い防止も期待できて、呑んだ後にもおすすめの健康的なラーメンです」と島村さん。なるほど。

「コーヒーはスパイスなんですよ」といいながら、こがしネギを乗せたご飯を用意してくれた。そこにコーヒースープをかける。

 

香ばしいお茶漬けのようなおじやのような

 
コーヒースープをかけると、焙煎されたもの同士が調和され、奥深い味わいに。言われなければコーヒースープだと分からないかもしれない。

ほかに、「ブラッキー(600円、ミニ400円)」という、コーヒーを使った人気の黒い豚の生姜焼き丼も提供している。コーヒーと書くと先入観でとたんに出なくなるそうで、コーヒーと知らずに食べている人も多いという。

 

こちらは試食用、ビター感が出てクセになる味わい!

 
不思議と肉の脂っこさがさっぱりとする。コーヒーを使った自家製ブラウンマヨネーズとあえるとコクが出るが、後味はさっぱり。
 


コーヒーのブラウンマヨネーズ

 
コーヒーはスパイスという言葉に納得! ちなみにブラウンマヨネーズは1瓶500円で販売している。

コーヒーを使った料理はヤミツキになる味わいだった。コーヒーラーメンは一発芸のインパクトで勝負しているのではなく、豆の旨みを生かした本格料理だった。コーヒー豆の可能性を追求する島村さんのコーヒージャーニーは続く。



取材を終えて



どこにもない味だから集客できる、というわけではなく、どちらの店もお客さんを喜ばせるもてなしの心があるからこそだと感じた。

島村さんに聞くと、コーヒーラーメンは、東京都内にもあるそうだがアイスやフルーツが乗ったそばで見た目にもインパクトがあり楽しみに来店する人が多い反面、残してしまう人もそれなりにいるようだ。

真逆をいく、トッピングのないコーヒーラーメン。最後まですすりたくなる、職人の神髄を味わってみてほしい。


―終わり―
 

取材協力
初代 海老秀 関内桜通り店
住所/横浜市中区住吉町3-28 住吉町新井ビル1階
電話/045-681-7072
営業時間/[月~金]11:00~00:00(L.O. 23:45)
[土・日・祝]11:00~16:00 (L.O. 15:45)
定休日/無休

ラーメン246亭
住所/横浜市青葉区桜台26-3 サンライズ桜台1階
電話/045-515-0980
営業時間/11:30~20:00
定休日/月曜

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  • すみません!取り上げられていたこと、今気がつきました

  • 海老秀さんは通り掛かる度に気になっていました。麺が少なめと見て、試してみようと思います(ラーメン好きですが、完食できないことが多く、残してしまう結果となり…足が遠のいていました)。 文中に「いぶかしい」という表現がありましたが、何が怪しいのか私も訝しんでおります。

  • 海老秀は、スープは美味しいんですけどなにせ麺の量が少ないんですよね~、ラーメンもつけ麺も。だから、いつも食べ終わったあと物足りなさを感じてしまいます。もちろん大盛にすればいいんでしょうけど、普通盛ももうちょっと頑張ってほしいな。

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