相鉄星川駅~天王町駅、全線高架化記念「星天レールウォーク」で線路を歩いてみた!
ココがキニナル!
横浜最後のフロンティア?相鉄星川駅と天王町駅間の高架化が完成。「星天レールウォークイベント」を開催するそうです。旧線路を歩けるようですが抽選制で外れた場合に備えてレポお願いします(たこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
これまで相鉄で使われていた約300メートルの線路を歩いてみると、想像以上に歩きにくい。敷き詰められた石は電車の衝撃吸収のクッションとして役立ち、参加者は感触を楽しんでいた。
ライター:若林健矢
そうにゃんも登場!
レールウォークの最終地点付近まで来ると、信号機やレールの展示、相鉄電車やマスコットキャラクター「そうにゃん」のグッズ販売コーナーがあった。そして・・・なんと「そうにゃん」がレールウォークの会場に登場!駅員さながらにビシッと敬礼したり、子どもたちと触れ合ったり、実に可愛い。もちろん大人気だ。
参加者の前でビシッと敬礼!
そうにゃんも子どもたちも、とっても楽しそう!
レールウォークを満喫した後、そうにゃんとのひと時を楽しんでいたご家族にお話を聞いてみた。相鉄沿線の瀬谷から来場した小田さん一家は、お父さんが相鉄線で通勤中に、駅の掲示やホームページでイベントのことを知り、家族そろって参加したとのこと。娘さんはグッズを集める熱烈なそうにゃんファンらしく、そうにゃんと触れ合えてとても嬉しそうだ。お父さんは「もっとゆっくり見たかったですね。面白かったけど、もっと時間がほしかった」と話してくれた。
参加賞のそうにゃん手袋をはめてガッツポーズ!
イベントに参加できる時間は1時間のため、レールウオークへの同行はこれで終わり。それでも短い時間の中で、多くの展示に感心したり、新たな発見が詰まっていて、本当に充実していた。そしてあっという間だった。
11月24日の始発から完全高架化!直前の様子も凄かった
「星天レールウォークイベント」は12月8日の開催だったが、相鉄本線の天王町駅~星川駅間の完全高架化は11月23日(金)から24日(土)の間にかけて行われた。
23日の最終電車が星川駅上りホームを発車した後、大勢の作業員さんが、地上ホームのレールや電車線を撤去し、完成間近の新ホームへと移行したのだ。
地上ホームの最終電車は11000系だった。正面のそうにゃん、かわいい!(提供:相模鉄道)
始発電車に間に合うよう大人数で切り替え工事が行われた(提供:相模鉄道)
新線と従来の線路が繋がったら、そこに試運転列車を走らせ、異常が無いか最終確認。
試運転電車とホームの隙間が正常か念入りに確認! (提供:相模鉄道)
そして無事に準備が整い、始発と同時に新しいホームで乗客を迎えられたのだ。
新しいホームに入る始発の新型車両20000系(提供:相模鉄道)
イベントの帰りに新しい上り線ホームを観察してみた。まだまだ完成したばかりで、とてもきれい。
昼の星川駅。とてもよく整備されている
星川駅から和田町駅に向かって2つ目の「星川2号踏切」は、ピーク時に車の渋滞の列が380メートルもあったこともあるという。この星川2号踏切をはじめ、高架区間内にあった全ての踏切が撤去され、道路の混雑がなくなり、スムーズな車の走行が見込まれている。
星川2号踏切。高架化前はいつも大変な渋滞を生んでいた
廃線した線路の今後
高架化工事は完了したが、これから先は今まで使われていた線路や踏切を完全に撤去する工事がある。高架化事業そのものはまだ続いているのだ。では今後線路などを撤去した後の敷地はどう変化していくのだろう?
相鉄グループ広報によると、これからは横浜市によって周辺道路の整備が進められるとのこと。2021年までには線路跡も整備され、駐輪場などに再利用される予定があるそうだ。また、相鉄グループは星川駅前後の高架下に新たな商業施設などを建設することを検討している。
ということは、高架化完成で終わりではなく、星川駅を中心に、これからも地域がどんどんにぎわっていくような計画がたてられているのだ。
どんな街が変わっていくのだろう。これからも相鉄線沿線から目が離せない!
新しいホームから横浜方面へ向かう車両
取材を終えて
レールウォークイベントを取材して分かったことは、電車にとって走りやすい線路は、人間には走りづらい・・・いや歩きにくいということだ。
天王町駅~星川駅間の高架化を皮切りに、これからどんどん変わっていく相鉄線が楽しみだ。
ー終わりー
取材協力・画像提供
相鉄ビジネスサービス株式会社(相鉄グループ)
たこさん
2018年12月20日 19時53分
取材ありがとうございました。私も当選したのですが仕事のため参加できずでした。結果として取材をお願いして良かったです。そうにゃん手袋羨ましすぎます。