【参院選2016】第24回参議院議員選挙。当落結果と所信をレポート!
ココがキニナル!
7月10日(日)に投開票が行われた第24回参議院議員選挙。神奈川県選挙区の各候補者の所信をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
与党4分の3議席
2016(平成28)年7月10日(日)、第24回参議院議員選挙の投開票が行われた。神奈川県選挙区の投票率は55.46%で、前回2013(平成25)年の参院選に比べて0.99ポイント増えた。
神奈川県選挙管理委員会によると、公示前日に当たる2016(平成28)年6月21日(火)時点での選挙人名簿登録者数(=有権者数)は758万9282人で、2013(平成25)年7月の参院選に比べ、19万8635人増加。うち、横浜市の有権者は308万8219人だった。
神奈川県民760万人の判断は?
消費増税の先送りによる社会保障政策の財源確保やエネルギー問題、安全保障関連法案など、さまざまな争点がある中で、安倍晋三(あべ・しんぞう)首相が自らの推し進める経済政策「アベノミクス」の是非を掲げた今回の選挙。12人が立候補した神奈川県選挙区では自民党推薦候補を含め、4議席中3議席を与党が獲得した。
このうち、真っ先に当選が確実となったのは自民党から出馬した、三原じゅん子氏。投票が締め切られた午後8時から2分ほどでテレビニュースが「当選確実」を伝えると、横浜市内の事務所に駆け付けた100人近い支持者からも大きな歓声が上がった。
「当選確実」の一報に喜ぶ支持者
午後8時5分過ぎに事務所に姿を見せた三原氏は深々と一礼。
支援者らに頭を下げる三原氏
三原氏は自民党県支部連合会の小此木八郎(おこのぎ・はちろう)選挙対策本部長や祝福に駆け付けた林文子(はやし・ふみこ)横浜市長らを前に「皆様のおかげ」と、声をからしながら感謝の言葉を述べた。
事務所に駆け付けた林市長(右)
支援者らとバンザイする三原氏(写真中)
壇上に立った三原氏は「2期目の責任は大きくなる。神奈川のため、日本のために精一杯、活動していく」と支持者の前で力強く誓った。
三原氏はその後の会見で「今まで6年間取り組んできた子育てや社会保障対策を行い、女性が活躍できる社会を目指す」と2期目の抱負を語った。
終始訴えてきた「女性が活躍できる社会」の実現を目指すと三原氏
一方、野党では唯一、午後10時45分過ぎに民進党から立候補した真山勇一(まやま・ゆういち)氏に当確の情報が届いた。
両手を高くつき上げたバンザイをする真山氏
元民放のキャスターという抜群の知名度をもってしても苦戦を強いられた真山氏は「(当確は)信じられない。すべては仲間や市民の応援あってのこと。これからは市民一人ひとりのために尽力する」と、詰めかけた約60人の支持者の前で話した。
真山氏はキャスター時代の経験をもとに「安倍政権は国民を見ずに暴走している。日本は戦争の道へ向かってはならない」と安保法案改正について議論することを約束。
支持者を前に安保改正を訴える真山氏
また、エネルギー問題について「50年、100年先を見据え、原発を廃止しなければならない」と主張。今回のから18歳に引き下げられた選挙権については「若いうちから政治に興味を持ってもらうことを伝えたかった」と述べた。
取材を終えて
今回の参院選の結果で、与党が憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を獲得するのがほぼ確実となった。
安倍首相は三原氏の応援演説で「道半ばのアベノミクスの是非を問う選挙」と位置付け、安保関連法を含む憲法改正には深く言及してこなかった。
国民の信を得た形となった今後の政権運営や新議員について、市民はどう思い、何を望むのだろうか。はまれぽでは、近く市民の声を拾い、皆様にお届けする予定だ。
―終わり―
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chidori ashiさん
2016年07月12日 07時46分
当選した当初の表情は笑顔を撮ってあげた。選挙活動中は、疲れや焦りの表情も撮っている。各事務所に納品に行くが、気さくに声をかけてくれる議員は少ない。やはり秘書や事務員さんの気配りが大事と思う。
マッサンさん
2016年07月12日 00時09分
当せんしたからと満面の笑顔は分からなくもない。けれど当せんした議員の中に一人ぐらい笑顔を見せずに真顔で頑張ります!これからがスタートです!ぐらいの議員がいてもいいのでは?と思う。日本社会は経済の低迷、子育て、介護問題、貧困格差、非正規労働者の増加など、まさに待った無しの状況下にある。国会議員の年間歳費(報酬)が二千数百万円といわれ、諸手当制度で優遇されている現状。これだけの歳費を得るのだから国会議員は国民の痛みに常に寄り添っていただきたい。と願うばかりだ。当せんしたからと笑っている場合ではない。
kamekameさん
2016年07月11日 20時54分
昨今の選挙は投票が終了した直後の8時ちょうどに予想がでて、ほぼその通りになる。あらかじめシナリオが決められていて、マスコミがその通りに報道してるだけでは・・・と疑いたくなるほど不自然だ。投票所に行っても出口調査にお目にかかったことがない。選挙期間中、自民や公明の選挙カーをただの1度もお目にかかったことがない。自分の1票が確実にカウントされて当落に確実に反映されているのか、それをまず知りたい。