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ムズムズする季節が到来? 横浜市の今年の花粉飛散状況は?

ココがキニナル!

本格的な花粉症のシーズン到来といった感じだけど、横浜市内の花粉の飛散状況は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

2月8日からスギ花粉の飛散が確認された。少なかった昨年に比べると1.5~2倍の飛散量だが、過去10年でみると例年並み。対策グッズも充実

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ライター:はまれぽ編集部

昨年の2倍!?



今年もこの季節がやってきた。といっても「待ちに待った」というわけではなく「できれば来ないでほしい」という、あの季節。
鼻がムズムズ、目がシバシバ・・・。そう、花粉症の季節だ。
 


この写真を見るだけでもムズムズ・・(フリー素材より)
 

はまれぽが2015(平成27)2月15日(日)から行った「花粉症ですか?」というアンケートでも、26日(木)午後4時時点で735票中「全く平気」なのは全体の32%。程度の差こそあれ、実に7割近い人が花粉症に悩んでいることが分かった。
 


「怪しいかな・・・」を含めると70%近くが花粉症?
 

都道府県別の花粉飛散量を計測している日本気象協会によると、横浜市を含む神奈川県では2月8日(日)にスギ花粉の飛散が確認された。同協会によると、2015(平成27)年は飛散量が少なかった2014(平成26)年に比べると150~200%の予測となっている。
 


昨年の2倍!?(日本気象協会ホームページより)
 

横浜市を含む関東地方では今後、3月上旬から中旬にかけてスギ花粉、4月中旬にヒノキの花粉が飛散のピークを迎える。

花粉の飛散量は気温が高いほど多くなるが、同協会は3月の気温は平年並み、4月は平年並みかやや低いと予想。このため、飛散量も2005(平成17)年から2014年までの過去10年の平均に比べ90~110%と平年並みと予測している。
 


昨年より多いものの例年並み(日本気象協会ホームページより)
 

横浜市内の花粉飛散状況は、横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンターの「粉塵・花粉・気象ネットワーク」が測定している。それによると、気象条件によって異なるが、海側(鶴見区、神奈川区、中区、西区、磯子区、金沢区)に比べると、内陸部(青葉区、緑区、瀬谷区、泉区)の方が飛散量は多いようだ。



花粉症の対策は?



そもそも「花粉症」とは、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応。くしゃみや鼻水、涙などで花粉を外に洗い出そうとするために、あのムズムズ、シバシバという症状になるという。
 


身体がアレルギーを追い出そうとした結果(フリー素材より)
 

では、予防のためにできることはないか。横浜市衛生研究所感染症・疫学情報課に聞いた。
 


横浜市衛生研究所
 

同課によると鼻にはマスク、目には眼鏡が有効だという。マスクをすることで吸い込む花粉の量は6分の1から3分の1程度、眼鏡で3分の1から半分ほどまで体内に入ってくる花粉の量を抑えることができるのだという。

また、同課では外出から戻った際の手洗いとうがいの徹底を呼び掛けているほか、洗濯物や布団の室内干しも推奨している。
 


手洗い・うがいは予防の基本(フリー素材より)
 



対策グッズも充実!



悩まされる人が多い症状だけに、花粉症対策グッズというのも充実しているようだ。どんなグッズが人気があるかを東急ハンズ横浜店で聞いた。

同店では2月10日ごろから特設コーナーを設置し、約170アイテムを扱っている。
 


さまざまなグッズが並ぶ特設コーナー
 

売り場担当の田沢真智子さんによると、マスクや眼鏡といった定番をはじめ、特に女性には花粉ガードとスキンケアを両立できるミストスプレーが人気の傾向だという。
 


眼鏡の上からかける「オングラスタイプ(右上段、1886円)」の眼鏡や
 

ダチョウの卵から抽出した抗体を使ったマスク(427円)
 

カラーバリエーション豊富なスポーツ用マスク(980円)
 

マスクがずれないよう鼻部分で止める「マスクっと!(600円)」
 

女性に人気の「スキンバリアミスト(1300円)」※価格はいずれも税抜き
 



取材を終えて



筆者は幸いにしてこれまで花粉症の症状が出たことはないが、周辺で苦しんでいる人を見ると、本当に大変そうだと思う。
 


とある日の編集部・宮城
 

横浜市衛生研究所によると、花粉症の症状がひどくなってから治療を受けるよりは、花粉が飛散し始める2週間以上前から予防薬を服薬し続けることで、軽い症状ですむ可能性があるという。

「今年は手遅れ」と思わず、悩み続けるよりは、医療機関に早めに受診して、きちんと診断・治療を受けることで重症化を防いでほしい


―終わり―
 

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