音楽が聞こえない野毛の「音楽通り」、音楽との関係性は?
ココがキニナル!
桜木町にある「音楽通り」は、音楽とどんな関係があるんですか?(山葵さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「音楽通り」は音楽堂で公演した人々が、帰り道に歌を歌い、その歌声が響く通りという理由で名付けられた愛称であり、音楽とは切れない関係があった!
ライター:吉川 ゆこ
JR桜木町駅から地下道・野毛ちかみちを通り、南一番出口から地上に上がってすぐ。
野毛大通りを横道にそれると「音楽通り」と名づけられた細い通りがある。
街灯には「音楽通り」と標識もついているけれど、音楽があふれてない…いや、何の変哲もない通りだ。
どうしてこの通りが「音楽通り」と名づけられたのかキニナル!
あまり目立たない標識で残念
特に音楽が聞こえてくるなどの特徴はない
音楽堂と「音楽通り」
野毛大通りを背に300mほど歩みを進めると紅葉坂に合流する。「音楽通り」はここまで。
そして少々急な紅葉坂をのぼっていくと1954年に誕生した音楽専用ホール・神奈川県立音楽堂が見えてくる。
公的施設でありながらここまで本格的なホールの開館は当時珍しかったそうだ。
音楽つながりで、ここに手掛かりがあるかもしれない。
伺った日はNHK全国学校音楽コンクールが開催され、子どもたちの美しい合唱が聞こえてきた
ホール内の壁面が木で造られていることから“木のホール”と呼ばれている
音楽堂は音響の素晴らしさが海外からも高く評価され、アマチュアだけでなく、プロの演奏家にも広く利用されている。
そんな市の宝ともいえる音楽堂で貴重な資料を見せていただいた。
音楽堂の開館50周年(2004年)を記念して期間限定で発行されていた「音楽堂かわらばん」。そこには、こう記されていた!
公演終了後の人々が、興奮さめやらぬまま、みちみち交わす歌声が響く通りとなった
ことから自然発生的に呼ばれるようになったとか。(2003年4月1日 創刊号より)
やはり音楽堂と「音楽通り」は関係があったのだ!
最初は愛称だったけれど、横浜市が市民から募集した「愛称道路」事業で1976年に認定 。
当時のことを知りたい。もう一度、「音楽通り」に急行だ!
当時のことを知りたい。もう一度、調査によって判明した驚くべき事実とは?! ≫