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宮川町と福富町で1000ベロはしご酒。ほぼ300円、酒屋さん直営、角打ち、〆ラーメンを堪能!

宮川町と福富町で1000ベロはしご酒。ほぼ300円、酒屋さん直営、角打ち、〆ラーメンを堪能!

ココがキニナル!

宮川町~福富町で1000ベロしてから〆のラーメンを食べたい! 知る人ぞ知る穴場のお店をはしごしました。(はまれぽ編集部のキニナル)

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ライター:はまれぽ編集部

以前、桜木町のぴおシティで平日の昼間から飲める店を紹介したが、今回は宮川町と福富町の“知る人ぞ知るお店”をはしごすることに。
ゆるっと1000ベロして、最後は野毛の街にやってきたニューカマーの〆ラーメンをご紹介します!
 
 
ほぼ300円の立ち呑み居酒屋「きよ」
 
まず訪れたのは、中区宮川町2丁目にある立ち呑み居酒屋「きよ」。

京急日ノ出町駅から徒歩4分

 


宮川町で20年近く営業している「きよ」


全品300円の文字が眩しい!

 
良い感じに色褪せた外観は、「きよ」がこの地に根付いていることを証明しているようなもの。野毛エリアからは少々離れているので、地元の人がフラッと立ち寄るような雰囲気がある。
 


店内は20人入れば満員になりそうな広さ


おつまみは全品300円(税込み/以下同)


マスター手作りの料理がお皿の中から「うまいぞ~」と呼びかける

 
外観から想像していたよりもずっと家庭的で正統派な料理を前に、どれを選ぶか迷ってしまう。取材時は8月末だったので、その時に旬を迎えていた「やりいか煮付」と「谷中生姜」を注文した。
 


ヤリイカの艶っぽさが食欲をかきたてる


レモンサワー(300円)と一緒にいただきました!

 
レモン果汁がしっかりと効いたレモンサワーで喉を潤してから、やりいか煮付を一気に頬張る。産卵期のヤリイカだったので、外側のプリッとした歯応えと卵のプチプチ感に幸せが止まらない。

一口食べれば、マスターが丁寧なお仕事をしているのが分かる。「なるべく旬の食材を使って作っているよ」と笑うマスターの笑顔もこの店が長く愛される理由だろう。
 


あまじょっぱくてお酒が進む絶妙な味付け。とっても美味しかった~

 
テレビでは消費税増税についてのニュースが流れており、「世知辛いね」「やってらんないよなぁ」なんて会話が飛び交う。重苦しい空気ではなく、程よい哀愁が疲れた体に心地よい。

後から入ってきた常連さんは、「ここはおっさんの憩いの場だよ。平日も早い時間からやってるから、フラッと足が向いちゃうんだよね」と、ウーロンハイ濃いめをおかわりしていた。
 


お酒はだいたい300円

 
店内の壁には馬券購入用のマークカードがぶら下げられており、土日は競馬へ来るお客さんのために昼間から営業している。平日は午後5時から午後9時ごろまでの営業なので、少し早めに仕事が終われば一軒目に立ち寄れそうだ。

しょっぱなから美味しい料理をいただいたので、レモンサワー1杯で気分は上々。「きよ」では900円を支払って、次のお店へと向かう。
 


宮川橋を渡って福富町へ参ります!

 
 
酒屋さん直営の立ち飲み酒場「たなぼた」
 
「きよ」から徒歩2分、宮川橋を渡ったすぐにある酒屋さん「浜屋福富店」のお隣「たなぼた」へ到着。

宮川橋を渡ってすぐ
 


創業50年余りの「浜屋福富店」が直営する立ち飲み酒場

 
なんとなくお好み焼き屋さんっぽい雰囲気のお店。
 


カウンターだけのこじんまりとしたお店、ではなく


奥行きたっぷりのスタンディングバー!

 
まだ午後6時前だったこともあってかお客さんはまばら。たまにお店の前を通り過ぎると、常連さんらしき人たちで溢れているイメージがあるので、挑戦してみたい方は早い時間に来店することをオススメする。

それにしても、目に付くお酒がどれも安い! 生ビール(中ジョッキ)なんて、まさかの320円! ハッピーアワーでもないのに、320円で生中が飲めるとは・・・酒屋さんだからこそ実現できる価格だ。
 


酒屋さんプライス!(クリックして拡大

 
目を丸くしてメニューにかじりついていると、奥でハイボールを美味しそうに飲んでいたお客さんが、「ここはね、お酒の質が本当に良いんだよ。ビールだって炭酸が弱かったり味が薄かったりなんてことはない。鮮度も抜群だよ」と教えてくれた。

せっかくなので酒屋さん直営の恩恵を受けようと、たなぼたではお酒を2杯注文することに決める。ここ最近は夏の疲れが出て体がドッシリ重かったので、さっぱりとしてパワーがつきそうな「オロナミンC割(320円)」を注文。
 


元気ハツラツ!って感じの色。お酒もしっかり効いている

 
何が嬉しいって、ガリガリと噛み砕きたいほどに魅力的な氷が使われていること。「製氷機の氷は溶けやすいからね、氷屋さんから買っているのよ」と女将さん。捨てちゃうのがもったいなくて、「同じグラスでいいからもう一杯!」と言いそうになる。

お酒にばかり気をとられていたが、こちらはおつまみも充実している。乾き物も手料理も揃っているので、ちょっとつまむも良し、しっかりお腹に入れるも良しだ。
 


定番メニュー


季節メニュー


1000円以内に収めたいので、自家製梅酒(350円)と乾き物を注文。カルパスや都昆布、チーカマなどの乾き物はカウンターにズラリと並んでいるので、頭の中で計算しながら「げんこつ紋次郎(70円)」と2つで50円のカルパスと棒チーズをチョイス。
 


普通の居酒屋さんとは選ぶ楽しみが一味違う

 
紋次郎をかじりながら梅酒の梅をかじり、カルパスの包みを開くと駄菓子屋さんに通った幼少期を思い出す。残り210円を握り締め、最後に注文したのは・・・
 


ハムカツ(200円)、しめて990円也!

 
夜が更けていくにつれ、常連さんらしき顔ぶれが増えていく。メモをとりながら飲んでいる筆者に「お姉さんお仕事?」と声をかけてくれるうら若い女性。女将さんも常連さんも気さくで優しいので、一人で立ち寄っても気持ち良くお酒を飲めた。
 


ロックと水割りは値札通り、ソーダ割りはプラス60円

 
もともとは「浜屋福富店」の倉庫だった場所を有効活用したいと、約10年前に「たなぼた」をオープン。壁には「きよ」同様、JRAのマークカードがぶら下げられており、土日は競馬に来たお客さんたちの「勝った!」「負けた!」という声でにぎやからしい。

「たなぼた」では、ホッピーの赤(430円)や茜霧島(450円)、一刻者(いっこもん)の赤(500円)など、お馴染みのお酒の限定物にもお目にかかれる。
一人でも仲間とでも、お財布を気にせず飲みたい時に足を運んでみてほしい。