横浜ハンマーヘッドと桜木町駅を結ぶ路線バス「ピアライン」を乗車レポート!
ココがキニナル!
桜木町とハンマーヘッドを結ぶ路線バス「ピアライン」が10月31日に開業するそうです。どんなルートを通るのかレポートをお願いします(LA-CL3さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
新設された「ピアライン」は、運行頻度も多く、平日も23時25分まで運行しており、観光客だけでなく、働く人にも優しい路線になるだろう
ライター:はまれぽ編集部
2019(令和元)年10月31日に開業した「横浜ハンマーヘッド(以下、ハンマーヘッド)」は、はまれぽも注目の複合型施設だ。
そのハンマーヘッドの開業に伴い、横浜市営バスは、みなとみらい21新港地区・大さん橋客船ターミナルと桜木町駅を結ぶ路線「ピアライン」を新設し、同日に運行を開始した。
今回、桜木町駅からハンマーヘッドまで実際に乗車し、どのような路線になっているのかを調査してきた。
「ピアライン」とは
「ピアライン」の名称は、英語で「ふ頭」を意味する「Pier(ピア)」を用いて名づけられた。
面白いのは、朝夕の通勤時間帯と観光客を想定した日中の時間帯でルートが変わること。朝夕は「速達性」を重視したルート、日中は「周遊性」を高めたルートで運行される。
左に朝夕ルート、右に日中ルートが掲載されている(クリックして拡大)
運行頻度は、朝から夕方まではおよそ12分~20分間隔、夜はおよそ20分~30分間隔だ。
桜木町駅前発の運行時間帯は、7時~22時42分まで。ハンマーヘッド発は、7時28分~23時25分と、かなり深い時間まで運行される。今後、みなとみらいエリアの「ナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)」促進にも大きな役割を果たしていきそうだ。
ハンマーヘッド発の時刻表。平日の終バスも23時25分!(クリックして拡大)
一目で分かる水玉ラッピング
運行初日、筆者も実際に乗車するため、桜木町駅前に向かった。
「ピアライン」は、桜木町駅前バスターミナルの4番のりばから乗車できる。「あかいくつ」バスと同じバス停だ。
平日の10時にも関わらずたくさんの利用客が
運賃は、横浜市内均一運賃になっており、大人220円、小児110円。横浜市営バス定期券、1日乗車券、みなとぶらりチケット、横浜市敬老特別乗車証、 横浜市福祉特別乗車券でも利用することができる。
そして驚いたのが、10月31日~11月4日までの5日間は開通を記念して、なんと運賃が無料!まずは乗ってみたいという方など、ざひこのチャンス!
どのバス停から乗車しても無料!!
バス停に並んでいた姉妹にお話を伺ってみた。「はまれぽを見て、ハンマーヘッドに行きたくて来ました! 桜木町駅から歩いていくのは遠いので、ピアラインは便利だと思います。今は無料だし!」と妹さん。なんとも嬉しい言葉にテンションの上がる筆者。すると、「仙台に出張していたのですが、妹に行きたいって誘われて今朝帰ってきました(笑)」と、お姉さん。何とも仲の良い姉妹でほっこりした。
いつもご愛読ありがとうございます!
お話を伺っているうちに、「ピアライン」が到着。
一目で分かるかわいい水玉ラッピング
車両のデザインは、横浜を拠点に活躍するNDCグラフィックスのディレクター中川憲造(なかがわ・けんぞう)氏(故人)によるもの。大きさの違うドットの連なりは、横浜の街と人とをつなぎながら横浜の魅力を縫うように走るピアラインを表現しており、さまざまなブルーは横浜の海と空をイメージしたデザインになっている。
横浜を愛したグラフィックザイナーならではのアイデアだ。