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団地の名前以外にも、鳥にちなむものはあるのか。はま旅Vol.67「港南台編」

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横浜市内全駅全下車の「はま旅」第67回は、鳥の名前が付いた団地が多い港南台駅。そこで、団地以外でも鳥つながりを探してみた。

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ライター:河野 哲弥

願いがかなうスポット、「思金(おもいかね)神社」



「港南台バーズ」を失礼した後、駅前の人に、どこか鳥がらみでおもしろいところはないか聞いてみた。すると、願いがかなう神社があるという。鳥じゃないじゃん…とも思ったが、「鳥居があるからいいんじゃない?」とのこと。釈然としない思いを抱きつつ、教えてもらった場所へ。
 


「思金神社」の鳥居前到着
 

「願いが叶う階段」とある
 

境内には、こんな「パワーストーン」の姿も


他にも、夫婦が交わる形をした木など、数々の珍アイテムが並んでいる同神社。一体どのような由緒を持つのだろう。そう思って、宮司を訪ねてみた。
 


祈願文を執筆中だった、平野宮司


平野さんによると、この神社の御神祭は、「天の岩戸」伝説で知恵の神様として活躍した、「八意思金大神(やごころおもいかねおおかみ)」とのこと。「天の岩戸」といえば、天照大神が岩の中に引きこもってしまったので、踊りを舞ったり、岩戸を放り投げたり、すったもんだの末に平安がもたらされたという日本神話である。実は、この計画をプランニングしたのが、八意思金大神であるらしい。

つまり、プランがうまく行く= 思った通りになる= 願いがかなう、というご利益なのだそうだ。
 


地元の方のボランティアで、改修工事が行われた頃の写真
 

当時の様子を説明する、平野宮司


気をつけたいのは、「お金持ちになりますように」などの他力本願ではなく、「何か地域に貢献できることをやってみたい」とか、「何かボランティアをやってみたい」という自力本願が、主眼であること。
「全ての中心となるのは人の想い、その意志の強さが自分を変えていく」とは、宮司の談。そのための「願いが叶う階段」や、「パワーストーン」という訳だ。


トリビアンなグルメ、釜めし酒家「鶏味庵」港南台店

やがて暮れなずむ港南台。
そろそろおなかもすいてきた頃だ。市街地へ戻り、〆の「鳥」グルメを堪能すると共に、居合わせた方に港南台の感想を聞いてみようか。
しかし、安直に焼き鳥店などに行ってもつまらない。そんな矢先に見えてきた看板は…。
 


その名も「トリビアン」
 

シックで落ち着いた感じの店内


このお店で、“バードウォッチング”の最後を飾るにふさわしいメニューを頂いてみることにしよう。その前に、今日一日歩き回ったご褒美として、とりあえずビール。「クハァ…」。
 


店長の榊原さんに、同店の特徴を伺った
 

仕入れ状況などにより、毎日「おすすめ」は違うのだという


焼き鳥や釜飯がメインだという「鶏味庵」。横浜市内に3店舗あるそうだが、一部のメニューは各店に任せ、それぞれ毎日「おすすめ」を提供しているそうである。
思わず「本日のおすすめ」を選びそうになったが、ここは読者のために、常にある定番メニューを榊原さんに選んでもらうことにした。
 


手前、「五目釜めし」(1,354円)
右奥、「山梨県・甲州赤鶏のたたき」(819円)


やがて料理と一緒に、砂時計とポットのようなものも運ばれてきた。砂時計は、釜めしの蒸らし時間を測るもの。そしてポットの中には魚介系のだしが入っていて、釜めしをお茶漬け風に食べてもいいのだそうだ。
また、「山梨県・甲州赤鶏のたたき」は、半生で野趣あふれるジューシーなお肉と、カリカリに焼かれた皮が見事なコンビネーションを見せる。まさに“トリビアン”。

食べてばかりいてもしょうがないので、お店にいらしたお客さんに、港南台の印象を聞いてみた。
・住みやすい街、「港南台」というブランド力のようなものがある
・学校が多く治安がいいので、子育てにはいい環境
・家族向けの店が多く、落ち着いて飲める「鶏味庵」のような店が少ない
・地盤が固いためか、テレビで発表される地震の震度よりも揺れが少ない気がする
どうやら、住環境の良さを実感されている方が多いようである。多くの団地が建ち並んでいるのも、こうした理由があるからなのだろう。
 


遠くにカラスが鳴く、夕闇の駅前


約1日をかけて歩き回った港南台。今改めて、お約束のセリフを口に出そう。それは、
「港南台は、こうなんだいっ」
最後のトリになるが、突然の取材にもイヤな顔一つ見せず丁寧に対応頂いた心温まる皆さんの人情に、感謝の意を申し述べたい。


■今回のはま旅「港南台」周辺

(googleマップより)
・「港南台バーズ」「ノウブランド」横浜市港南区港南台3-1-3
・「鶏味庵港南台店」横浜市港南区港南台4-3-1 ビーバービル1F
・「思金神社」横浜市栄区上郷町745-1


― 終わり ―
 

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  • 夫婦が交わる形の木の写真はなぜ無いのか

  • ちどり団地とされている写真ですが、かもめ団地の間違いです。

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