横浜駅西口周辺で見かけるリアカーによる果物の路上販売、その手口は?
ココがキニナル!
駅前でリアカーで「もも」や「梨」を格安で売っている男性を見かけますが、何で安いのか、あの男性達はどういった方なのか気になってます。ぜひ取材してください(パラサイト浜さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ランク別に他の商品を高い値段で販売しているので実際には安くない!男性は大元の会社から仕入れて販売している個人販売員とのこと。
ライター:はまれぽ編集部
安さのカラクリは?
「これはあくまでも客寄せのための値段だからね」
男性いわく、安さのカラクリはこうだ。
まずは格安なモノ(5個300円)と高級なモノ(4個1000円)の2種類を用意。高級なモノはちゃんと包装され、形の良いもの。一方、低価格なモノは、包装無しで大きさはこぶりなもの。
5個で300円はあくまでも客寄せなんだとか
まず「5個300円」という値段に釣られた客に、高級なモノを味見させる。ちなみにこの時点では高いモノと安いモノの説明はなく、お客は味見したものが格安なモノ(5個300円)と思いこんでしまう。
味見して商品を気に入った客が購入を決断し代金を支払いする時に、「5個300円」はこっちだからと安いものを見せ、ここで初めて商品の説明をするんだとか。
高級なほうの値段はこのように隠してある
「5個300円の商品もモチロン売るけど、だいたいのお客はこれで高級なモノ(4個1000円)を買っていく」と男性。いままでに大きなトラブルはないけど、詐欺じゃないか!といわれたことはあるね、とあまり悪気はなさそうだ。
なお、一日の売り上げは多い時で80万も荒稼ぎしたこともあるんだとか。
苦情やトラブルは過去にあったのか
いろいろと話が見えてきたわけだが、ではいままでトラブル等はなかったのだろうか。そこで駅西口の交番に確認したところ、リヤカーをひいた果物の路上販売への通報はよくあるんだそう。
「通報があったり、(巡回中に)見かけたりしたら必ず注意するが、目を離すとすぐに同じ場所で販売開始するんですよね」と警察の方も苦笑い。
よく通報はあるんだそうだ
最近は梨のシーズンも終わり、あまり姿を見せなくなったようだが、もし見かけたらすぐに交番まで連絡してほしいとのこと。
取材を終えて
後日、何度か現地へ足を運んでみたが、この路上販売の男性と出会うことはなかった。
商品自体には特に問題ないように思えるが、いわば「プチぼったくり」商法でお客を騙すのは正直いただけない。
また、路上販売には県警の道路交通法に基づく道路使用許可などが必要だが、「うちはリアカーだから1cmでも動かせば悪くないんだよ」と悪気のない男性のセリフが非常に頭に残った。
もし、皆さんの周りでリヤカーによる果物の路上販売がいたら、うかつに手を出さずにまずは警察へ連絡してほしい。そして、果物を買う時は怪しそうな路上販売はなるべく利用せず、普通のスーパーを利用してほしい。
―終わり―
monachangさん
2020年08月01日 17時13分
300円じゃなく高い売りつけようとするんですよね。「300円しか持ってないから」って買いませんでしたけど。
水仙さん
2015年11月24日 15時27分
これ、実際に町田に会社があるの知ってる。安いものを割高で売り歩いて、出来高が給料ってやつ。リアカー以外にも、家に押し売りに行くパターンもある。
つじどさん
2013年05月13日 22時33分
よくこんな得体のしれない行商から買う気になるもんだな。自分は怖くて買えない。まぁ、スーパーなら100%安全って保障があるわけでもないけどね。小さい子供が口にするかも知れないんだから怪しいものを売るのだけはやめてほしい。