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みなとみらいの新しい地下道がついに開通!その現状は!?

ココがキニナル!

臨港幹線道路の地下トンネル部分がとうとう開通!その現状をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

地下トンネルは「みなとみらいトンネル」として3月19日に供用開始!当日は、小学生を対象とした渡り初めなどの開通イベントや式典が予定されている。

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ライター:吉澤 由美子

みなとみらいトンネルの内容は?(続き)



片側1車線は舗装などのメンテナンス費用といった問題への対応策。片側1車線でさばける量しか通行がないと思われる間はこのままとなる。
 


供用開始に伴って交差点の改良も行われていた


みなとみらいトンネルには、通報警報装置として非常電話、押しボタン式通報装置、非常警報装置、消火設備として消火器、消火栓、誘導設備として誘導表示板などのトンネル防災設備がある。

また、パシフィコ横浜展示ホール前には、自然換気用に道路の真ん中にトンネルの開口部が150mに渡って存在する。ここを走る時の感じは、首都高速横羽線の関内あたりと似た雰囲気になるそう。

供用をはじめると、維持補修のほか、管理に予算がかかるようになる。地下トンネルは規模にもよるが常時監視をする必要があり、そのためのカメラも設置されている。
 


みなとみらい橋からサークルウォークまで一気に抜けられる


今年は供用開始に向けたメンテナンスなどがあったので1億5000万円程度の経費がかかっているが、来年度の予算は、地下トンネルの補修管理費が5000万円で、それに電気代を加えて8000万円程度。もう少し削れるところを削ろうという検討もされているそう。
 


側道と地下トンネルが合流するあたりの工事




造成のついでに埋めておいたトンネル

このみなとみらいトンネルの計画自体のスタートは1982(昭和57)年。1986(昭和61)年に着工し、約300億円をかけて1999(平成11)年に完成した。

みなとみらいトンネルのある場所は、海を埋め立てるなど大規模な造成を行っている。その際、地下トンネルを1ブロックごとの箱の状態で埋めておいたのだ。

通常、地下トンネルを作る場合には、掘って、鉄筋を建てて、コンクリを流し込み、埋め戻す必要がある。しかし、このみなとみらいトンネルは大きな箱を据えてから埋めていっただけで済んだ。

先々、みなとみらい21地区が発展して車の交通量が増えていった場合、必要になるものなので造成のついでに作っておいたのだ。
 


新港パーク入口交差点付近から見ると、先も準備されているよう


「みなとみらい21地区が出来上がってしまったら、後から必要になっても作れないものなんです。もしなかったとして、今から掘って作るのは交通量から考えても無理だと思います」と岡さん。もしトンネルを後から掘るとしたら膨大な予算はもちろん、工事に伴って地上部分の長期的な交通規制や道路封鎖も必要になるが、どちらも現状では無理でしょうとのこと。

造成中の工事だったので交通の規制等も行う必要がなかったことも、先に作っておいたメリットのひとつだった。
 


確かに今、これだけのものを新たに掘るのは大変そうだ


これまでも決して、計画が頓挫して使わなかったわけではなく、最初から交通量が増えた段階で供用を始めるという計画のもとに作られている。

これまでみなとみらいトンネルの清掃と保守点検には年間350万円がかかっていたということだが、これならばもし20年閉じたままでも7000万円の経費ですむ。みなとみらいトンネル工事自体には約300億円がかかったが、もしこれから掘るとしたら、その倍でも足りないのではないかとのこと。

臨港幹線道路のみなとみらいトンネルは、とても合理的な理由で、先に作られたものだった。



取材を終えて



3月19日と開通が目の前に迫った臨港幹線道路のみなとみらいトンネル。つい先ごろ、供用開始日時などの詳細が発表になった。

以前の記事では、「街を作る際に道路整備も一体として整備」したという表現であまりピンと来なかったのが、必要になるものだから造成のついでに先にトンネルの箱を埋めておいたものと教えていただき、なるほどと思った。

みなとみらい橋やサークルウォークのあたりを通りかかるたびに気になっていた臨港幹線道路の地下トンネル。せっかくなので、みなとみらいトンネル供用開始となったらぜひ走ってみたい。
 


みなとみらい橋からここに入っていくのはなんだか楽しみ



― 終わり ―

 

国際大通り「みなとみらいトンネル」の開通について 記者発表資料 平成25年3月1日 横浜市港湾局建設課
 

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  • この記事の写真でワールドポーターズより先もトンネルが続いているのがわかるように、ここから先も山下公園の沖や大桟橋、山下埠頭などの地下を通り本牧方面まで接続する計画ですよ。ただ、現状の地下トンネルは新港地区までで、その先については新たに掘り進めなければならず着工時期がいつになるのかも未定の状況です。

  • この先、新山下までは沈埋函とかで山下公園の沖合を海底トンネルでつなぐんだろうが、大さん橋・中華街・山下公園などミナトヨコハマの観光地のどまんなかを横切るコンテナトレーラーをバイパスさせる事に金使うほうが、「市庁舎を建て替える事が横浜のステータスを上げる」などというよくわからない理屈よりよほど納得行くんだよな・・・。 もちろん、輸送流通の側としても当然直接的な恩恵を受けるわけで。青葉インターから生麦を結ぶ環状線が完成したら、コンテナ埠頭にスムーズに流すためにも全線開通が必要になってくるだろう。

  • 新しい道が開通するのは大歓迎ですが、原付はOKで自転車がNGっていうのが解せません。原付の法定速度は30Km/h、対して自転車は軽車両なので普通自動車と法定速度は同じはず。実際にそんな速度がだせるかどうかは別として、法としてどうかという疑問が残ります。昨今の自転車ブームの中、規制は増えても自転車の走行環境の整備は遅々として進んでいません。横浜市民として国際都市横浜の名折れという気がしてなりません。

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