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8月19日オープン!世界初“大自然体感ミュージアム”「Orbi Yokohama(オービィ横浜)」はどんな感じ?

ココがキニナル!

8月19日(月)にオープンする「Orbi Yokohama(オービィ横浜)」の全貌を一足お先にレポート!(はまれぽ編集部さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「Orbi Yokohama」は、大画面、サラウンド、振動、匂いといった要素がいろんな場面に加わっていて、大自然を体験できる場所!行くならぜひ薄着で!

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ライター:吉田 忍

マイナス20の世界を体験


 
続いて、マイナス20度を体験するという「-89.2」ブースへ。この数字は、地球上で最も寒い観測気温。当日はとても暑かったので、「オアシス!」とホクホクしながら入ってみた。
 


ここは0度の部屋。床などに演出が加わる予定

 
うわぁ涼しい・・・と感じたのは、ほんの数秒。0度の部屋は当たり前だがものすごく寒い。
夏場の半袖Tシャツ1枚では、ショッキングなほど寒い。

さらに、ドアの先には体感マイナス20度が待っている。
  


マイナス20度を体感する小部屋

 
そこは、実際にマイナス20度という気温になっているのではなく、0度プラス強風によって体感温度がマイナス20度になるというもの。「なんだ、0度に風か」と思っていると、かなりキツかった。0度の突風は想像をはるかに凌駕する。

内覧会では調整中とのことで見ることはできなかったが、ここでは床の氷を踏むと割れていく映像や、特殊構造の床によって踏みしめる感触まで再現されるらしい。
 


体表温度が一気に変わるのが確認出来るサーモグラフィ

 
ここはぜひ夏の暑い時期に、薄着で体験されることをお勧めする。
 
 
 

海中映像でリラックス


 
コモドドラゴンに襲われ、マイナス20度の中に半袖Tシャツ1枚で放り込まれ・・・厳しい体験の後は、ちょっとリラックス。
 


美しい海中映像でリラックス

 
「10,994」は海中散歩を楽しめるゾーンだ。この数字は、BBCの観測による、地球上でもっとも深い海の地点。

湾曲したスクリーンに海中が映し出され、座席部分には水面のさざなみに散らされた青い光がちらちらと射し込んでくる。

幅12mの大型スクリーンでは、深海へどんどんと潜っていく映像が展開する。ダイビングで見るような珊瑚や魚が映し出され、体の前後を何本もの虹色の光が走る不思議クラゲがゆらりゆらりと漂う。

「癒された~」とゆったりした気分になり、次に向かうと、そこにはトンデモないモノが待っていたのだった。
 
 
 

虫が、虫が、虫が!!!


  
このアトラクションを考えた人は、絶対に普通の感覚ではない。生理的嫌悪で「こんなの絶対無理!」という人もいるだろう。でも、なんというか「イヤだけどまた行ってみたい」とつい思ってしまう、「75」は、お化け屋敷みたいな魅力があるゾーンだ。この数字は、地球上に生息する全ての生き物のうち、昆虫が占める割合だ。75%もいるのかと思うと少し気が遠くなる。

そう、ここは昆虫の世界。通路は細くほとんど真っ暗な中、虫に刺されたような感触にまず襲われる。実際に刺されているわけではないけれど、皮膚がチクっとする。
 


蜂の大群の映像が映し出されていて・・・

 
先に進むと、じわっと光るぬらぬらしたものが天井から下がっているのが薄っすら見える。

そして、体ギリギリをかすめてなにかが縦横に飛び交い、足元では、無数にうごめくものをものを踏み潰しているようなすごくイヤな感触が・・・。

それぞれ体験の後に、それがなんであったかが映像で種明かしされるのだが、それでまたまざまざと感触を思い出して「うはぁ」となる。

だが、恐怖と嫌悪感でアドレナリンがドバドバ出るのか、終わった後は爽快だ。しかもバーチャルだからという絶対的な安心感もある。「虫はちょっと」という人も、勇気を持ってぜひ!
 
 
 
オービィ最大の目玉は究極の大自然体験
 
オービィは入場時に、『シアター23.4』の上映時間と座席を予約して入場する。そこで、さまざまなゾーンを見て回って、予約した時間が近付いたら『シアター23.4』に行くという流れになる。
 


巨大なスクリーンは日本最大級

 
「シアター23.4」の数字は、太陽に対する地球の自転軸の傾きの角度。ここは、340席もあるゆったりしたシアターだ。メインのフロントスクリーンは幅40m、高さ8mもある。このスクリーンと左右についたリアスクリーンに作品が上映される。
 


南極シーンの1カット。ペンギンたちに取り囲まれているよう

 
今回上映されるのは、南極と北極をテーマにしたアイスワールドの世界。霧がゆっくりとシアターに満ちてきて、風が吹くといった演出に、超立体サラウンドシステムによる音響が加わる。
 


スクリーン下部から霧が出てくる演出

 
BBCのアイスワールドで個人的に特に衝撃を受けたシーンを、この巨大なスクリーンで見ることができて本当に圧倒された。

この「シアター23.4」の作品も含め、各アトラクションは先々新しいプログラムも登場する。短いもので半年、長いものでも1年半で内容が更新され、「シアター23.4」に関しては半年に1回くらいのペースで更新される予定とのことだ。

なお、実はもうひとつ、空中散歩の「40,000」というゾーン(40,000kmは地球の外周)もあったのだが、ほかの物のインパクトにうっかり見逃していたらしい。このゾーンは、仮想飛行体験を味わえるらしいので、直接行って見てほしい。

1つ抜かしてしまっても、気付かないほど濃いバーチャル・ネイチャー体験だった。