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横浜にあるこだわりの「シェフ一人で切り盛りするレストラン」はどこ?

ココがキニナル!

菊名に「カーサビアンカ」という、シェフ(多分独身でとっても感じのよい)一人で従業員なしで美味しいイタリアンとワインを安価で食べれるレストランが。ここを取材して下さい。(じぇじぇさん)

はまれぽ調査結果!

シェフが1人で切り盛りする、菊名のイタリアンレストラン「カーサビアンカ」と綱島のフレンチレストラン「ビストロサンファソン」をご紹介。

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ライター:三輪 大輔

綱島にあるフレンチレストラン「BISTRO Sans Fason (ビストロ サンファソン)」へGO



「殿編集部・小島、綱島に来ました! 仰せの通り、2軒目です」

東急東横線沿線にあるフレンチレストラン「BISTRO Sans Fason (ビストロ サンファソン)」。綱島でやっているこのレストランも、シェフが1人で切り盛りしているそうだ。

道順は、綱島駅の西口を出て、すぐ左手の道をまずは直進。
 


改札を出て右手の東急東横線「綱島駅」の西口へ
 

西口を出てすぐ左手のこの道を直進


そして、神社が出てきたら左手に曲がり、その先に出てくる横断歩道も渡り、道なりに進んでいく。
 


その後は神社のある三叉路の、この通りを直進
 

交差点も直進し、どんどん先に進んでいく


小学校が見えてきたら、BISTRO Sans Fasonはもうすぐそこ!
 


道中にある「横浜市立綱島小学校」が目印


あった!

綱島駅の西口から徒歩で10分ほど。周囲は住宅街になっていて、街のレストランといった佇まいをしている。
 


瀟洒(しょうしゃ)なマンションの1階に入っている「BISTRO Sans Fason」


この日も昨晩から食事を調整し、取材時間に万全のコンディションになるように調整してきた著者。近くの鶴見川の雑草を食べてしまう前に、早速、店内にお邪魔することにした。

あれっ?

入った瞬間、違和感を覚える。「いっらしゃいませ」の声がユニゾンなのだ。よ~く見ると、キッチンに従業員の方が2人いる。なんと、シェフが1人のレストランではないではないか!

・・・しくじったぁと思いながら、座席で待つ著者。「殿(編集部・小島)、シェフが1人じゃないじゃないですか・・・」と憤っていると、キッチンからオーナーの隅忍(すみ・しのぶ)さんが登場した。
 


BISTRO Sans Fasonのオーナーの隅忍さん


一通り挨拶が済んだ後「・・・あの方は?」と、さり気なく尋ねてみると、隅さんから「私の妻です」とのお答えが。どうやらBISTRO Sans Fasonでは、ディナー(午後7時半~午後9時)はシェフが1人で切り盛りしているが、ランチ(午前11時半~午後2時半)の時間は夫婦2人でやっている店らしいのだ。

「殿(編集部・小島)、疑ってすいませんでした・・・」。ホッと一安心して、さらにお腹が減った。しかし、まずは隅さんから、お店設立の経緯などを伺うことにした。
 


店内は落ち着いて過ごせる空間になっていて、ソファも心地よい
 

ライトも程よい明るさに調整されていて、ゆったりとした時間を過ごせる


「実家が蕎麦屋で、物心ついたころには料理人になると決めていました。それは自分にとって、ごく自然な選択でしたね。将来的に独立して、自分の店を持つことも小さなころには決めていました」

隅さんにとって、幼いころから料理は身近なもので、自分の店を持つということも、ごく当たり前のことであったようだ。しかし、なぜ和食ではなく、フレンチであったのだろうか。

「洗練さや、キレイさに惹かれて、フレンチの道に進むことに決めました。フレンチの面白いところは、いつも新しさが求められるところですね。常に変わっていくので、それに合わせて自分の腕も磨いていかなければいけません」
 


アンティーク風照明で素敵な雰囲気の店内。「PARIS」と書かれたポスターも見える
 

ろうそく型のライトもあり、やさしく店内を灯している


料理人としてのキャリアをスタートさせた時には、既に33歳までに自分の店を持つと決めていたそうだ。そして、夢が実現するように逆算をして職業人生を歩み、横浜市内の一流ホテルなどで実績を積んだ後、当初の予定通り33歳で独立。2007(平成19)年にBISTRO Sans Fasonをオープンさせた。

「実家が神奈川区の菅田なので、店を出すなら横浜市内でと考えていました。駅から少し離れるのも、敢えてそうしたんですよ。地域密着で店のカラーを出していきながら、ビストロ・フレンチの可能性を伝えていきたい。そんな自分がイメージする店を、ここで作りたいと思っていました」
 


豊富なメニューラインアップが記載されているボード
 

新メニューの開発も、随時行っている


フレンチというと、小皿に行儀よく少量の料理が盛り付けられているというイメージがある。しかしフレンチと一言で括っても、本当はもっと奥深く、さまざまな形態があるという。

「出来立てで、ボリュームがあって、野菜もたっぷり乗っている。そんなフレンチを当店では提供しています。野菜は地産地消を心がけていて、農家の無人販売所で買っているんです。大根、ジャガイモ、ねぎ、ほうれん草、サトイモなど横浜市内でもたくさんの野菜が作られていますからね」
 


色紙もたくさん飾られていて、メディアの取材も来るそうだ


ちなみにランチは奥さんと2人で切り盛りし、夜は隅さんがお1人でやっているのにも意味があるそうだ。

「ランチは限られた時間にお客様が一度に来店されるため、1人では難しいので妻と2人でやっています。夜は、自分で料理を作って、接客もやっていますよ。一人ひとりのお客様に合わせた個別の対応をできることが、1人で切り盛りするメリットではないでしょうか」

隅田さんは、調理をしながらも店内の様子を観察し、お客さんに合わせて料理の量を調整したり、特別なサービスも行っているそうだ。腹のなった音が聞こえてしまったのだろう。ここで隅さんにBISTRO Sans Fason一押しの料理を作っていただくことに。
 


キッチンで調理をしてくださる隅さん。動きが機敏で手際が良い


この日はランチのメニューである「オムシチュー(1080円〈税込〉)」、そしてディナーのメニューである「牛の赤ワイン煮込み(1530円〈税込〉)」と「フォアグラと里芋のテリーヌ(630円〈税込〉)」の3品を作っていただいたが、先ほどの説明通り、どれもボリュームがすごい!
 


贅沢なほどボリュームたっぷりの「オムシチュー」
 

どうですか? この光輝く豚肉!


ちなみに、お店ではランチとディナーでメニューが変更され、いずれもアラカルトで注文ができる。また、どちらの時間帯もデザートやコーヒーがついた限定セットを用意。ランチ限定のデザートセットは1080円(税込)、平日限定のディナーの洋食セットが1550円(税込)となっている。
 


ランチとディナーで別のメニューが使われている


牛の赤ワイン煮込みはなんと、14種類以上の野菜を使用した逸品だ。しっかりと煮込んだ柔らかい牛肉と赤ワインのソース。それに赤カブ、パプリカ、インゲン、オクラなどの野菜が添えられている。
 


彩豊かな野菜に囲まれている「牛の赤ワイン煮込み」
 

ソースがたっぷりと染み込んでいる牛肉


実は隅さんが料理人のキャリアで一流どころを複数店、経験したのにも意味がある。店によってソースの作り方などが違うため、いくつかの店を経験することで、自分の中の引き出しを増やすことができるのだ。そうした経験も、この1皿には凝縮されている。

続いては、フォアグラと里芋のテリーヌだ。隅さんいわく、フォアグラの柔らかさと里芋の歯ごたえのコントラスト、そして黒コショウにグロセルという細かい塩のかかったアクセントの効いた一皿に仕上がっているそうだ。
 


数種類のソースがかかっているフォアグラと里芋のテリーヌ


この日、筆者はオムシチューをいただくことにした。
殿(編集部・小島)、二度目の自撮でございますぞ!
 


隅さん、いただきまーす!


・・・セ、セボーーーン!

口に入れた瞬間、バターライスの香りが口の中でふんわりと広がった。秘伝のデミグラスソースとトロトロの卵が絡まって、別世界の美味しさを演出している。そこにチーズの香りもアクセントとして加わって、お口の中は豪華なオーケストラ状態。全てが調和して、旨みを奏でている。
 


ドビュッシー(フランスの作曲家)もびっくり!
口の中で奏でられる美味しさのハーモニーは最高


普段は、セブ○イレブンの弁当1つでは物足りなく感じ、カップラーメンも追加してしまう筆者であるが、今日はこの1皿だけで十分にお腹いっぱいになった。改めてボリュームの多さを実感。
 


隅さん、ごちそうさまでした!


最後に隅さんが、お店の夢について語ってくれた。

「夢は地域に密着して、お客さんと一緒に年を取っていくような店を作っていくことですね。地域の方に愛されて、同じ時間を刻んでいきたいと思います」

ちなみに2月14日まで、デザートが全てチョコレートになるキャンペーンをやっているそうだ。バレンタインにチョコをもらう予定が全くない筆者にもうれしいキャンペーンだ・・・隅さん、33歳になる前に、プライベートでもまた来ます!



取材を終えて



どちらのお店にも共通して言えたのはアットホームさだ。シェフが1人でやっているからこそ「すごい美味しいです」といった感想もすぐに伝えることができ、それに応えてもらうこともできる。そのやり取りが、また料理の美味しさを引き出していく。

オーナーのキャラクターや個性が、内観や概観、メニューに至るまで、しっかりと反映されているのも面白い。食事は皿に盛られたものを食べることではなく、そうした雰囲気や人との会話も含めたものなのだろう。近所に、こんな本格的な料理を食べられる店があって、うらやましく思った。どちらも「また行きたいな」と、思えるレストランである。


―終わり―
 

店舗紹介

【閉店】イタリアンレストラン「Casa Bianca(カーサ ビアンカ)」
住所/神奈川県横浜市港北区篠原北1-1-12
電話/045-717-7875 
定休日/月曜日月曜祝日の場合は翌日休み
営業時間/ランチ11:00~15:00(L.O. 14:00)、ディナー 18:00~23:00(L.O. 22:00)

【閉店】フレンチレストラン「BISTRO Sans Fason (ビストロ サンファソン)」
住所/神奈川県横浜市港北区綱島西2-25-5
電話/045-545-1600
定休日/水曜日
営業時間/ランチ 11:30~14:30(ラストオーダー)、ディナー 17:30~21:00(ラストオーダー)
 

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  • カーサビアンカですが、2015年6月28日をもって閉店されてました。記事を読んで行こうとおもっていたのに。。記事からたった4ヶ月。何があったのでしょうか。非常に残念です。

  • 腹減った

  • オムシチュー食べたい♪

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