秘境を越えて横浜から鎌倉へ、オススメのハイキングスポットを大仏が調査! 前編
ココがキニナル!
行楽シーズン到来! オススメのハイキング、ピクニック スポットを教えて♪(yakisabazushiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
小川に沿って歩いていけば瀬上市民の森からそのまま金沢市民の森へ。今回は横浜最高峰「大丸山」でおにぎりを食べるところまでで、続きは後編で
ライター:永田 ミナミ
これより先の先へ
「アメニティ」と聞くとついホテルの歯ブラシあたりを思い浮かべてしまうが「都市計画がめざす居住環境の快適性。数量的に捉えにくい歴史的環境や自然景観 などにも配慮した総合的な住み心地の良さ(大辞林)」「生活を快適にする施設・設備。文化施設(大辞林)」という意味がある。
なるほど、アメニティである
瀬上沢小川アメニティの先には瀬上市民の森が広がる※クリックして拡大
せせらぎを聴きながら歩いていくと、ところどころ川に降りられる場所がある
ふだんは背後に豊かな自然を感じるだけで間近に見る機会がないので嬉しいよ
人工物の私が言うのもなんだけど、自然は忘れてた何かを思い出させてくれるね
小川で心洗われて視線を上げると、森と鶯(うぐいす)の声が柔軟剤のように心に沁み込み
岩肌を撫でるように流れ落ちるやさしい滝もあって心はどこまでも和らぐよ
鳥たちの囀(さえず)る声とせせらぎと遠くを走る原付の音(※YouTubeにリンクしています)
小川に沿って進んでいくと、いつしか「瀬上市民の森」を歩いているが、木々や動物たちにとってはそんな境界のことなんてどこ吹く風だろう。
鳥獣保護区ともなるとそこらじゅうから鶯の鳴き声が聞こえてくる
途中にある「なかよしたんぼ」ではヘイケボタルにも会えるというから素敵だ
さて、池の下広場にやってきた
ベンチでひと息入れるのもいいが、まだ疲れを見せない大仏は
「行けるかい? じゃあ行こう」とそのまま瀬上池へと上る階段へ
階段を上りきったらそこはもう瀬上池である。池をまわる細道を歩くと
草木の間から豊かに水を湛える池が見える。しかしさらなる絶景がこの先に
歩いていくと道は池の水面から離れて高い位置を通るので
立ち止まって見下ろせば
緑と空を映す水面を眺めることができる
さらに進むと水面近くまで降りられる場所も設けられている
ああ森よ唯でさえ豊かな森なのに水面に映って二倍二倍 高見山大仏五郎
さて、眼下に池を見ながら再び歩きはじめると
さらなる高みへと上る階段が現れた
「目指すは大丸広場だよ」と息を切らし上っていく大仏は
「もう少し上ったら一瞬、休憩しようか」とさすが悟っているので無理はしない
階段を上ると平らな道なのでもう少し歩いてみると「大丸広場」が広がり
広場を通り抜けるとどっしとした深い森が現れた