横浜の魅力を運河から! 10月17日に行われる「第3回横浜運河パレード」ってどんなイベント?
ココがキニナル!
横浜運河パレードが気になります。いったいどんなパレードで、どんな人が参加しているの?(日ノ出町 中年会さん、ばんどさん、のぶりんさん、横浜橋のラッキーさん)
はまれぽ調査結果!
動力船と手漕ぎ船で日ノ出町駅近くの大岡川から蒔田、みなとみらいを周遊。ビンゴなどイベントも多彩。水上交通構築のための社会実験も兼ねている
ライター:はまれぽ編集部
水上交通の整備
小林委員長は「運河パレードの目的は横浜市民に運河というものに注目してもらうこと」というが、本当の狙いはその先にある。それが、「水上交通のネットワーク化」だ。
都心臨海部を拠点として新たなにぎわいと活力を生み出すため、横浜駅周辺、みなとみらい21、関内・関外地区の水辺空間で河川や内港地区を活用した水上交通の本格導入を目指す横浜市では、2013(平成25)年度から水上交通社会実験を重ねてきた。
本格的な水上交通ネットワークの構築を図る
市のこれまでの実験では、環境に配慮した低炭素交通に向け、東京海洋大学の電池推進船「らいちょうI」やパドルによる手漕ぎ船「Eボート」を使用して港と架線の拠点を結ぶ取り組みを行ってきた。
2015年も10月4日から11月1日まで5日間で18回、市民向けに有識者らがガイドをしながら周遊する実験を行う。運河パレードとほぼ同じルートで行われ、運行はよこはま都心部水上交通実行委員会が取り仕切る。
横浜市が2015年に行う水上交通社会実験のルート(横浜市ホームページより)
横浜市では現在、災害時における緊急物資の備蓄庫として鶴見区2ヶ所、港北区、神奈川区、金沢区、中区、保土ケ谷区、戸塚区に計8ヶ所整備しているが、大部分は内陸部にある。小林委員長によると、地震などで陸路が寸断された場合には金沢区の「南部方面備蓄庫」から毛布や食料などの物資を水路経由で運ぶことも考えられるという。
実際に2014(平成26)年度には、南部方面備蓄庫から災害時の救援物資を船舶で象の鼻パーク前桟橋まで輸送。別の船に積み換えて大岡川を利用して内陸部へ運び、桜桟橋及び蒔田公園で救援物資の輸送・荷揚げする、という実験も行われた。
実験が行われたルート(横浜市ホームページより)
小林委員長は「最終的には水上交通ネットワークを整備して、『港町ヨコハマ』のにぎわいを作ること。そのために運河パレードをきっかけに、横浜の運河や水辺にもっと興味を持ってもらえるよう、楽しいパレードにしたい」と話していた。
取材を終えて
今はお祭りのような運河パレードだが、横浜市や、よこはま都心部水上交通実行委員会が進める水上交通ネットワークが整備されれば、日常の光景になるのかもしれない。
課題は多いだろうが、実現すれば名実ともに「港町ヨコハマ」になることは間違いないだろう。
当日はさまざまなイベントもあるので、気軽に足を運んでみてはいかがだろうか。はまれぽも当日の様子をレポートする予定だ。
ミス・キャナル(=運河)と船長の高木さんもお待ちしています!
―終わり―
ハマッコ三代目さん
2015年10月17日 21時28分
僕も琨パレードに参加しました。桜桟橋から山下埠頭口まで、のんびりカヤックでミニツアーです。そのあとは大桟橋経由で大岡川に戻りです。
pomopさん
2015年10月01日 20時53分
実際に運河を下ってみたいと思っても、何時にどこに行けば参加できるのか、事前の予約が必要なのかなど、参加にあたっての要件等が全く分かりません。紙面の制約があるのかもしれませんが、主催者のサイトへのリンクなどがあればもう少し親切な記事になるのではないのでしょうか。