キリン横浜工場にクルーズ船が停泊、「キリン桟橋」開通の様子は?
ココがキニナル!
キリンビール横浜工場横の護岸に桟橋が整備され、海上からのアクセスができるようになるよう。どんなルート?/シーバスがキリンビール横浜工場まで来る?(絆マンさん、MATUさん)
はまれぽ調査結果!
定期クルーズ船の利用客だけが乗降できる「キリン桟橋」が完成。ルートは未定で、シーバスの停泊予定はない。横浜市は海上交通の拠点として期待
ライター:はまれぽ編集部
金額やルートは?
記念式典の後は、さっそくクルーズ船2隻が着岸。当日だけ特別な船から降りた乗客は関係者らからの歓迎を受けた後、工場見学を行った。
初めての「キリン桟橋」利用客はかわいい家族連れ
いずれも10月1日から運航を開始するが、海上の詳細なルートは未定。年内までの利用状況などを踏まえ、今後のルートについて検討していくという。
「ル・グラン・ブルー」については、往復チケットのみ。「ぷかりさん橋」から乗船し、30分ほどで工場に到着した後は、80分の工場見学を行い、30分かけて「ぷかりさん橋」に戻る。
さん橋の目の前がホテル!
料金は一般2500円、ホテルの食事または利用客は2000円。2016年10月1日から毎週水曜日と土曜日の午後3時出発を予定している。
同ホテルの金子武彦(かねこ・たけひこ)マーケティング部長は「利用客にとっては、みなとみらい地区以外にも観光の選択肢ができる。非常に有意義なアクティビティー(観光地での遊びなど)の一つだと考えている」と話してくれた。
いろいろなスポットを選択できると、横浜の活性化にも期待がかかる
工場の「裏の顔」が!
では、クルーズ船はどこを航行するのか。今回は特別に、シーバスが「ル・グラン・ブルー」の本番に近いルートを通ってくれた。
「ル・グラン・ブルー」の発着所である「ぷかりさん橋」からは少し離れた、シーバス乗船場「山下公園桟橋」からの出発になったが、5分もすればこの景色!
これぞ横浜! といった景色を左手に見ていると
右手には横浜ベイブリッジが、こんな近くに!
さらに10分ほど行くと工場地帯が目の前に広がる。
ここもまた
横浜の
一つの顔
スレスレで通り抜けると・・・
工場の裏手に到着!
乗船客だけが見られる景色が広がる
「キリン桟橋」について横浜市港湾局みなと賑わい振興部賑わい振興課の笹健二(ささ・けんじ)担当課長は「みなとみらい地区と東京の中間地点であり、水上交通の拠点としてすばらしい。キリンビール横浜工場が持つ90年の歴史を生かして水辺のにぎわいを創出していきたい」と話す。
これについて同工場総務広報担当の籠倉啓子(かごくら・けいこ)さんは「今後は海に隣接するほかの工場とも協力し、工場見学などを通じて横浜市全体の活性化につなげたい」と展望を語った。
「たくさんの人にワクワクドキドキを届けたい」と籠倉さん
取材を終えて
横浜で「港のにぎわい」というと、みなとみらいエリアを想像しがちだが、このような取り組みが広がれば海上の回遊性が増し、さらなる横浜の発展につながるのだろうと思う。
桟橋というハード面の整備の次は、クルーズ船の乗客を受け入れるために行われる10月の「工場見学」というソフト面の充実にも期待したい。
機会があれば、工場見学がどのようにパワーアップしたのかをお届けできればと思う。
―終わり―
つるにゃんさん
2016年08月25日 22時05分
往復だけでなく片道のチケットも売ってほしい!
大和市民さん
2016年08月25日 11時59分
横浜から東京まで工場地帯を見ながら船で行けるようになったら面白そう。
いぬの鼻毛さん
2016年08月25日 11時02分
アクセスポイントが増えると便利かも、横浜は大規模災害に備えて海上交通路の整備とかしているのでしょうか?災害時に備えて漁港や企業が所有する岸壁を使えるようにしておくと役に立つと思います。