誰が点灯している? みなとみらい21全館ライトアップの仕組みを大公開!
ココがキニナル!
タワーズミライトの点灯と消灯は誰が行っている?/主催者と電気代は?/イヴにやらない理由と通常電力とグリーン電力の切替え方法は?(さわさなぎさん/マリンルージュさん/濱のホタルさん)
はまれぽ調査結果!
横浜みなとみらい21が中心に、施設の各テナントで点灯と消灯を実施。電気代はグリーン電力をまとめて購入。24日が平日の場合はイヴに行う
ライター:はまれぽ編集部
グリーン電力と電気代
続いて回答するキニナルは「電気代はどうしているのか」ということと、「通常電力とグリーン電力の切り替え方法」について。
タワーズミライトは2008(平成20)年より、経済産業省が推奨する、自然由来のグリーンエネルギーを利用した「グリーンパワークリスマス」に参加している。
バイオマス発電を購入
YMMはタワーズミライトが行われる5時間分のグリーン電力をあらかじめ購入しており、当日の電力を切り替えるということは行っていないそうだ。
購入しているバイオマス発電は1kw/5.5円、5時間分で12万円とのこと。
渡辺さんによると、当日の電気代は各施設ごとに負担し合っており、「タワーズミライトに対する電気代は、各施設の皆様に支えられております。建設の段階で省エネ対策に配慮した施設がほとんどなので、現状では電気代についての異存は耳にしておりません」という。
タワーズミライトが始まったきっかけ
最後に回答するキニナルは、「ライトアップをイヴにやらない理由」について。
タワーズミライトが始まったのは1996(平成8)年。「みなとみらいでクリスマスを盛り上げたい」という粋な計らいから生まれたそうだ。
渡辺さんは「その場所に就業している人の手をかりて行うイベントなので、土日を外したクリスマスイヴ付近で日程調整をしています。12月24日が平日の場合はクリスマスイヴに決行し、土日と被ってしまった場合は別日に決行する運びとなっています」と回答してくれた。
野村総合研究所
最初はランドマークタワー1棟で行っていたタワーズミライトも、年々参加施設が増え、2016(平成28)年に仲間入りした野村総合研究所は、トナカイとモミの木のライトアップで楽しませてくれた。
この時は、建設会社から野村総合研究所に引き渡される前だったため、いろいろと試行錯誤して進めたそうだ。
YMM事務所入口にある模型
現在、開発が進むみなとみらいでは新たな施設が建設されており、YMMは都度、新築ビルへタワーズミライトへの参加を呼びかけていくそうだ。
最後に中丸さんから、「初心を忘れず、横浜の街と、そこへ訪れた方々の気持ちを盛り上げるお手伝いをしていきたい。全体を見渡せる大さん橋や、桜木町方面が見える国際橋、夜景撮影スポットの万国橋など、さまざまな視点からみなとみらいの街を眺めてください」というメッセージをいただいた。
取材を終えて
ただ電気を点けて消すだけではない。ブラインドを上げたり、使われていない会議室に足を運んだりして、外にいる人々を想う、心のこもったプレゼントなのだ。
ドローンで上空から撮影したみなとみらい
宝石箱の中身は、みなとみらい21地区で働く人々の“手”によるものと知り、ライトアップ当日は煌びやかな光が温かい灯に感じられそうだ。
改めて特別な気持ちでその光景を目に焼き付けたいと思う。
−終わり−
取材協力
一般社団法人 横浜みなとみらい21
http://www.minatomirai21.com/
TOWERS Milight ~みなとみらい21オフィス全館ライトアップ~
開催日/2017年12月22日(金)
時間/午後4時30分〜午後9時30分