横浜市南区の幻のお酒!? 日本酒「永田の華」はどこにある
ココがキニナル!
南区の永田の華と言うお酒がキニナル!名前通り、永田で作られているのでしょうか?(yujunaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「永田の華」は、南区のスーパーが販売元となっている日本酒で、醸造元は長野県。スーパーの各店舗で地名を付けたお酒を販売するPB商品だった
ライター:はまれぽ編集部
花は各地に咲いている
ようやく見つけた幻の日本酒「永田の華」。この地域限定らしいお酒はいったいどういう経緯で生まれ、どうしてスーパーでしか見つからないのか?
ここでしか買えないらしい日本酒。もっと広く売ればいいのに!
運営元である株式会社アイスコの担当者に伺うと、「確かに『永田の華』を売っているのは生鮮館TAIGAの永田店だけです」とのご返答。「ですが・・・『永田の華』は南区で作っている日本酒ではありません。長野県上田市の信州銘醸株式会社が醸造し、ラベルだけをオリジナルで付けたPB(プライベートブランド)なんです」。
南区永田の華、作られたのは長野県だった!
「永田の華」の中身は、信州銘醸株式会社の特別純米酒「黒曜」(場合によって「秀峰喜久盛<しゅうほうきくざかり>」などの場合もあり)。南区で作っているわけでも、南区のお米を使っているわけでもなかった・・・。
ナガノの米と水で作られており、ナガタではない(信州銘醸HPより)
「がっかりさせて申し訳ないですが、味については評判もいいですよ」とスーパーの担当者さん。信州銘醸は全国の日本酒を対象にしたコンクールで受賞歴も何度もある実力派の酒蔵。日本酒そのもののおいしさには自信がある商品だという。
さらに実は、横浜に咲く「華」は、永田の華だけではなかった。
こちらは泉区の「スーパー生鮮館TAIGA 岡津店」
「岡津の華」も咲いている!
そう、この地名がついた日本酒シリーズ、各店舗で展開している。やはり中身の日本酒は、基本的に同じものなのだそう。
2輪の華を並べてみる
商品名以外はまったく同じ
スーパー生鮮館TAIGAは横浜市内に3店舗、大和市や藤沢市など神奈川県を中心に10店舗を展開しているが、全ての店舗に「華」があるわけではない。
「湘南藤沢店(湘南の華)など、売り上げの関係で取り扱いをやめた店舗もあります。地名のついた日本酒が売れるかどうかは地域性があるのかもしれません」とのお話なので、なかなかレアなのかもしれない。
取材を終えて
残念ながらキニナル投稿にあった「南区の日本酒」は、地域密着型のスーパーが展開するPB商品だった。
けれど、買い物中にこんな名前の日本酒を見つけたら、やっぱりうれしくなって買ってしまいそうだ。
注いでみると・・・
少し琥珀がかった色をしている
実際に飲んでみると、日本酒らしい風味と後味を引くお酒だった! 癖がない味わいなので、もしどこかで華シリーズに出会うことがあったなら、ぜひ地域に咲いた小さな華を楽しんでほしい。
ー終わりー
hi-hiさん
2019年12月18日 00時07分
旭区には、白根山というのがありました!
PAVAさん
2018年12月09日 23時04分
横浜市には蔵元が一件もありません。横浜の名前で出ている日本酒はすべて横浜市外で造られたものですね。
かっぱ大魔神さん
2018年12月09日 18時46分
実家に行くと必ず寄っていく岡津のタイガにそんな名前の酒があるとは知りませんでした。また、永田の華、クリスマスプレゼントに同じ名前の友人に買って行こうかと考えてます。日吉には日吉の吉日という、逆さまに読んでも日吉の吉日というお酒もありますよ。そして、お酒より、お猪口のデザインの方が気になる自分であった。