2019年の横浜DeNAベイスターズ春季キャンプをレポート! 今シーズンのキーマンは誰?
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズの春季キャンプの様子がキニナル。ファンが選ぶ今年のキーマンは誰?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
選手たちは、打撃フォームの改造や新球種の習得など高い目標に向かって充実のキャンプを送っていた。ファンが選ぶキーマンは、将来的なメジャー挑戦を表明した筒香嘉智選手に集中した
ライター:山口 愛愛
優勝を願うファンたちの筒香選手への思い
続いて、キニナル野手部門にいってみよう。
野手の3位は、キャンプ地、沖縄県出身の神里和毅(かみざと・かずき)選手。昨年はルーキーながら、外野でのスタメン出場を果たし、果敢な盗塁でも球場を沸かせたイケメン選手だ。
バッティング練習では、柵越え(ホームラン)を連発する場面もあり、昨年と比べ、格段に飛距離が伸びているのが感じられた。
バッティング好調な神里選手
これにはファンも「バッティングの調子がよくてビックリ。ますます、かっこいい!」と釘付け。
「神里選手が打って走ってかきまわせば超攻撃的な野球になる」。「初めて近くで見ましたが、本当にかっこよくてドキドキしました。怪我に気を付けて1年間出てほしい」と、甘いマスクに女性ファンも多く、神里選手の活躍に期待が膨らんでいた。
続いて2位は、ハマのプーさんこと宮﨑敏郎(みやざき・としろう)選手。2017年シーズンに首位打者のタイトルを獲得し、昨年はゴールデングラブ賞受賞と、ファンからは宮﨑選手の打撃に加え守備への期待も大きい。
打撃練習で快音を鳴らす宮﨑選手
ファンの声には「打撃のキーマンはチームバッティングがうまい宮﨑選手。打線をつなぐこともできるし、出塁した選手をホームに返すこともできる選手。今年も期待しています」。
「守備もうまいので、もう1度首位打者を獲って、ゴールデングラブ賞とダブル受賞も狙える。宮﨑選手が活躍できれば優勝間違いなし!」などがあり、攻守に渡り、期待を込める意見が多かった。
チャモさん一家のお父さんは、宮崎選手に「打撃でも守備でもチームを引っ張り日本一目指して!」と笑顔でエールを送った。
家族で観戦しているチャモさん一家
お父さんに続いて、「神里選手、盗塁も打撃もがんばって、優勝してください!」とお母さんがいえば、お子さんは「ロペス選手、今年はホームラン50本打ってください」と、それぞれが応援する選手へ熱いメッセージを伝えてくれた。
それでは、ファンが今シーズン期待する野手部門1位の選手を発表。今取材で最多得票を集めたのはやっぱりこの選手。
頼れる主砲、筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手。オフには将来的にメジャーリーグに挑戦したい意向を語ったことが話題となり、今まで以上に注目を浴びている。
打撃フォームをノーステップ(投手側の足をほぼ上げないで打つ)打法に変え、キャンプ中も快音を鳴らしていた。
練習の合間に柴田竜拓(しばた・たつひろ)選手にイタズラをする場面も
筒香選手に対するファンのコメントは「メジャーでの姿を見たい気持ちと、残ってほしい気持ちと半々。優勝してからメジャーに挑戦してほしい」。「横浜にいるうちに三冠王を獲ってくれ!」などの声が多数。
ファン心理としては横浜で有終の美を飾ってから世界へ羽ばたいてほしいという思いが沸き上がっているようだ。
筋金入りのベイスターズファンだというまゆきちさんと、こうきちさんは「メジャーに行っちゃう前に三冠王を見届けたい」と願う。
筋金入りのベイスターズファンという、まゆきちさん(左)とこうきちさん
ロペス選手やネフタリ・ソト選手のホームランに期待する声を押しのけ、俊足の神里選手や長打も打て打率も残せる宮﨑選手、そしてチームを引っ張る筒香選手がトップ3となった。改めて、いろいろなタイプの好打者が揃う選手層が厚いチームであると感じ、強力打線のラインナップがどうなるのか楽しみだ。
たくさんのファンからコメントをいただけたので、番外編として、ベスト3位には入らなかった、ほか選手へのコメントも紹介しよう。
「今年は筒香選手が三冠王を獲る!」と中Dさんがいえば、「宮﨑選手は首位打者を獲る!」と、のすけさん。「この時点で矛盾してるよ~」と2人がツッコむ仲良しグループの4人組。
左から、キャンプに初めて来たという中Dさん、のすけさん、BANKOKUさん、清宮さん
そんな中、清宮さん(日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手に似ているといわれるそう)は、独立BCリーグから入団したルーキーの知野直人(ちの・なおと)選手に注目。
「スピード感があるうえにバットもしっかり振れる。守備や走塁で魅せる選手と思いきや、大きいのも打てるロマンがあるんです」と、BCリーグ時代にショートで強い肩を見せていた知野選手の活躍を願っていた。
走塁練習をする知野選手。俊足を生かして開幕1軍をつかんでほしい
「足も速い、守備もうまい柴田選手がんばって下さい! 今年は優勝して、またハマスタでまた日本シリーズが見たいです」というのは、柴田選手が推しメンというあやさん。
あやさん(左)、ももさんの親子は柴田選手、筒香選手を応援
そのほか、今永昇太(いまなが・しょうた)投手を始め、先発左腕の二桁勝利復活を願う声など、多くの選手の名が挙がった。
いろいろな選手の名が挙がるなか、今回の調査でファンが最も期待していることは、断トツで「筒香選手の三冠王とチームの優勝!」だった。
ファンの後押しに応えて、秋には笑っていられるように、チームとファンと横浜の街が一体となって充実したシーズンを送れることを願いたい。今シーズンも横浜DeNAベイスターズから目が離せない!
取材を終えて
ここ3年間、ラミレス監督がシーズン80勝を目標にしていたが、「Go Beyond the Limit.」のスローガンを掲げ、目標を90勝に上方修正した。キャンプの様子を見ても今年に賭ける意気込みが強く感じられる。
筒香選手が将来的にメジャー挑戦への夢を語ったことで、キャプテンがいるうちに何とかしてほしいというファンの切実な願いも伝わってきた。
「今年こそ、日本一!」みんなの思いはひとつだ。
-終わり-