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川崎大師の参道にたんきり飴屋が多い理由は?

ココがキニナル!

川崎大師にお参りにいくと参道にたんきり飴のお店屋さんがたくさんありますがなぜたんきり飴屋が多いんですか?(いぶちん☆さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

川崎大師のたんきり飴(さらし飴)は、昔ながらの味と飴切りのリズミカルな音で人気を集め、150mの仲見世に6店もの飴専門店が並ぶようになりました。

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ライター:吉澤 由美子

川崎大師名物の変遷



川崎大師は、1128年に創建された真言宗智山派の大本山。
 


平間寺(へいけんじ)というのが正式名称で山号は「金剛山」


1813年に厄年を迎えた徳川11代将軍の徳川家斉が厄除けに川崎大師を参拝したことから、江戸の庶民の間でも厄除け大師詣でが流行。

その頃の川崎大師名物は、蛤鍋(はまなべ)。蛤鍋の店が門前に並んでいる古地図がいくつも残っている。

近代化によって海産物の漁獲量が減って蛤鍋の店が少なくなってきた第二次世界大戦後には、久寿餅(くずもち)や飴の店が次々に増えていった。
 


山門前には久寿餅の住吉


川崎大師にはそれまで七五三などの時に飴を売っていた店はあった。そんな中、1862(文久2)年創業の菓子屋『評判堂』が明治4年、飴の製造販売を行いはじめる。
 


評判堂は仲見世入口の角にある


仲見世に多くの飴屋ができはじめたのは、深川不動尊にあった飴専門の老舗『松屋の飴』が昭和11年に川崎大師に店を出してから。

戦災で一時営業を中断していた『松屋の飴』が昭和39年に「松屋の飴本店(現:株式会社松屋総本店)」として営業を再開し、暖簾分けして「松屋の飴総本舗」も生まれた。
 


株式会社松屋総本店の事務所は仲見世入口の向かい


昔、甘味は贅沢なものだった。その中でも、日持ちの良さから飴は人気があった。江戸時代は繁華街というのがあまりなかったが、寺社仏閣には多くの人が集まった。そういった場所では飴がお土産の定番のひとつだったため、川崎大師でもお土産として飴が受け入れられやすい素地があった。
飴切りのリズミカルな音も参詣する人々の注目を集めるのにうってつけだった。また、一般的に「切る」というのは忌み言葉だが、川崎大師は江戸時代から厄除けで人気を集めている。そこで「飴を切る」が「厄を切る」に通じることも人気の要因となった。
 


家傳(家伝)のハーブレシピを使った固い「せき止飴」も人気商品


普通の飴は米と麦芽をブレンドする。和菓子の原料などに使う水飴も同じで、米飴は高すぎるので一般的には隠し味として使われる。松屋総本店のさらし飴は、メインとして贅沢に米飴を使用している。
 


おすすめや特長を丁寧に教えてくれた「さっちゃん」


最近では、スーパーやコンビニで売られている飴は固いキャンディが主流。けれど、柔らかく懐かしい味のさらし飴には固定ファンも多い。川崎大師ではいつもさらし飴が買えるということで名物となっていき、3つある飴専門店がそれぞれ仲見世に支店を出して店の数が増え、現在は仲見世30店のうち飴専門店が6店。こうして川崎大師といえば飴というイメージが作られていった。



取材を終えて



さらし飴(たんきり飴)は、包丁で飴を切る音や、「飴を切る=厄を切る」といった言葉、そして他ではなかなか手に入らなくなってきた伝統の味ということで、川崎大師名物になっていった。

寺社仏閣の名物土産といえば、歴史が古いもののように思っていたけれど、今回、たんきり飴を調べてみて、川崎大師の飴はけっこう最近になって定着したものだとわかったのは意外だった。

お土産に買って帰った「さらし飴」は、とても優しい味がした。


― 終わり―


株式会社 松屋総本店
住所:〒210-0816 神奈川県川崎市川崎区大師町13−6
TEL:044-277-7711
http://www.tontoko.com
 

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  • 「痰切り」が薬事法でダメという割に、思いっきり「せき止め」って謳っているのはなんだろう(笑)

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