検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

南ヨーロッパの片田舎を思わせる街を父娘コンビが旅する、はま旅Vol.112「いずみ野」編

ココがキニナル!

横浜市全駅全下車の「はま旅」第112回は、相鉄いずみ野線「いずみ野」の旅。昭和そのままの商店と南ヨーロッパの片田舎のようなカフェやレストランが交錯する知られざる街を父娘コンビがショートトリップ!

  • LINE
  • はてな

ライター:久保田 雄城

田園地帯に忽(こつ)然と現れたおしゃれなカフェ

「やっぱり何もないねえ」と牧歌的な風景の中を歩きながら慣れない仕事にちょっと疲れた様子のジョシュが、背中を少し丸めて言う。

あとちょっとだけ遠くまで行こうと、僕がそんなジョシュを励まして歩いていると、こんな看板が。
 


田園地帯に忽(こつ)然と現れた看板


看板はあるのだが、一体どこにカフェがあるというのだ!
 


風薫る五月、新緑と花々と青い空があれば、もう何もいらない
 

この草花のゲートが入口 


ものすごくわかりにくい入口から100メートル以上、緑の小径を歩いてようやく玄関かと思いきや、カフェはまだ階段を下りた先のようだ。
 


しゃれた書体で「Cafe de DA・RA」と壁面に書かれている
 

いきなり玄関の横のテラスでなごむジョシュ
 

熊除けの鐘ではない(と思う・・・)


通路の脇に「この鐘を鳴らしてから、お入りください」と書いてある。まさか、熊とかいないよな? それとも何かの儀式なのかとブツブツ言っていると、ジョシュにくだらないこと言っていないで、早くお店に行きましょうと、厳しい口調で手を掴まれる。
 


オーナーの安西さん、クールすぎる!


カフェの中は、ぬくもり感を残しながらも洗練された空間が構築されていた。オーナーの安西さんは、とても感性がアーティスティックな人だった。

聞けば、服飾デザイナーが本業とのこと。なるほどと納得。この「Cafe de DA・RA」はオープン5年目。安西さんは生まれも育ちもいずみ野だそうだ。
 


一人で勝手にくつろぐジョシュ
 

薔薇(ばら)ティー、ハーブのカモミールティー、各500円
 

カフェには常に生花を絶やさないとのこと


たった6時間弱の「はま旅」であったが、旅とは移動の距離ではなく、心のあり方だと、再認識させてくれた「いずみ野」だった。
 


バイバイ、にわとりくん。また来るよ




取材を終えて

正直言って、実際にいずみ野に行くまでは、きっとあまりネタがないだろうと思い、「いずみ野線が、JR平塚駅までの延伸可能な免許を国交省から受けているが、現時点で具体的な予定はない」とか、「(いずみ野エリアは)明治時代は、鎌倉郡に属していた」等の下調べはしておいた。その歴史を中心に書いていくつもりだった。 

しかし旅を始めてみると、自然に情報が僕らのところへ集まり、次から次へと魅力あふれる人々を取材することができた。街の古い歴史に頼らずとも、現在進行形の生きた街として「いずみ野」を描くことができた。嬉しい誤算である。これはひとえに、いずみ野の地元の人々の飾らない気さくな人柄のおかげだ。

最後に、ジョシュとカメラマンをしっかりと務めてくれた、僕の娘・薫美の人なつこい笑顔と振る舞い、そして彼女の撮影のセンスなしには、ここまで充実した取材を行うことができなかった。感謝したい。


■今回のはま旅「いずみ野」周辺

(Googleマップより)
・「リカーショップ そとぐち」泉区和泉町6236-8
・「いずみ野ドラッグ」泉区和泉町6224
・「野菜直売店横山」泉区和泉町6224
・「affratello」泉区和泉町6216-3
・「Cafe de DA・RA」泉区和泉町5876-6


―終わり―

 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • カフェおしゃれで良いですね。行ってみたいと思いました。いつもじっくり原稿を書かれる記者さんとのことですが、だからこその誠実でしっかりした「はま旅」のれぽーとですね、面白かったです。ありがとうございました。

  • 地元なので知ってる方々が登場してていつもより何倍も楽しかったし、最後のカフェの看板の前を何度も通り過ぎながら一度も入ったコト無かったので、近々行ってみます! 

  • 住宅地あり畑ありで散歩には意外と飽きない街だと思います。駅からもっと南に「馬亭」というステーキレストランがあったのですがまだ健在でしょうか。ではジョシュさんのはまれぽでの今後のご活躍に期待いたします。

もっと見る

おすすめ記事

町の歴史を屋号が物語る、はま旅Vol.90「いずみ中央編」

横浜駅から20分の場所で非日常を満喫。家族旅行やみなとみらいの観光にオススメな、横浜唯一の料理旅館

  • PR

泉区の雑木林を守る「和泉の森を育む会」ってどんな団体?

腐りにくいウッドデッキが大人気。快適さは実績と安心が保証。ウッドデッキ専門会社「ウッディ企画」

  • PR

「吉田新田」を開墾した吉田勘兵衛ってどんな人?

「仕事」と「プライベート」どっちも充実させたい方、必見!社員寮完備の「みちのく建設」で快適に働こう!

  • PR

伝説の娼婦・白塗りのメリーさんを知る横浜の文化人に直撃インタビュー!

増改築からメンテナンスまで、住まいのことならなんでもおまかせ「システムショップはぎわら 金沢文庫店」

  • PR

こんな記事も読まれてます

『黒い羽根の母』 はまれぽ三面記事vol.27

港町横浜の名所が消印になった「風景印」をスタンプラリー!中区・前編

東横線廃線跡に現れた謎の「R16」!これは一体なに?

花火と○○を楽しむ! 2016年第31回神奈川新聞花火大会の穴場スポットは?

イセザキモールに突如現れてネタを披露する横浜出身のお笑い芸人「横浜ヨコハマ」ってどんな人たち?

85年以上も続く大倉山梅林の歴史とは?

横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.31 ダメダメな1日が最高。大倉山商店街で「5月病」対策スペシャル・アイテムを購入

「吉田新田」を開墾した吉田勘兵衛ってどんな人?

新着記事