近隣のホテル、周辺店舗、住民や来訪者に話を聞いてみる

オサレな外観

「APAホテルができることで来客数は間違いなく増えると思うのでいいことだと思っています。海外のお客様にも商品を紹介するチャンスも多くなります」

海外観光客向けの対応をすでにとっており、英語が話せるスタッフの配置や英語のメニューを用意しているそう。
　

オサレな看板

次に話を聞いたのはそのお隣「日高屋」の店長、いしわたさん。
　

店長は横浜市民

「お客さんが増えるのでうれしいです！　ただ個人的にはもう少し高級なホテルのほうがみなとみらいに合う気がします」
　

はまれぽ編集部員も好きだという「日高屋」

地元民でもあるいしわたさんは、みなとみらいのブランドイメージについて懸念を持っているよう。お店としては大歓迎とのこと。

道路を挟んで建設予定地の向かい側にあるシーカヤック・カヌー専門店「サウスウインド」の代表、石田さんはこう話す。

「元々の計画だと、桟橋を作って我々のような業者に開放してそこから海に出られるような計画もあったようだけど、リーマンショックなどの影響でなくなっちゃったみたいだね」
　

海の風を感じられそうな入口

そんな計画もあったんですね！　APAホテル建設についての印象は？

「知らなかった。ずっと森ビルさんがあの区域も手掛けるものだと思っていましたよ。なんにせよ新しいものができるのはいいこと。もっと気軽にカヤック体験などのアクティビティで海に出られれば、なおいいのだけれど」

再開発計画と共に市や港湾局に対して海の開放についても柔軟に対応してもらえるよう改善をしてほしいようだ。
　

横浜市民でもあり、お仕事柄、地域のことについてかなり詳しい石田さん

続いてAPAホテル建設に最も影響を受けると思われる、隣のマンション「シャレール海岸通」の住人の方に話を聞いた。
部屋からの景色の見え方については大きな関心ごとのように思えるが実際どうなのであろう。

「景色の見え方はあまり変わらないと思いますよ。ほとんどの部屋で窓は海側にないので。一部の部屋は影響を受けるかもしれないがそこまでではないと思う。新しい建物ができることで地域もにぎわっていいんじゃないですか」

周辺住人の方からは多少不満も出るかと思ったが、好意的な印象を持っているようだ。
　

立地最高の賃貸マンション

ほかにも横浜市外の方や、地元民のコンビニスタッフさんなどに話を聞いたが、基本的に皆さんAPAホテル建設には好意的な印象だった。中には特に興味がないような方もいたが、未着工の状態でイメージが湧かないといったところのようで、建設が進めばまた違った意見や感想が出てきそうだ。
　

よく遊びに来るという平塚のご家族
　

仕事で来たという相模原のケータリング業者の方々
　

サンクスのスタッフ

取材を終えて

　

ここに建つのかー
　

米、カレー温めてきてますよー
　

色が濃い！

さぁ実食。
　

万国橋にスパイシーな香りが漂う
　

ん！！　うまっ！　これはうまい！
　

うめーとまらん

APA社長カレーを万国橋のふもとで食べながらみなとみらいの景色を眺める。夕立が来そうなぬるい風がまた心地いい。

今回の取材を通して、素直に“楽しみ”という感情が芽生えた。建設が進むにつれて様々な懸念が挙げられるかもしれないが、横浜にとってプラスの方向に向かうよう前向きに進めていってほしいと思う。
そんなこれからの横浜の観光、街づくりについて思いを馳せながらカレーをむさぼり1分で完食する筆者であった。
　　

―終わり―