「神奈川名所100選」、広大な「くりはま花の国」って?
ココがキニナル!
冒険広場や大きなゴジラのすべり台がある「くりはま花の国」。横浜市民の認知度は?レストラン「うおくに」のソフトクリームを買ったら本店が横須賀市内で割烹料理店だとか(ポスポスさん)
はまれぽ調査結果!
入園無料のため、利用者の内訳は取っていないが、知ってて来場する横浜市民もいる。「うおくに」の本店は2014年閉店で「くりはま花の国」店のみ
ライター:やまだ ひさえ
くりはま花の国を遊びつくす
「神奈川名所100選」に選ばれているくりはま花の国は、国内外から高い評価を受けている施設だ。
1999(平成11)年には、「海と緑を生かした活気あふれるまちづくり」を市民一体となって取り組んだことが認められ「緑の都市賞・内閣総理大臣賞(緑の都市づくり部門)」を受賞。
さらに2000(平成12)年には、国際公園レクリエーション管理行政連合(IFPRA)が主催する「花と緑の都市づくり国際コンペディション」で、「Nations in Bloom 2000(ネイションズ・イン・ブルーム・2000)」で最優秀賞を受賞している。
2つの受賞を記念した碑
国際的な評価を受けるだけあって、自然の地形を生かした花の国には、満開の花と一緒に楽しめる場所がある。
1997(平成9)年9月、高齢者や身体の不自由な方、小さい子どもでも楽しめるように導入されたフラワートレインの順路にそって紹介しよう。
乗車賃は片道大人210円
フラワートレインは、コスモス・ポピー園から反対側の四季の花壇前までを、約20分で結んでいる。
車窓からの眺めは最高
標高1000メートル。くりはま花の国最高地点にあるのが「冒険ランド」だ。
アスレチック感覚で遊べる冒険ランドには、今や同園のシンボルにもなっているゴジラの滑り台がある。
存在感のあるゴジラの滑り台
1999(平成11)年11月、基地の町というイメージを払拭し、子どもたちに夢とロマンを感じてほしいという願いから、横須賀市商工会議所青年部が中心となり約12万人の署名を集めて製作、市に寄贈したのがゴジラの滑り台だ。
全長10.04メートル。迫力満点のゴジラだ
尻尾が滑り台になっている
子どもに大人気の滑り台だ。
冒険ランドから徒歩で3分ほど坂を下った場所にあるのが「県木の広場」だ。
各県の木が植えられている
広場内にある「愛の鐘」はカップルの定番スポット
フラワートレインが次に停車するのが「ハーブ園入口」だ。11.8ヘクタール(横浜スタジアム約4.5個分)の敷地で、約11万株のハーブを栽培している。
関東エリアでは有数の規模を誇る
取材した5月はラベンダーが良い香りを漂わせていた
ハーブ園で人気が高いのは無料で楽しめるハーブの足湯「湯足里(ゆったり)」。園内で栽培、乾燥したハーブを中心に使っている足湯だ。
季節によってことなったハーブの足湯が楽しめる
年初めのお正月は松、冬は風邪や殺菌に強いもの、五月病の季節は鎮静効果のあるもの、秋口は夏の疲労回復に効果があるもの、というように季節ごとの悩みや病気に対応したハーブになっているという。
ハーブ園の斜め前には「天空レストランロスマリネス」がある。
パスタやカレーなどのオリジナル料理が楽しめる
最高のメニューは目の前に開けた眺望だ
眼下の久里浜港はもちろん、対岸の房総半島まで一望できる。もう1ヶ所の絶景は、ロスマリネスを下った場所にある休憩ポイントだ。
久里浜港の眺めを独り占めできる
東京湾フェリーから見える看板が目印
ここから先は一気に下り。フラワートレインの終着駅がある。
終着駅「四季の花壇前」
くりはま花の国は、無料で楽しめるスポットが大半だが、アーチェリー、エアライフル、パークゴルフなど有料の施設も併設されている。
アーチェリー場 (HPより)
道具を貸してもらえるし、指導員もいるので初めて体験するにはいいかもしれない。
1日思い切り楽しめる、それがくりはま花の国だ。
取材を終えて
花の国は徒歩で散策可能だが、著者がお薦めしたいのはハーブ園までフラワートレインを利用し、歩いてスポット巡りをしながら戻ってくるコースだ。
丘陵地帯にあるので上り坂はかなりきつい。
ご参考までに・・・。
―終わりー
くりはま花の国
住所:横須賀市神明町1番地
管理棟電話番号:046-833-8282
開園時間:9:00~18:00(4~10月)、9:00~17:00(11月~3月)
休 園 日:月曜日(11月~3月)祝日にあたる場合は翌日
和風レストラン「うおくに」 花の国店
電話:046-834-4187
営業時間:花の国の開園時間と同じ
定休日:月曜日 (花のシーズン中は無休)
わださん
2016年05月22日 16時53分
この記事を読んで今日行ってきました。一番参考になったのは「ハーブ園までフラワートレインを利用し、歩いてスポット巡りをしながら戻ってくるコース」です。上り、か・な・り・きついです。私たちが行ったときも、上り始めて最初の停留所でギブアップしたカップルが乗車を希望していましたが、満員(降りる乗客がいなかった)なので乗車できませんでした。少なくとも頂上の「冒険ランド」までの乗車は必須です。ちなみにハーブ園は頂上の冒険ランドから坂を下った先にありますので、帰りは上り坂が待ってます。
ポスポスさん
2016年05月20日 16時47分
リポートありがとうございました!うおくに本店はもうないのですね、残念です。私が行ったのは去年の12月初めくらいだったため花も寂しく、にぎわっていたのはうおくにのある方の入り口付近とゴジラの広場だけでした(笑)ここはフラワートレインで廻るのがおすすめです!!係員のおじさんたちも親切にしてくださいました。
船長さん
2016年05月20日 11時05分
標高1000mとは筑波山より高いぞ〜