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横浜市立中央図書館では、約100万点の本をどうやって利用者に届けている?

横浜市立中央図書館では、約100万点の本をどうやって利用者に届けている?

ココがキニナル!

横浜市立中央図書館の書庫の中の資料を請求してみたのですが、たったの5分ほどで受け取れてしまいました。書庫ってどんな風になっているのか、はまれぽなら取材できますよね。(sakanaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

地下3階分の広い書庫には約100万点の資料が。書庫内の職員さんが手作業ですばやく見つけて届けている。中には歴史的価値の高いものもたくさん。

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ライター:はまれぽ編集部

貴重な文化財を後世に


 
総計およそ100万点、幕末から現代までのさまざまな資料を書庫ではどうやって保管しているのか。鈴木さんと琴寄さんから、さらにお話を伺った。

まず重要なのが、書庫内の照明を落とし暗くすること、そして空調を管理して温度・湿度を一定に保つこと。そして資料の状態に応じて、保護のやり方にバリエーションがあるそうだ。
もとの資料の表紙の上から丈夫な表紙を装丁(そうてい)する「製本」、資料を堅いカバーで包みこむようにする「帙装(ちつそう)」や「簡易帙装」、資料をまるごと中性紙でできた紙袋に入れて保護するといった方法がとられている。

 


製本された資料。丈夫な表紙をめくると元の本の表紙が見える。戦前の統計資料だ
 

普段は中性紙袋で保管している本(右上)と、簡易帙装本(左下)、帙装本(右下)
 

帙装された本はカバーを外すとそのままの状態で閲覧可能
 

「読めればいいだけでなく、入手時点の状態を保つことも大切ですので、資料にできるだけ手を加えずに保存できるベストな方法を選んでいます。例えば紙が劣化して固い表紙を取り付けるのに耐えられない場合は、中性紙袋に入れて保管します」と鈴木さん。文化財としての資料の価値を損なわないための職員さんの工夫と苦労がうかがわれる。

さらに明治期の浮世絵などの特に貴重な資料については「貴重書庫」に保管し、デジタル化したデータを利用者に閲覧してもらっている。
 


この扉の先が職員でも原則立ち入り禁止の貴重書庫

 
中央図書館ではこのようにしてさまざまな保存方法で、資料の状態を損なうことなく利用者が閲覧できるようにしている。横浜市民であれば無料でこれらの本やデータにアクセスできるし、相互利用システムによって近隣の自治体の住民でも読むことができる。とてもお手軽に、知的好奇心が満たされる空間ではないだろうか。
 


さまざまな方法で保護された資料たちが、読まれる日を待っている

 
ただ、これらの文化財を守り伝えるためには、資料に触れる我々も気をつけなければならないだろう。勝手に書き込んだり、ページを切り取ったりしないことはもちろん、紙の本なだけに液体が天敵。

「飲み物や雨のような水による汚損(おそん)が目立ちます。図書館の資料を使うときは飲食物を遠ざける、持ち運びの時は雨に当たらないように蓋ができる鞄を使う、結露が生じた飲み物の容器に近づけないなど大切に扱っていただけると嬉しいです」とのメッセージを、取材に対応してくださったお二人からいただいた。

 
 
 
取材を終えて
 
図書館で出会える本は開架の本棚に並んでいる本だけではない。この中央図書館のように書庫に所蔵されている資料も市民の貴重な財産で、職員の皆さんの努力によって未来に受け継がれていく。またひとつ、横浜という街の暮らしを、そして文化を支える人とシステムを知ることができた。
 
 
―終わり―
 
 

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  • 横浜市には中央図書館の他に、17館の地域館があります。(各区に1館)この地域館を支えているのが中央図書館で、地域館に合い資料も、請求すると直ぐに地域館に届けてくれます。このようサービスを、地区センターやコミュニティーハウスでやっていただけると横浜市民としては嬉しいです。

  • 自動化されているのかと思いきや手作業だったのか....最後はやっぱり人の力なのでしょうかね。

  • 上の目に見える建物はおしゃれだけど、そんなに多くの本は保管出来ないだろって、なめていたことを後悔しています。地下に秘密があったんですね。

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