宮司お手製のスズメバチのお酒がある!? 西区の伊勢山皇大神宮を直撃した
ココがキニナル!
伊勢山皇大神宮の宮司さん、スズメバチを採取して焼酎漬けにするのが趣味らしいです。以前は鎌倉の鶴岡八幡宮の2番目に偉い宮司さんだったそうです(ナチュラルマンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
鶴岡八幡宮で「禰宜」を務めていた池田宮司は「ニホンミツバチを見て神道が分かった」と話すほどの自然好き。スズメバチ焼酎はミツバチ飼育の副産物だった
ライター:はまれぽ編集部
創建150周年を迎える横浜総鎮守
伊勢山皇大神宮は、横浜総鎮守として創建され、2020年で150周年を迎える。その記念式典に向けて、神楽殿や参集殿の建設を終えたばかり。現在は、式年遷宮を迎えた伊勢神宮から払い下げられた建材をそのまま使った御本殿の造営が進められている。
今回は特別に、完成したての神楽殿や御本殿の造営現場をみせていただけることに。
神楽殿には造営中の本殿に代わり、御祭神が遷されている
直会などに使われる参集殿は、壁の精巧な細工も見事。熟練の職人の手によるものだ
御祭神が遷されている神楽殿は、自由に出入りはできないが、お宮参りに来た参拝者などに公開している。参拝前にお祓いを受け、厳かな雰囲気の中に足を踏み入れると、自然と身が引き締まるようだった。スズメバチを見た時よりもびびっていたかもしれない。
続いて、御本殿を造営している現場へ。こちらは基礎を作っている段階だった。
基礎さえできれば、あとは組み立てれば完成だ
池田宮司によれば、伊勢神宮から譲り受けた建材は、表面を削ると無垢材のような白色と異なり「黄金色をしていた」という。まもなく姿を見せる、「黄金の御本殿」の姿もなんとも楽しみだ。
伊勢山皇大神宮がこの場所にできた150年前、横浜の人々は三日にわたって創建を祝ったという。地方からの移住者も多かった横浜が、その時に「初めて一つの『横浜』になった」という歴史があるのだ。
この横浜の中心地で、今も自然とともにある伊勢山皇大神宮で、その原点を見たような気がした。
取材を終えて
池田宮司は境内で切られた木材でキノコを栽培するなど、その自然好きは徹底している。同時に、どんなものでも無駄にしないという、自然に寄り添った生き方を実践しているようにも感じた。
苦手という気持ちが先行していたスズメバチだが、同じ営みの中で生きる生き物同士に違いない。お土産にいただいたスズメバチ焼酎は、大切にいただくことにする。
一口ごとに勇気がいるぞ
ー終わりー
ナチュラルマンさん
2018年04月27日 01時16分
濱俊彦様、針や毒はそのままです。ちなみにスズメバチ酒は信州の道の駅や土産店で売られていますが、宮司さんの製法とほぼ同じです。マムシ酒、沖縄のハブ酒も毒はそのままです。ただし、私はハブ酒は知りませんが、マムシ酒は脱糞させてから瓶にいれて焼酎などに漬けると聞きました。スズメバチ酒は飲むだけでなく、皮膚に塗ると虫刺されに効果があると聞きました。(ただし、蜂に刺されても効果があるといわれますが、私は医学的な根拠を知りませんし、あくまで信州の道の駅の売り場の方の話、効果には個人差も考えられますので、仮にスズメバチ酒を手に入れても蜂に刺されたら医師の診察を必ず受けてください)
濱俊彦さん
2018年04月22日 14時17分
記事を読んですごく気になったんですけど、スズメバチの毒はどうしているのでしょう?抜いてから焼酎に漬けているのか、はたまたそのまま漬け込んでいるのか…。
三日坊主さん
2018年04月19日 22時08分
非常に面白く拝見致しました。