【体験レポ】京急ミュージアムの体験コーナーを遊びつくしてきた! 京急のレジェンドも登場
ココがキニナル!
横浜の京急グループ本社1階にオープンした京急ミュージアムの体験コーナーを遊びつくす!オトナでも楽しめるの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
2020年で40歳を迎えるはまれぽ編集部最年長の小島も大満足の「京急ミュージアム」。細部までこだわって作られた館内の体験コーナーは子どもやマニアでなくても楽しめる。
ライター:はまれぽ編集部
マイ車両工場
最後はオリジナルのプラレールが作れるマイ車両工場で工作体験だ。内覧会のレポート記事で紹介した、「京急ミュージアム」の館長である佐藤武彦(さとう・たけひこ)さんが作り方をレクチャーしてくれた。
館長の佐藤さん
工作を始める前、京急電鉄では4年に1度、車両をバラした点検を行っていると解説してくれた。普段利用している車両がどのようにして安全に運用されているかということを知ってもらうためだ。
壁には京急車両のプラモデルが
「このプラモデルを組み立てたらどうなるの? とよく聞かれますが、組み立てたことがないので分かりません(笑)」とお茶目に笑う佐藤さん。工作の説明へ移ろう。
4種類の色からどの京急電車を作るかを選ぶ
選んだ色の電車シートとシールを受け取る
シールを貼るときの注意点を確認
さあ! どんなオリジナル京急車両ができるかな!
出来上がりが楽しみだ
う~ん
実はこのマイ車両工場、子どもは案外すぐに出来上がってしまうそう。「オトナは凝った車両とか、本物に近い車両を目指すので、時間がかかるんですよね~(笑)」と佐藤さん。
しかし、机には京急車両の例があるのでご安心を。これを見ればリアルな京急車両が作れるぞ!
京急車両を観察してみよう!
小島はシールでデコレーション
少年のように。いや、少年より黙々と工作をするオトナ
できた!
車両のデザインができたらコピーし、シールにする。
シールへデザインをコピー
シールになった小島オリジナル京急車両のデザイン
この真っ白なプラレールにシールを貼っていく
佐藤さんはこのマイ車両工場で使用する車両やシール、クレヨンなど、全てを半年かけ試行錯誤したという。車両はタカラトミーに新1000系のモデルを発注。シールは市販で売られていたシールで何回も強度を試し、家に帰った時に剥がれていないようにと特注したシールだ。クレヨンにも佐藤さんはこだわり、市販で売られているペンなどを購入していろいろ試した。
たくさんの種類のペン類
京急グループ社員のお子さんで実際に書いたり作ったりしてもらい、ようやく材料が決まったが、その頃には佐藤さんのデスクはプラレールの試作品であふれるほどになっていたそう。
試作品も飾られていた
車体にシールを貼って
プラレールを置く台を組み立てる
この台は、帰った後も遊べるような仕掛けがされている。
駅になる!
オリジナルボックスを組み立て
プラレールを入れて
紐を通し
完成!
簡単に作ることができるマイ車両工場だが、凝ればどこまでも凝ることができ、バリエーション豊かに作ることができる。気恥ずかしいかもしれないが、この工作体験をした読者は、帰るときに必ず首からさげて帰ることになるだろう。
左から小島オリジナル京急車両と筆者・和田オリジナルみなとみらい車両
帰社後、小島のデスクを見ると
工作体験で作った車両が大事そうに飾られていた
取材を終えて
京急ミュージアムの体験はオトナだからこそ楽しめるポイントが数多く潜んでいる。
今回の記事で紹介した京急グループのマニアックなこだわりは、これだけではないはずだ。飯島さんや佐藤さんは「子どもやマニアじゃなくても、楽しかったと言ってもらうことを目指しています」と口を揃えて言うが、このように細かいところまで徹底的にこだわっているからこそ、京急電車やバスをリアルに感じ取れるのだろう。
今後もお客さんに楽しんでもらうため、イベントなどを考えていくという。
普段の生活で私たちを支えていることが分かった「京急ミュージアム」とミュージアムを支える職員には頭が上がらない。今後も新たな発見ができそうだ。
ー終わりー
取材協力
京急ミュージアム
住所/横浜市西区高島1丁目2番8号
電話/045-441-0999
https://www.keikyu.co.jp/museum/