横浜・杉田商店街「ぷらむろーど杉田」リーズナブルな昼呑み「1000ぶら」
ココがキニナル!
「むつや」さんで薬草ハイを、「龍馬」でグレープフルーツサワーを飲み、「蕎麦心」で空腹を満たしたうえ「杉田屋商店」で酎ハイ&「ながら」さんでおにぎりを購入し、上機嫌で帰宅
ライター:伊東じゅん
「1000ぶら」の話を編集部から依頼され、伊東は考えた。一体何が出来るというのか・・・酒を飲むことと麺好き以外に取り柄や趣味がないではないか・・・。あっ、それだったらお酒を呑み歩けばいい! 1000円で安く呑めるお酒を探そう! 以前「ラーメン藤龍」の取材の時からキニナっていた新杉田駅の杉田商店街「ぷらむろーど杉田」には、たしか居酒屋さんがたくさんあったはず!
ルンルン気分でJR根岸線で新杉田駅へ!
気分とは裏腹にあいにくの曇空
1000ぶらスタート!
と、商店街に入ると思いきや・・・
お金だ・・・しめしめ
まず、パチンコ店で増やそうかなぁ~
っておい!
曇っていてヤル気が出なかったので、1000円の元手をパチンコで増やし「10000ぶら」に変えようかと魔が刺したが、編集部からの「ちゃんと取材をしているか」という確認の電話で我にかえり、反省する・・・。
気を取り直して新杉田商店街「ぷらむろーど杉田」へ
商店街の中へ入ると、人通りが多くとてもにぎわっていることに加え、飲食店の看板が多い印象だ。「杉田のアメ横」なんていうおもしろい看板も!
まずは商店街の会長さんにお話を伺いに「芝時計店」へ。
80年ほど続く芝時計店
丁寧に穏やかにお話をして下さる杉田商店街会長の芝さん
杉田商店街の会長・芝正治(まさはる)さんは、芝時計店の3代目。戦争中から続く時計店で正治さんの祖父は南区にある中村橋の近くで時計店を営んでいた。
当時同店のある磯子区には時計店がなく、わざわざ時計を直しに南区の中村橋の芝時計店に通うお客さんもいたそうだ。そこで正治さんの父が店を継いだ時に、杉田の今の場所に移り時計店を始めたという。
店内には古い時計と芝さんの似顔絵
たくさんの時計に囲まれながら、杉田商店街についてお話を伺う。
杉田商店街は1948(昭和23)年に商店街の原型となる杉田商友会を設立。
現在の店舗数は約87店舗。その大半が飲食店を占めているのは、杉田の周辺に工場が増え始め、労働者たちが利用する飲食店が増えたからだという。
1985(昭和60)年の杉田商店街
「ぷらむろーど杉田」となった杉田商店街のアーケードは「杉」をモチーフにしている
その飲食店の中でも目立っているのがチェーン店の多さだ。
チェーン店が増え始めたのは4、5年前。商店街のメインストリートがJR線の新杉田駅と京浜急行線の杉田駅に挟まれていることもあり、1日約1万人もこの商店街を行き交うというのだから、チェーン店をはじめとする商店が多いこともうなづける。
と、そこに・・・奥さんがご近所さんからもらったサバを持ってご帰宅。
捕れたてのサバ! 大きい!
こういうご近所付き合いいいなぁ~、とほのぼのしたところで、早速商店街へ繰り出すことに。
ちなみに芝さんの好きなお酒はウイスキーの「山崎の13年」。渋いです。