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横浜市内でも相次ぐ食品の「誤表示」問題! なぜこんなことが起きた?

ココがキニナル!

ホテル、デパート、レストランなど横浜市内でも相次いで発覚している食品の「誤表示」問題。発生した原因と詳細、被害に遭わないためのポイントがキニナル(おにいさん、はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

食事の提供時間短縮や食材の安定供給、業者側の認識不足が主な言い分。消費者側が誤表示と見極めるのは難しい現状で提供側のモラルが求められる

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ライター:はまれぽ編集部

相次ぐ「誤表示」。業者目線の言い分



連日報じられている食品に関する「誤表示」問題。横浜市内でもデパートやレジャー施設内のレストランで提供された食事に実際の使用材料とは異なる表示がされていたことが相次いで発覚した。

高島屋は5日(火)、横浜高島屋8階レストラン街のテナント「ニホンの食卓 つくみ」が提供していたメニュー表示や商品名と異なる食材を使用していた、と発表した。
 


飲食店での「誤表示」が判明した横浜高島屋


虚偽の表示が行われていたのは、つくみが単品や定食で提供する「霜降り牛ステーキ」「和牛メンチカツ」「稲庭うどん」「蟹クリームコロッケ」の4品で、今年10月30日まで提供されていたもの。

「霜降り牛ステーキ」については、同店が営業を開始した2011(平成23)年8月29日から提供されていたもので、ステーキ肉に牛脂を注入し、これまでに1万5758食を販売していたという。

景品表示法(景表法)では牛脂を注入した場合、食材として販売したり、メニューとして提供したりする際には「加工肉」と表示しなければならないとしているが、実際には加工をしていない1枚肉であることを誤認させるかのような「ステーキ」と表示していた。
 


牛脂を注入した場合は「加工肉」となる(写真はイメージ)


同年10月7日から3134食を売り上げた「和牛メンチカツ」は、実際には「和牛50%・豚肉50%の合いびきミンチ肉」を使用。「稲庭うどん」は秋田県外で生産した「稲庭風うどん」を、「蟹クリームコロッケ」は「鳥取県産紅ズワイ蟹」と表示しておきながら、実際には「アラスカ産」を使っていたという。

高島屋の自社調査で判明したものだが、メンチカツの肉を納入する業者は「半分も和牛が入っているのだから、(和牛という表示で)問題ないという認識だった」と話していたという。

また、「稲庭うどん」「蟹クリームコロッケ」は当初、表示通りの原材料を使っていたが、混雑した食事時に迅速に提供するため、うどんは同年12月6日に乾麺から稲庭風の冷凍生めんに、ソースから作っていたコロッケは同年10月11日からアラスカ産のカニを使った既製品に切り替えたという。セットメニューも含め、うどんは3万2981食、コロッケは9666食提供していた。
 


「誤表示」があった「ニホンの食卓 つくみ」(同社ホームページより)


このほか、JR新横浜駅と直通する「タカシマヤフードメゾン新横浜店」3階の「銀泉亭(ぎんせんてい)」で2013(平成25)年10月11日から273食販売した「牛ステーキとフォアグラのスタミナ重(981円)」の牛ステーキにも牛脂が注入されていた。
 


「銀泉亭」も出店するタカシマヤフードメゾンがある新横浜駅


これらの商品や食事は、いずれも10月30日で販売を中止。過去に販売・提供した分については利用状況が確認でき次第、返金する。また、フリーダイヤルや横浜高島屋7階の特設問い合わせカウンターで相談に応じるという。

高島屋の広報IR室は、「施設を管理・監督する立場にありながらも、原材料にまで踏み込んだ確認が不十分だった」と認めた上で「お客様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。管理体制の再徹底に努め、再発防止に取り組んでいく所存」とコメント。

具体的には「取引先に協力してもらい、原材料確認をする。あわせて景表法について、取引先や関係する従業員への意識向上を図る」としている。