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スゴイ倍率で人気殺到!?「よこはまこどもマリンスクール」ってどんなイベント?

ココがキニナル!

横浜市体育協会が事業承継した子供向けの「よこはまこどもマリンスクール」がある、抽選があって毎年物凄い倍率らしい。実際に参加するとどんなことやるのかキニナル。(とうさんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

日本丸や南伊豆での宿泊合宿、遠泳や手旗信号の検定試験などを通して、「強くてやさしいハマっ子」が育っていた。

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ライター:山口 愛愛

日本丸とともに子どもたちが成長



「よこはまこどもマリンスクール」という、なんとも横浜らしい小学生向けのスクールがある。主に活動が行われている場所は、みなとみらいにある帆船日本丸だ。
 


全長97メートルの帆船日本丸は現役時代の姿のまま


帆船日本丸では、横浜市の「帆船日本丸保存活用基本計画」に基づき、1985(昭和60)年より青少年などに対して船の生活を体験する海洋教室が実施されている。

この事業の一環として公益財団法人横浜市体育協会が行っているのが、この「よこはまこどもマリンスクール」だ。
 


活動日にはスクールの旗が掲げられている


横浜市在住・在学の小学校4~6年生を対象に、毎年1年間単位のプログラム(年間12回ほど)を実施しているという。帆船日本丸での訓練は基本毎月1回、そのほかに金沢区野島青少年研修センターや静岡県南伊豆臨海学園などの宿泊訓練や小学校のプールを借りての水泳訓練などがある。

この人気のスクールが実際にどんなプログラムを行っているのか、活動日に帆船日本丸と訓練センターを訪れ、横浜市体育協会・スポーツ事業部の諸星さんに概要を伺った。
 


スクール担当の諸星さん。「学校生活と違う経験を味わってほしい!」


「海と船と港に関する知識や技術を身につけるだけでなく、集団生活を通して、心身をきたえ、やさしく、強い“ハマっ子”を育てることを目的としています。
日本丸に宿泊できる人数が88人なので、宿泊訓練のときに2回に分けて行うことから、定員は176人です」と諸星さん。

176人! 投稿にもあったように人気があり、船での訓練ならではの大所帯だ。 近年では、ほかの習い事をしている子どもが多く、応募人数は減ってきているものの、毎回定員オーバーで抽選となり今年度は1.3倍だったそうだ。 
 


メモリアルパークがいっぱいになるほどの人数


主な活動内容は、日本丸の甲板磨きや、手旗信号やロープワーク、シーカヤックやカッター操縦などの訓練。日本丸で宿泊訓練を行い、夏には南伊豆で5日間の合宿も行う。

この合宿では、シュノーケリングで生物観察を行うほか、1500メートルもの距離を遠泳するため、合宿に向けて4日間程度、市内の学校などのプールで水泳の訓練も受ける。

訓練の成果や仲間の応援もあって、合宿では参加者の8割が1500メートルを泳ぎきることができるというのも驚きだ。
 


水色のトレーナー、Tシャツ、スカーフがスクール生の目印


キニナル参加費用は、Tシャツやトレーナー、手旗などの用具、合宿費用を含めて、年間8万円とのこと。

「親御さんのすすめで入る子たちもいますが、自分の希望で来ている子が多く、(友達同士ではなく)1人で参加する子が多いです。活動を通して、ほかの学校の友達ができ絆も生まれます」と諸星さん。」
横浜市内の小学校に募集要項を出しているので、子どもから親御さんに「入りたい!」という積極的な子どもが多いのだとか。