桜木町の動く歩道は太陽光発電で動かせないの?
ココがキニナル!
桜木町の動く歩道は節電のために止まってることがあるけど、太陽光発電だけで動かすことはできないの?(こうきくんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
太陽光発電で賄えるのは2割弱程度の電力のみなので、それだけでは動かすことはできない!
ライター:田中 大輔
みなとみらいの玄関口、桜木町駅からランドマークタワーを結ぶ連絡橋部分にある動く歩道。
いつ通っても多くの人が利用しているが、3月11日の震災直後から運転が停止されていて、5月30日からようやく時間制限ありで復活の運びとなった。
だが、実はあそこの屋根にはソーラーパネルが設置されていて、常に太陽光発電が行われている。
その太陽光発電では、動く歩道を稼働させるだけの電力は賄えないのだろうか。
平日の昼間でも利用者は多い
現状はどうなっているの?
まずは現地へ行って、状況を確かめてみた。
この日も多くの利用者が動く歩道で行ったり来たり。乗り口には「節電のためトラベーター(動く歩道のコト)を次の時間帯のみ運転しています」との張り紙がされていた。
取材に行った6月17日現在は午前7時から午後9時までの稼働とのこと。
平常時は午前0時まで動いていたので、夜間の3時間を短縮したことになる。
コレで初めて「トラベーター」の呼称を知った
意外と知らない発電システム
動く歩道の周辺にいた人たちに「太陽光発電の設備がついていることを知っていますか?」と聞いて回ってみたところ、今回の取材に応じてくれた人は、全員が「知らなかった」との答え。よく動く歩道を利用するということだったが、発電システムのことは知らない人も多いようだ。
実は、桜木町駅からエスカレーターを上ってくると、左手に「太陽光発電システム」と書かれた掲示板があり、発電量がリアルタイムで表示されている。
今回、話をうかがった人の中には、「あー、アレ、なにかと思ってたんですよ」とのお答えも。確かに、移動経路という本来の目的柄、それほど気に留めず行ってしまうことが多いのかも。
この日は雨で発電量は少なめ