「アロハヨコハマ2011」食中毒事件、カフェフラハワイの対応は?
ココがキニナル!
「アロハヨコハマ2011」でスパムむすびを提供し、食中毒を出した「カフェフラハワイ」は、その後どのような対応をとっているのですか?
はまれぽ調査結果!
「ベイクオーター店」は営業禁止処分に。現在、保健所からの指導のもと再発防止に努めています。
ライター:河野 哲弥
23日夜、横浜の大さん橋で行なわれたイベント「アロハヨコハマ2011」で、集団食中毒事件が発生した。
嘔吐や腹痛などを訴えた男女16名が共に「カフェフラハワイ」で飲食をしていたことから、横浜市保健所は24日、同店が原因と断定し、調理を行なっていた「ベイクオーター店」を営業禁止処分とした。
この「カフェフラハワイ」は、藤沢市に本社を置く株式会社セキノレーシングスポーツ(代表取締役・関野光延) が運営する飲食店。さっそく事件の経緯や今後の対応について話を伺ってきた。
被害者に面会し、謝罪を続けている同社
藤沢駅南口にある、同社が入るビル外観
対応いただいた原田さん
「この度は、社が提供した商品につきご迷惑をおかけしまして、大変申し訳なく思っています。」
と話すのは、同社広報部の原田さん。
現在、保健所を通じて面会許可をいただけた患者に、社長自ら謝罪を行なっているそうだ。
なお、直接的な原因はまだ不明で、保健所による調査が引き続き行なわれているとのこと。
そこで、どのようにして料理が会場に運ばれていたのかについて聞いてみた。
まず、問題の「スパムむすび」は3種販売されていた。
「プレーン」、「高菜入り」、「キムチ」味となる。当日最も量が出ていたのは「プレーン」で約350食、残りについては約90食ずつといったところ。このうち「プレーン」に原因があったのではないかとみられている。
これらは「ベイクオーター店」で調理された後、直接人の手に触れないようラップで包み、冷蔵庫で保管していたそうだ。
その後、ドライアイスなどを詰めたクーラーボックスに入れ替え、車両でイベント会場に搬入。
お客様に出すときは、電子レンジで再度加熱して提供していたとのこと。
イベント会場では食品に直接手を触れないよう留意していたことからも、恐らく調理の段階で問題があったのではないかと原田さんは言う。
今後は「ベイクオーター店」の清掃作業を徹底すると共に、保健所による原因の特定が明らかになり次第、その結果をふまえて更なる再発防止に努めていきたいとのこと。
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