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30年以上続く保土ケ谷区和田町の土地問題、ついに解決か!? 不法占有の建物所有者に突撃!

ココがキニナル!

以前、はまれぽで紹介した保土ケ谷区和田町の違反建築物に横浜市から是正措置命令が出されたらしいけど、その内容は? 今後はどうなる?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市建築局と保土ケ谷土木事務所が法律に基づいて建物の除去命令を発令。4月16日までに履行されなければ刑事告発も検討。所有者は明け渡す考え

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ライター:はまれぽ編集部

「困った建物」に是正措置命令



2014(平成26)年3月にはまれぽで紹介した保土ケ谷区和田町にある児童公園か空き地か分からない土地があり、その隣に「勝手に住んでいる人がいて、役所が困っている」という問題に進展があった。
 


役所が「困って」いた建物(2014<平成26>年3月撮影)
 

横浜市建築局違反対策課では「勝手に住んでいる」建物所有者の男性に対し、1993(平成5)年から横浜市水道局が所有している土地に「不法占拠した道路に建物などがある」として、道路に突き出た部分について除却するよう指導をしてきた。

しかし一向に是正がなされないため、2015(平成27)年2月19日(木)、建築基準法に基づいて道路に突き出ている建物を除去するよう是正措置命令を出した。また保土ケ谷土木事務所も同日、道路法に基づく是正措置命令を出した。履行期限はともに2015年4月16日。
 


是正を命じる看板
 

市建築局と保土ケ谷土木事務所は、これまでにも所有者の男性に行政指導をしたり、両者で話し合いを重ねてきた。
 


建築局の主な指導経過(クリックして拡大)
 

では、なぜこのタイミングでの撤去命令なのか。また、なぜ命令までここまで時間がかかったのかを伺った。

まずは建築局違反対策課の大谷勝(おおたに・まさる)課長に聞く。
 


取材対応してくれた大谷課長
 

大谷課長によると、前述の表にもあるが一番の原因は2013(平成25)年10月の台風だという。猛烈な風と激しい雨を伴った台風26号が横浜市に接近した結果、件(くだん)の建物の外壁の一部が崩壊した。

以前は所有者の男性が住んでいた形跡があり、平屋建てで周辺に住宅がないことから、市は万が一倒壊しても、ほかの物件と比べて緊急性が高くないことなどと判断。その結果、最初の行政指導から20年以上経過しても撤去に至る十分な対応ができていなかった。このことについては、大谷課長も認めている。

しかし、最近は居住の実態が確認できないことや、近隣住民から放置しておくと防犯や衛生上好ましくないとの意見があったこと、是正勧告に応じないことなどを考慮し、是正措置命令に至った。
 


台風から2年。人が住める状態ではない(2015<平成27>年2月撮影)
 

大谷課長は「道路管理者である保土ケ谷土木事務所との兼ね合いもあるが、期限である4月16日までは自主撤去を促すよう継続的に指導していく」とした。
期限までに是正がされない場合は「建築基準法に基づく刑事告発などの措置も検討していく」とし「保土ケ谷土木事務所と協力し『オール市役所』として市全体で対応したい」述べた。