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ココがキニナル!

港の見える丘公園にある赤白に塗られたアンテナは何のアンテナなのか気になります。携帯電話のアンテナでは無さそうです。(イルカさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

アンテナは船舶情報事業を手がける東洋信号通信社の通信施設。横浜港を航行する船舶との無線連絡用として、現在も毎日使用されている。

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2015年03月02日

ライター:篠田 康弘

港横浜は丘の街でもある。海に向かってそびえ立つ山手の丘を歩けば、開国からの歴史を刻んださまざまな建物が目に入ってくる。

その中に、赤白に塗られた鉄塔が立っている。港の見える丘公園から横浜港を見下ろすように立つその鉄塔は、山手の丘にある建物の中でも異彩を放っている。
 


投稿にあった写真
 

あの鉄塔は何なのだろう? 何に使われているのだろう? 調べてみると、港町横浜にとって欠かせないものであることが分かった。
 


港の見える丘公園の謎のアンテナ

まずは山手町の港の見える丘公園に向かい、投稿にあったアンテナがどのようなものか確認してきた。
  


港の見える丘公園
 

海を見下ろす丘の上に、確かに赤白の鉄塔が立っていた。
 


赤白のアンテナ
 

何かのアンテナのようだが、これは携帯電話のアンテナだろうか? ここで写真をよく見てほしいのだが、アンテナの横になにやら字が書かれている。カメラのズームで拡大してみたところ「東洋信号通信社」と書かれていた。
 


「東洋信号通信社」
 

何かの会社だろうか? キニナったので、アンテナの下まで行って確認してみることにした。アンテナの下には建物があり「東洋信号通信社」という表札がかかっていたが、ドアには鍵がかけられていて、中には誰もいないようだった。
 


アンテナの下の建物
 

建物の入り口のドア
  

「東洋信号通信社」の表札
 

現地取材後にインターネットで「東洋信号通信社」を調べてみると、同名の会社のホームページが見つかった。だが本社所在地は鶴見区大黒ふ頭となっており、港の見える丘公園がある中区山手町周辺に施設があるという案内もなかった。
 


東洋信号通信社のホームページ
 

つながりがあるかどうかは分からないが、とりあえず電話をかけて港の見える丘公園のアンテナのことを聞いてみると「当社の所有物です」という回答があった。取材を申し込んだところOKをいただいたので、本社にお邪魔して詳しい話を伺うことにした。
 


日本の海の情報屋、東洋信号通信社

東洋信号通信社の本社は、鶴見区大黒ふ頭の流通センターの8階にあった。今回は同社総務部総務グループサブリーダーの森田泰一郎(もりた・たいいちろう)さんにお話をうかがった。
 


東洋信号通信社の本社がある流通センター
 

投稿にあった内容を説明し、あのアンテナが何に使われているのかを伺ったところ「船舶との無線通信用として使用しています」という回答があった。なぜあそこに立っているかについては、同社の現在までの歴史が大きく関わっていた。

東洋信号通信社(資本金:5000万円、従業員数278名)は1932(昭和7)年の創業。当時は船舶や港湾関係の会社が個別に丘の上に見張りを置いて船舶の入港状況を確認し、港で待機している従業員たちに知らせていたのだが、これらの仕事を代行することを商いとする会社として発足したとのことであった。

そして本社を、横浜港への入港状況を確認するのに最適な場所に設置した。それが山手町の、今回投稿にあったアンテナのある場所であった。現在も登記上の本社はこちらとのことであった。
 


新山下方面からの写真。見晴らしの良い場所にあるのがよく分かる
 

あの場所から横浜港を撮影した古い写真があったので見せていただいたが、港全体を一望できる様子がはっきりと写っていた。
 


山手の丘の社屋から撮影した写真。撮影当時は横浜港を一望できた
 

第二次大戦後、船舶との通信手段に劇的な変化が訪れる。1964(昭和39)年に社会情勢の変化に合わせて、そのころ国際的に標準化されていた、無線通信によって港と船舶が情報交換を行うための陸上局である「ポートラジオ」と呼ばれる機関を東京都、横浜市、川崎市が導入することになったのだ。この日本で初めて開局したポートラジオを運営する業務を、それぞれの自治体より東洋信号通信社が受託。その際、今回投稿があった鉄塔が建設されたとのことであった。
 


かつての本社の写真。まだアンテナはない
 

業務形態の変化に合わせて、アンテナが建てられた
 

横浜港で導入されたのに続いて、全国の港にもポートラジオが導入されることになり、現在では多くの港にポートラジオが設けられているそうだ。ちなみにアンテナを赤白に塗った理由については「たぶん航空法が関係しているはずだった」とのことであった。

その後しばらくは山手町の社屋でポートラジオ業務を行っていたが、大きな建物の増加や横浜港の拡張によって、山手の丘から横浜港への入港状況を確認することが難しくなっていったそうだ。
 


以前の横浜港
 

現在の横浜港
 

上の2枚の写真を比べてもらえば、横浜港の変貌ぶりが分かっていただけるだろう。このような環境の変化に対応するために、2003(平成15)年に横浜港の入り口に近い現在の場所にほとんどの機能を移転したとのことであった。
 


 

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