相模湖の「船でしか行けない」キャンプ場でライター・山崎が宿泊レポート!
ココがキニナル!
相模原市の相模湖には船でしか行けないキャンプ場があるそうです。どんなところなのか気になります。(nakopapaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「みの石滝キャンプ場」は相模湖の入り江の一番奥にあり、ボートでしか行くことができない。アウトドア好きにおすすめの場所
ライター:山崎 島
生まれてこの方、一度もキャンプに行ったことがない。しかし、キャンプに対する憧れは歳を取るたびに大きくなっていて、アウトドアグッズを眺めたり、キャンプ好きの友達にしつこく話を聞いて気まずくなったりしている。
そんな昨今。湖を船で渡らないと行けないという、なんともロマンチックなキャンプ場のキニナルが。これは!!!
ということで
持ち物すらどうしたらよいか分からない山崎。ひたすらこの本を読みこむ。
『新冒険手帳』(かざまりんぺい著、主婦と生活社)
動物の捌(さば)き方など、さまざまなアウトドアの流儀書かれているこちらの書籍。気持ちを高めさせていただきました。
で、JR相模湖駅
JR横浜駅から電車で1時間40分ほど。ちょっと遠出するにはほどよい距離ではないでしょうか。
大荷物が改札に引っかかる編集部・山岸
荷物が重すぎて途中で吐きそうになったライター・山崎
今回取材する「みの石滝(いしだき)キャンプ場」へ向かうには、まず相模湖駅から徒歩10分ほどのところにある「ボート乗り場」へ歩いて行く。
昭和のいい感じが漂うボート乗り場
お土産屋さんや
ゲームセンターもあるよ
「みの石滝キャンプ場」へのボート乗り場は、この楽しげなエリアの端っこにある。
キャンプをする前に相模湖について知りたいと思い、地元の方にお話を伺うことにした。
近くの「清水射的」さんへ
この辺りについての
お話をお伺いしました
こちらの射的場は1947(昭和22)年からの営業。
「(相模川を相模ダムによってせき止めて作られた人造湖の)相模湖が1947年に完成したから、その時からのお店。ここら辺のお土産物屋さんなんかもみんな古くからやっているよ。相模湖に沈んだ村の人たちがここへあがってきた」とお話してくださったのは、射的について手とり足とり教えてくださるやさしい奥様、清水さん。射的は15発500円、30発だと1000円。
射的マイスター
なんと相模湖は1947年に完成した人造湖。今の湖の一部分にはもともと村があったそうだが、相模湖を作るにあたって沈めてしまったそう。そうだったんですか相模湖、興味深いです。
でで、こちら景品
「アナと雪の(以下略)」のブロマイドも2枚いただいた。「(山岸と)喧嘩しちゃいけないから」とやさしい奥様。大丈夫!! 二人とも長女なんで!! どうもありがとうございました。
お店を出てボート乗り場に向かうと・・・
わー、相模湖だ
ひっそり。看板に書いてある番号に電話をかける
キャンプ場の管理人さんとお会いし、ボートに乗った。
いざ
よっこらせ
いってきます
湖はとても穏やかで、少し冷たい風が気持ち良い。ボート乗り場からキャンプ場まで約10分、ボートに揺られる。
遠ざかっていく娑婆
少しするとカヌースクールを楽しむ方たちの姿もちらほら
そして見えてくる
木々の中のバンガローと桟橋
ボート乗り場からは見えなかった、湖の入り江に「みの石滝キャンプ場」はある。空気がきりりと冷たく、静かな場所。
桟橋を渡ってすぐに見える大きな建物が受付と売店
キャンプ場を利用するにあたって必ずかかる料金一覧(みの石滝キャンプ場HPより)
※クリックして拡大
同キャンプ場ではテントを持ち込んでの宿泊だけではなく、バンガローの利用も可能。今回ザキヤマギシはテントを持ち込んでの宿泊なので、利用料は1人1200円。
到着してすぐに、こちらの受付で書類を記入し、管理人さんからこの場所で過ごすにあたっての説明や注意事項をお聞きする。
ごみの出し方や
注意事項。よーく読んでくださいね
また「みの石滝キャンプ場」では、管理棟でコンロや炭、寝具などをレンタルできる。受付時間は午前7時から午後9時まで。この間に必要な手続きは済ませるべしべし。
「みの石滝キャンプ場」へ行く際には事前に電話での予約が必要。
持ち運ぶのが大変なものは、レンタルもできる(みの石滝キャンプ場HPより)
※クリックして拡大
「みの石滝キャンプ場」ができたのは1955(昭和30)年ごろ。「船でしか入れない、入り江の奥に静かな場所がある」とここにキャンプ場を開くことにしたのだそう。
相模湖って大きい(GoogleMapより)
船に乗ってから、というと普通よりひと手間多いかな、と思っていたけど、街の喧騒を離れて静かに過ごしたいときは、なんていうか、ボートに乗って別の世界へ行くような感覚があり、私はとても良いと思う。
管理棟には24時間管理人さんが滞在している。そのため、緊急時の対応も安心。
開設期間は3月から11月までで、真冬は寒すぎるためお休み。
売店のスナック類や
飲み物も販売中
桟橋にはカヤックがたくさん
トイレはとても清潔な水洗式
5分300円で利用できるコインシャワーもある
テントのすぐそばの大きなバンガロー
30畳の広くてきれいな空間
キャンプ場内は、素朴ながらにとてもきれいに整備されていて、すでに居心地がいいと感じた。