関内にある屋根のない謎のバーに突撃!
ココがキニナル!
関内の真ん中辺りにビルの屋上をバーにしている店があると聞きました。屋根は無いので冬は営業していないようですが暖かくなってきたので営業しているはず。どんなお店?(bjさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
たばこ屋の屋上を改装して作った屋根のないバー「The bar tenmar」は、元教員のオーナーとその生徒たちが作った温かなお店!
ライター:コハル
屋上でお酒を飲むといえばビアガーデンが代表的だが、夏以外に営業しているバーが屋上にあるとは珍しい。いったい、雨が降ったらどうなるんだろうか?
お店のHP見たところあまり詳しい情報は掲載されていないが、冬季休業を経て今年は3月21日(土)から営業を再開しているようだ。
いったいどんなお店で、どんな人がやっているのか。お酒好きのライター・中原が、心躍らせながら取材に向かう。
屋上にあるバー!
3月21日の再オープン初日はさすがに忙しいかと思い、翌日の3月22日(日)にお邪魔することに。お店は関内駅・馬車道駅のどちらからも徒歩3分程度なので、今回は馬車道駅から歩いて向かうことにする。
駅の7番出口をでて・・・
交差点を越えると・・・・
早速「The bar tenmar(テンマール)」の看板発見!
看板に「たばこ屋の屋上」と記載があるので、それらしき建物を探すと・・・。
あった! 中の様子は見えないが、あれに違いない
見たところ、本当に屋根のない完全オープンスペースなので、確かにあれでは冬は寒いし営業できないだろう。
入り口も発見。けっこう分かりやすい場所でした
看板がライトアップされています
この階段を上るらしい
入り口の奥へ進むと、けっこう急な階段が登場。酔っ払った人が転げ落ちたりしないのだろうかって・・・なんて思いながら上っていく中原。この上にはいったいどんな空間が広がっているのか。
階段を上りきるといきなり目の前にバー出現!
壁はあるけど
天井はない! 布があるだけ
でも、ちゃんとしたバーです
ウッディでお洒落な店内は、カウンター席に加えて窓際のテーブル席もあり、全部で20名くらいは着席できそう。
正直なところ、ビルの屋上というともう少し簡易的な作りを想像していたが、まさかこんな本格的なバーがあるとは。
興奮しながらもオーナーさんに取材趣旨を伝えてインタビューをお願いすると、お気に入りのテンガロンハットをかぶって快く取材に応じてくれた。
オーナーの斉藤さん。ポーズまでとってくれました
まずは、なぜこの場所でお店をやっているのかを聞いてみる。
「この建物は私の親戚の持ち物なのですが、いろいろ事情があって私が継ぐことになったんです。1階は昔からタバコ屋をやっていて、2階は現在ほかの会社に貸しているので、バーをやるなら屋上しかないということになりまして」
バーをオープンさせることを決意したのが2009(平成21)年3月。それから約半年の構想・施工期間を経て、同年10月に無事オープンにこぎつけた。
この小部屋は「塔屋(とうや)」といって、階段室に利用されていたスペース。
飲食店を営業する場合は屋根の付いたスペースに調理器具を設置して調理する必要があるため、現在はこの搭屋内で調理を行っている。この塔屋があったおかげで、保健所の営業許可を無事取得できたという。
さすがに屋上にトイレを作ることは難しかったため1階にお客様用のトイレを増設。調理や洗い物などは1畳ほどの小部屋で行っているそうだ。
窓からはばっちり外の景色が見えます