歴史ある弘明寺商店街の店が相次いで閉店している理由は?
ココがキニナル!
弘明寺商店街では最近店舗の閉店が相次いでおります。再開発の計画でも進んでいるのでしょうか?横浜市内でも由緒あるこの商店街で何が起こっているのか気になります。(はまっこ61号さん、まんぼうキングさん)
はまれぽ調査結果!
最近閉店した店舗の主な理由は、店主の高齢化と跡継ぎがいないということ。美容室に関しては従業員不足で、近くに系列店舗があるため閉店となった。商店街の再開発の計画はなし。
ライター:藤井 涼子
はまれぽでも何度も取材でお世話になっている弘明寺商店街。
近頃は「シャッター通り」となってしまっている商店街も少なくないが、弘明寺商店街は「1000ぶら商店街探訪」の記事を見ても、お店の数や人通りが多く、活気がある商店街のような印象がある。
「弘明寺商店街」は1945(昭和20)年12月に「銀星会」として誕生。1950(昭和25)年に「横浜銀星会協同組合」になり、1982(昭和57)年に「横浜弘明寺商店 街協同組合」と改称され現在に至る。
雨の日でも買い物しやすいアーケードがある弘明寺商店街
アーケードは、維持費や建て替え費用が高額のため「以前はアーケードがあったけれど、今はない」という商店街が横浜市内でも多数ある。
昭和30年代、華やかだった金沢文庫のすずらん通り商店街のアーケードももうない
しかし弘明寺商店街は1956(昭和31)年に当時、東洋一と呼ばれた270メートルのアーケードが完成してからずっと存在し続けている。2001(平成 13)年には新しく建て替えられ、312メートルのアーケードに 生まれ変わった。
アーケード完成を祝う大売出し(画像提供:弘明寺商店街協同組合)
そんな弘明寺商店街で、2015(平成27)年5月から2ヶ月前後、店舗の閉店が相次いでいるとのキニナル情報。
なにか事情があるのだろうか? 実際の様子を見に、弘明寺商店街へ向かった。
本当にシャッターが閉まっているお店が多い?
横浜市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅を降りると、すぐ目の前に弘明寺商店街がある。なかなか大きな商店街だ。
商店街の中を歩き進めた。
人通りもあり、お店はだいたい開いている
やはりにぎわいがある商店街と感じる
キニナル投稿にあるように、観音橋を渡り、京急弘明寺駅へ向かってしばらく歩いていると、ちらほらとシャッターが閉まっている場所が出てきた。
定休日なのか、閉店なのか?
青い建物の横のお店もシャッターが閉まっている。
とても大きなお店のようだ
向かいにも同じ店名の「白馬堂」があった
白馬堂の店の前には、貼り紙がしてあったので、閉店したということが分かった。
このように
この店舗にも「テナント募集」の貼り紙があった
閉店していた美容室。すぐ近くに系列のお店があるという案内が張ってある
確かにシャッターが閉まっているお店が複数あった。
全体を歩いてみると「人通りが多く、わりとにぎわっているので、さびれているという感じはしない。しかしシャッターが閉まっているお店がいくつもある」という印象。