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大幅リニューアルした横浜アリーナの様子は?

ココがキニナル!

横浜アリーナが改装工事中ですがリニューアルされ、どう変わったかレポートお願いします(黒霧島さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

座席だけではなくトイレなども大幅に快適になった。6月26日に内覧会があり、年7月1日から再オープンする!

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ライター:三輪 大輔

東京ドームや日本武道館と並んで、国内外の有名アーティストが、頻繁にライブを行う“ハコ”がある。それが横浜アリーナだ。中学・高校時代を福岡で過ごした筆者は、ツアーの初日やファイナルが数多く行われる横浜アリーナがうらやましかった。自分が行ったツアーで、横浜アリーナ公演の音源だけがDVDやCDになった時は、嫉妬にうちひしがれることも。
 


多くのビックイベントを開催してきた横浜アリーナ
 

アーティストのライブ以外にも、横浜市の成人式やスポーツイベント、講演会なども行われている。2016(平成28)年7月1日、その横浜アリーナが、半年間の工事を経て、リニューアルオープンするという。一体、どのように生まれ変わっているのだろうか。早速、現場に飛んでみることにした。
 


生まれ変わった横浜アリーナに潜入!



横浜市営地下鉄「新横浜駅」から徒歩4分、JR「新横浜駅」からも徒歩5分の横浜アリーナに到着。
 


やってきました、横浜アリーナ!
   

正面入口前では、リニューアルオープンの告知がされている
 

今回、横浜アリーナは、大きいところから小さなところまで、20ヶ所あまりをリニューアルした。リニューアルオープンの告知を行っているデジタルサイネージも、今回新たに設置されたものだ。

より便利に、よりワクワクする場所に生まれ変わった横浜アリーナ。その内容を解説してくれたのは、株式会社横浜アリーナの大井修司(おおい・しゅうじ)さんである。 
  


よろしくお願いします!
 

1989(平成元)年4月1日に開業した横浜アリーナは、今年で27周年を迎える。長期間の改修工事などを行ったのは、今回が初めてだそうだ。リニューアル工事の狙いは、利便性の向上である。空調設備や照明はもちろん、スタンド席の座席や案内表示などの改修も行った。

案内表示の改修の一環で、正面入口前のデジタルサイネージが設置されたが、さらにもう一つ新設されたものがある。それが「ヨコアリビジョン」だ。
  


ドでかく出来上がったヨコアリビジョン
 

「ヨコアリビジョン」は約366インチのLEDビジョンで、イベントのタイトルや公演するアーティストのミュージッククリップを放映する。新たに入場前の演出を加えて、来場者の高揚感や期待感が高まることを狙う。

なお、ウェルカムメッセージやインフォメーション用の映像を制作したのは、横浜アリーナの近隣にある横浜デジタルアーツ専門学校の生徒たちだそうだ。

このほかにも、正面入口付近では、テント用に電源を設置したり、エントランスなどのタイルを耐久性のあるものに変更したりしている。

それでは館内は、どのように生まれ変わっているのだろうか。順番に見ていくことにしよう。
 


横浜アリーナは、こんなにも変わった!



館内に入って、まず目に飛び込んでくるのが、鮮やかな青色! 今回、各階のロビーのテーマカラーを横浜アリーナのコーポレートカラーでもある青色にしたそうだ。その理由は、落ち着いた空間を演出しながら、高揚感を高めるためだとか。
  


青色を基調とした落ち着いた雰囲気
 

また、混雑時でも来場客が、自分の席が分かりやすいようにと、天吊り看板も変更した。斜めの看板にして、文字も分かりやすくなり、どこに行けばいいのかが瞬時に分かるようになっている。
 


斜め看板になり席が分かりやすくなった
 

コインロッカーも青色!
 

なお、コインロッカーと、その周辺のカーペットには、遊び心のある作りがされている。どちらもデザインが「イコライザー(音声信号の周波数特性を変更する音響機器)」になっているのだ。
 


グレーの濃淡でイコライザーを表現
 

次にリニューアルを行ったのが、軽食やドリンクを販売しているアリーナショップだ。黄色で統一され、デジタルサイネージの設置や電子マネー決済の導入で、利便性を向上させた。
  


待ち時間にメニューが確認できる!
 

隣の自販機コーナーも黄色に統一されている
 

なぜ、黄色にしたかというと、青の補色だからということ。そのため、色同士が調和し合い、お互いを引き立て合う効果を発揮する。

そして、ライブなどでよく見かける光景に、女性トイレ前の行列がある。今回のリニューアルでは、その緩和も目指したという。
  


取材ということで・・・いざ潜入すると
 

たくさんの個室が並んでいる!!
 

混雑緩和のため個室を増やすとともに、快適性の向上を狙って全ブースをウォシュレットにした。さらにトイレの入口と出口を分かりやすくして、一方通行にすることで、混雑の緩和を図るという。

また一階の女性トイレには、パウダーコーナーも用意。ライブ後に乱れたメイクもスムーズに直せるようになった。
 


洗面台の数も多いし
 

パウダーコーナーも広々!
 

ちなみに、横浜アリーナの来場客の7割が女性だそうだ。今回、女性用トイレを大幅にリニューアルしたことによって、混雑問題は無事に解決しそうである。
 


関係者しか入れないエリアへも突入!



続いて、メインアリーナを案内してもらった。ここで変わったのは、照明と座席である。
 


アリーナに入ると、なぜかテンションが上がる
 

まずアリーナの照明設備は、すべてLED化された。0~100%調光が可能な高天井LED照明の導入と、照明設備の全数LED化は、国内のアリーナクラスのイベントホールでは初めての試みらしい。ちなみに、ロビーなどもLED化を実施しており、より環境に優しい会場に生まれ変わっている。天井に吊り下げられる重量も増えるので、表現の幅が広がって、ライブの演出も変わってくるだろう。
 
 
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