キリン横浜工場にクルーズ船が停泊、「キリン桟橋」開通の様子は?
ココがキニナル!
キリンビール横浜工場横の護岸に桟橋が整備され、海上からのアクセスができるようになるよう。どんなルート?/シーバスがキリンビール横浜工場まで来る?(絆マンさん、MATUさん)
はまれぽ調査結果!
定期クルーズ船の利用客だけが乗降できる「キリン桟橋」が完成。ルートは未定で、シーバスの停泊予定はない。横浜市は海上交通の拠点として期待
ライター:はまれぽ編集部
新たな海上交通の拠点
横浜市鶴見区にあるキリンビール株式会社横浜工場(勝間田達広〈かつまた・たつひろ〉工場長)の敷地内に桟橋が完成した。
工場見学もできる同施設は現在、大型リニューアルを進めており、リニューアルが完成する2016年10月1日から桟橋の本格運用を目指す。
工場内に桟橋を整備したキリンビール横浜工場
「キリン桟橋」と名付けられた桟橋は、京浜急行線新子安駅側にある工場横の入江橋護岸に設置。
ピンクの丸囲いが「キリン桟橋」
長さ20メートル、幅3.5メートル、水面からの高さ0.9メートルの浮き橋型桟橋で、定期クルーズ船のみの利用を想定している。
「キリン桟橋」の完成に際して8月23日、同工場内で記念式典が行われた。
完成式を兼ねた安全祈願を実施
式典では勝間田工場長が「生麦に工場を構えて90年。少しでも地域の方に恩返ししたいという気持ちで、横浜市と何か一緒にできることはないかと、桟橋の設置を提案した。この桟橋が横浜港の海上拠点になることで、横浜の発展につながれば」とあいさつ。
「たくさんの人を笑顔にしたい」と勝間田工場長
続いて、横浜市の伊東慎介(いとう・しんすけ)港湾局長が「インナーハーバー(内港)の活性化には水上交通が重要。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、横浜・みなとみらいから新しい海上ルートを作ってほしい」と期待を寄せた。
「キリン桟橋」による横浜の活性に期待
伊東局長が重視するインナーハーバー地区(横浜市ホームページより)
「キリン桟橋」を利用するのは、現時点で「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」のホテル専用クルーズ船「ル・グラン・ブルー」と「工場夜景探検ツアー」でも紹介した京浜フェリーボート株式会社の「かなもえ号」の2隻。。投稿にあったシーバスについては、現時点で利用を想定していない。
首都圏初のホテル専用クルーズ船「ル・グラン・ブルー」
解放感たっぷりの「かなもえ号」
どちらも着岸後はビール工場見学を行うコースがセットになっている。