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高さ1.5メートル、横須賀の低すぎるガード下とは?

ココがキニナル!

ストリートビューで京急のガード下見ていたら、高さが1.5mというガード下を見つけました! もしかしたらもっと低いガードがあるかもしれません。キニナルので是非現地調査を!(横濱マリーさん)

はまれぽ調査結果!

現在の道路法制定前に鉄道が開通し、低いガードがある。1.5メートルの小山田開渠(かいきょ)は、横須賀市内だけでなく京急線でも最も低い可能性あり

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ライター:山口 愛愛

頭スレスレを電車が通り抜ける!



京急のガード下といえば、近年ではカフェやスタジオが軒を連ねる黄金町周辺を思い起こす人も多いだろう。黄金町や上大岡、金沢八景駅周辺にしても京急のガードは余裕で車が通行できる「高い」イメージがある。

今回は、横須賀市内に高さ1.5メートルのガードがあるという投稿! 筆者の身長よりも低いガードは、頭を下げてくぐるのだろうか。成人男性としては高くもなく低くもない、身長175cmの何でもフツーな編集部・小島とともに現地へ足を運んだ。

 

ほとんどのガード下はトラックも通過できるはずだが

 
Googlemapのストリートビューで投稿の場所を調べてみると、高さ1.5メートルのガードは京急線京急田浦駅と安針塚駅の間に位置し、横須賀市田浦町3丁目になるよう。いざ、1.5メートルのガードへ。

 

赤丸の場所に1.5メートルのガードがある(Googlemapより)

 
国道16号線から住宅街を抜け、田浦小学校の前まで来ると、標識を発見! この先に高さ1.5メートルのガードがあると示しているが、この道に車が通ることに驚く。1.5メートルのガードは車で抜けられるのだろうか。

 

駐車場がいくつもある


道路管理者(横須賀市)が標識を設置


線路は近いようだ

 
カーブを曲がるとその先に現れた、1.5メートルのガード! ガード下のイメージを覆し、ワクワクしてくる。

 

低いうえに横幅も狭い


これが高さ1.5メートルのガード!

 
ガード下を通り反対側に行ってみると、さらに低く感じられた。

 

175cmの小島が立つとこんな感じ

 
しかし実際に中を通ってみると、筆者も小島も頭をぶつけることなく、すんなり通行できてしまった。頭上に30cmくらいの余裕があるように感じる。

 

ガード下からのアングル

 
検証していると、電車が走る音が聞こえてきた。顔を上げると、轟音とともに目の前に電車の車輪が迫ってくる。走っている京急の車両を真下から眺めるのはレアな体験だ。

 

間近に見える電車に興奮


少し離れても目線の高さに電車が走り抜ける

 
通りがかった女性に声を掛けてみると、ガードを通り抜けた奥側に住んでいるという。
「このガードは低いんでしょうけど、ほとんどの人が住む前からガードがあったから、そういうものだと思っていますね。ガードがあるので、車は車高の低い小さめのものにしていますよ」と穏やかな口調で答えてくれた。

車で通る? 確認してみると、たしかにガードの奥の地域にも何台か車が停まっていた。

 

ガードの先にある車(赤丸)。車高の低い車のようだ

 
車が通れればガードの高さは何メートルでもよいものなのか。国土交通省が定める道路法の道路構造令によると、鉄道のガードの高さは車道で4.5メートル、歩道で2.5メートルと定められている。では、なぜこのような低いガードが存在するのだろうか?

投稿の場所から約400メートル安針塚方面に進んだ京急線のガードも確認してみると、高さは3.3メートルだった。国道16号線沿いにかかるガードも4.1メートルあり、1.5メートルは極端に低いことが分かる。

 

赤丸が投稿の場所。3.3メートル(青丸)、4.1メートル(緑丸)のガードも


こちらは3.3メートル。手を伸ばしても余裕の高さ


16号線沿いにかかる大きなガードは高さ4.1メートル

 
1.5メートルよりさらに低いガードはあるのだろうか? この辺りのガードはどれも国が定める4.5メートル以下であることも疑問だ。
 
 
どうして横須賀には低いガードがあるの?・・・キニナル続きは次のページ≫