検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

鶴屋町のラブホ街に佇む日本酒バル!? 神奈川県13蔵の地酒が飲める「UMAMI」とは?

鶴屋町のラブホ街に佇む日本酒バル!? 神奈川県13蔵の地酒が飲める「UMAMI」とは?

ココがキニナル!

鶴屋町の裏通り、ラブホ街の真っ只中に、日本酒バルなる店があります。何となく入りにくく、まだ入ったことがありません。いったいどんな料理を出すのか、日本酒はどのくらいあるのかキニナル!(しげさん)

はまれぽ調査結果!

2013年に開業した日本酒バル「UMAMI」。神奈川県13蔵の地酒と日替わりの日本酒メニュー、新鮮な魚料理が売り。女性1人でも入れる雰囲気

  • LINE
  • はてな

ライター:はまれぽ編集部

神奈川区鶴屋町の裏通りと言えば、女性一人では歩くのもはばかられるラブホテル街。そんな一角に、日本酒バルなる店があるらしい。投稿によると、あまりお店は大きくないようだが、「日本酒バル」と謳うからには日本酒の種類も豊富なはず。いったいどんなお店なのだろうか?
 
 
 
日本酒バル「UMAMI」
 
まずは実際にお店の様子を見てみようと、少し日が暮れてきたころ、はまれぽ編集部は鶴屋町2丁目へ向かった。
 

 
ラブホテルが連なる一角に・・・


ポツンと佇む一軒のお店を発見!


近寄ってみると「日本酒バル」の文字が

 
土地柄、少々入りづらい雰囲気はあるが、パッと見た感じではお洒落な様子がうかがえる。
 


ここだけ切り取ればラブホ街とは思えない

 
取材を申し込んだところ、少数精鋭のお店のため、営業時間での対応は難しいとのこと。日を改めて、営業時間前にオーナーからお話をうかがえることになった。
 


お昼間だと中の様子はあまり分からない

 
キニナル店内の様子は・・・?
 


とってもお洒落!

 
8坪の面積に、カウンター含めて18席が用意されている。 壁には色違いのレンガが埋め込まれており、ボサノヴァが流れるなんとも素敵な空間だ。
 
お店の名前は、日本酒バル「UMAMI(うまみ)」。日本酒と魚をメインに、2013(平成25)年8月9日に開業、2018(平成30)年で5周年を迎える。
 


港北区菊名で育ったオーナー、山崎友輔(やまざき・ゆうすけ)さん

 
山崎さんはもともと日本酒や魚をメインに扱う飲食店に勤めており、5年前に独立を決意。開業当初は、まだ横浜に「日本酒バル」という業態のお店が少ない時代だったという。
 
「自分は経営経験がなかったので、まず横浜駅周辺で物件を借りることはできませんでした。そこで見つけたのがこの場所です。自分が借りる前は2年ほど空きスペースになっていたようです。ちょうど5年前くらいから、インターネットでお店を探すことが普及してきたタイミングだったので、駅から少し離れたこの場所でも大丈夫かと開業を決めました」と山崎さん。
 


あえて低めに取り付けたシャンデリア

 
外観や内観については、「大衆居酒屋っぽくならないようインテリアにはお金をかけ、イタリアン酒場のような内装をイメージしています。この辺りは夜だと少し怪しい雰囲気があるので、外からシャンデリアが見えるように取り付けて、ポツンと明かりが灯っているような空間を意識しました」という。
 


一度お店に入ってしまえば、入りづらい雰囲気も払拭される

 
 
 
日本酒への愛が爆発しそう!
 
「UMAMI」の一番の特長は、神奈川県にある酒造13蔵すべての日本酒が飲めること。市内でも全酒造の日本酒を飲めるお店は限られており、なかなかレアだ。
 


約1年前から始めた13蔵地酒メニュー

 
また、日本酒のグランドメニューはなく、20種以上の日本酒を日替わりで提供している。
「在庫を置くスペースの確保など大きいお店には敵わない点もありますが、その分、“一週間すると日本酒メニューがガラリと変わる”ことを売りにしています」とのこと。
 


日本酒好きの店員さんが厳選したお酒を仕入れている

 
オープン当初は、「何屋さんなの?」 と聞かれることも多かったそうだが、現在は日本酒デートを楽しむカップルや女子会をするお客さんが多く、立地に関係なく日本酒を愛する者が集うお店になったという。
 


タイミング良く、人気の「新政(あらまさ)No.6」に出会えるかもしれない

 
さらに、オリジナルの日本酒もあるのだとか。

 


その名も「Anchor(アンカー)」

 
茨城県の「来福(らいふく)酒造」に製造をお願いした、260本限定の純米大吟醸。岡山県の酒米「雄町米(おまちまい)」と、ニチニチソウ、ツルバラの花酵母を使用した精米歩合50%の限定醸造酒だ。アンカーには錨(いかり)の意味があり、港町横浜のイメージも反映されている。
 
アンカーを卸しているのは「UMAMI」のほかに、山崎さんが経営している鶴屋町の「UMAMI 日本酒弐番館」、菊名の「Crew’s kitchen」。他店には置いていない、特別な日本酒だ。
 


日本酒以外のドリンクメニューは少なく、まさに酒好きのためのお店

 
日本酒以外のお酒も、酒蔵が作る果実酒だったり酒粕焼酎だったりと、とにかく日本酒にこだわっていることが見て取れる。
 
現在、「UMAMI」で働く社員さんは3名。日本酒好きな常連さんも多く、「俺があと30歳若かったらここで働いているのに」「皿洗いするから1杯飲ませて」「天国だよ、ここは!」と、店員さんを羨むほど日本酒のラインナップが豊富だ。
 


日本酒に詳しくなくても店員さんがオススメしてくれる

 
これだけ日本酒にこだわっていれば、料理もさぞ気合が入っていることだろう。オススメのお料理と、その料理に合う日本酒をご用意いただいた。