2020年3月開通予定「横浜北西線」の工事進捗をレポート!
ココがキニナル!
横浜環状道路の北西線の工事が順調のようですが西側区間の進展が気になります。(ふぅーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2019年10月の工事の進捗状況は約80%、横浜青葉JCTから横浜港までの所要時間は20分にする! 今後の工事は道路の舗装、標識や照明などを設置し、2020年3月に開通予定
ライター:すがた もえ子
今回のキニナル投稿の横浜北西線とは、東名高速道路と第三京浜道路を結ぶ、横浜北線と直結した自動車専用道路だ。
横浜北西線の出入り口は、東名高速道路の横浜青葉ジャンクション(JCT)と、第三京浜道路と横浜北線が接続する横浜港北JCT付近に設置され、北西線が開通すれば、東名高速道路から横浜港までが直結することになる。
横浜北西線はおよそ7.1km(画像:首都高速道路株式会社)
現在、東名高速道路から横浜港へ向かう保土ヶ谷バイパスの所要時間は40分~60分だが、横浜北西線を利用した場合、その半分の20分で移動することが可能になるのだという。
この所要時間の短縮により、アクセス性の向上と物流効率化が図られ、全国1位ともいわれる保土ヶ谷バイパスの交通渋滞の緩和も改善されるとみられている。
所要時間が保土ヶ谷バイパスを利用した場合の半分になる(画像:首都高速道路株式会社)
2020年3月開通予定の横浜北西線(横浜北線~E1 東名高速)は、橋梁構造物やトンネル構造物が概ね完成して、設備工事がいよいよ本格化する段階に入っているという。
2019(令和元)年10月9日、報道関係者対象の現場見学会が開催されるというので現地を見学してきた。
横浜青葉ジャンクションの状況は
「はまれぽ」では以前にも現場公開をレポートしてきたが、現在はどんな状況だろうか。今回公開されたのは、横浜青葉JCT、横浜青葉料金所、シールドトンネルの3ヶ所だ。
まずは、横浜青葉JCTから。
報道関係者が集まった、ほくせいせんPRルームを出発し、バスで横浜青葉JCTへと到着
ここは高速道路の上だ
横浜青葉JCTには北西線と東名高速道路を接続する連結路と、北西線から一般道路に接続する出入り口の2つの機能がある。下写真の路面が明るめのグレーの道路がすでに開通している東名高速道路の横浜青葉インターチェンジ、路面が濃い目のグレーの道路が新しく作られた部分だ。
横浜青葉JCTの完成予定模型(画像:首都高速道路株式会社)
矢印の色ごとの行先はこちら
桁架設の様子(画像:首都高速道路株式会社)
今回新たに追加された横浜青葉JCTの道路は2015(平成27)年6月から工事に着手し、2017(平成29)年10月には夜間の東名高速を通行止めにして、日本最大級の1600トンクレーンを用いて、架設重量が600トン、長さが約60メートルの橋桁を地上約30メートルの位置に組み立てた。
2018(平成30)年12月には横浜青葉JCTの大枠が完成した。
地上30メートルの高さ!
道路にはまだ養生テープが貼られている段階
眼下には電車が通り過ぎる様子も見えた
横浜青葉料金所は現在建設中
再びバスに乗り移動する。続いて見学したのは、横浜青葉料金所だ。こちらはまだ工事途中で、足元も舗装されていない状態だった。
横浜青葉料金所はまだ工事途中
横浜青葉料金所の概要図(画像:首都高速道路株式会社)
緑が東名から北西線への入口、ブルーが北西線から国道246号線の出入口、ピンクが北西線から東名への入口、黄色が北西線となっている。グレーの部分は違反車などの排出路となっている。
現在位置は赤い丸印のついた、北西線の下り方向から来た車が通る場所
現在位置から見て右側が、北西線の下りから東名へ行く方の料金所
屋根が無い場所は北西線の下り方向から国道246号線への出口になる
グレーの屋根は国道246号線から北西線の上がり方向に行く料金所になる
左手のゲートは東名高速から来た車が北西線の上り方面に行く料金所だ
東名高速から北西線(上り)料金所の後方、足場が組まれている建物がネクスコ中日本の料金計算所になる。ここから見ることはできないが、さらにその後ろには、違反車両を排出するための排出出口が設けられ、建設は終了している。
アスファルトの道路との境界線
境界線の上から。まるで2つの世界をつなぎ合わせたような不思議な光景だ
工事中のため、仕切りとなる壁も途切れていた