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【レポ】横浜の「京急ミュージアム」は車両展示、ジオラマ、運転シミュレーションがすごい!

【レポ】横浜の「京急ミュージアム」は車両展示、ジオラマ、運転シミュレーションがすごい!

ココがキニナル!

横浜にある京急グループ本社に京急ミュージアムがグランドオープン! 館内はどんな魅力があるの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

「本物」にこだわった見て、触って、楽しむ仕掛けが盛りだくさんの京急ミュージアム。当分は混雑が予想されるため、事前申し込みによる抽選入館になるようだ。

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ライター:はまれぽ編集部

2020(令和2)年1月21日、横浜にある京急グループ本社の1階に「京急ミュージアム」がついにグランドオープンした。



「京急ミュージアム」のオープンを待ちに待った方も数多くいるはずだ。
しかし、オープン当初は混雑が予想されることから、2020年1月21日から2月24日までの期間は、事前申し込みによる抽選入館になっている。
抽選については、京急ミュージアムのホームページ上で案内が出されるということだが、館内がどんな様子なのか、待ちきれない方のために「はまれぽ」はオープン前日に行われた内覧会の様子と共にキニナル「京急ミュージアム」の展示についてお伝えする。
 
 
 

「本物」を見て、触って、楽しむ


 
京急グループ本社の1階にグランドオープンした「京急ミュージアム」は、「本物」を見て、触って、楽しむがコンセプト。京急グループの魅力が凝縮されたミュージアムになっている。
 

 
京急電鉄は、2018(平成30)年2月25日に創立120周年、2019(平成31)年1月21日に開業120周年を迎え、大きな節目の年にさまざまな企画を展開してきた。

その集大成として、品川・高輪地区や神奈川県内に分散していたグループ企業11社の本社機能と従業員約1200人を「横浜・みなとみらい21地区」に新設した京急グループ本社へ集約し、2019(令和元)年9月17日から稼働を開始。
本社を移転した横浜は、京急電鉄の前身となる京浜電気鉄道と湘南電気鉄道が接続を果たした歴史的な場所だ。
 

京急グループ本社
真ん中のビルが京急本社

 
横浜駅から「京急ミュージアム」に訪れる場合、日産グローバル本社ギャラリー内を抜けた先にある歩道橋と京急グループ本社は繋がっているが、一般の方の入場は1階からとなっているので要注意。

みなとみらい線の新高島駅連絡口の2番を出た先には、屋外展示の「ケイキューブ」という京急電車をモチーフにしたキューブ型のイスが9車両配置されている。
 

ケイキューブ
屋外展示「ケイキューブ」
 
ケイキューブ
ミニ京急車両がかわいい!

 
建物の外からは「京急デハ236号」が見え、館内へと誘っている。電車好きにはたまらないだろう。
 

京急デハ236号
「京急デハ236号」

 
さらに館内入り口近くにはこんな豆知識も・・・
 

京急ミュージアム
京急電鉄のレールの幅を表した敷石について(クリックして拡大)

 
京急グループ本社は京急の歴史と共に、鉄道についても学べる工夫が施されている。「京急ミュージアム」は本社内の1階部分という、さほど広くはない施設の中にあるが、どれほどの魅力とわくわくが詰まっているのだろうか。
 
 
 

京急ミュージアム


 
館内には昭和初期から活躍し、約2年かけて修復修繕作業を行った歴史的車両「京急デハ236号」を展示するほか、沿線を忠実に再現した「京急ジオラマ」や運転体験コーナー「鉄道シミュレーション」、工作体験ができる「マイ車両工場」など、さまざまな展示や体験が用意されている。
 

京急ミュージアム
2階から見下ろした「京急ミュージアム」

 
「京急ミュージアム」の館内は5つの展示と体験に分かれている。

1)京急ヒストリー
2)京急ラインジオラマ
3)鉄道シミュレーション
4)バスネットワーク
5)マイ車両工場

その中でも1番の目玉はなんといっても「京急デハ236号」だろう。

 
 
 

1)京急ヒストリー


 
「京急デハ236号」は京急ヒストリーの展示として設置されている。車内は京急の歴史を紹介するコーナーが設けられたり、実際に使用されていた座席などが残されている。
 

京急デハ236号
修繕を終えピカピカになった

 
デハ236号は1929(昭和4)年に製造された車両だ。品川~横浜~浦賀間の直通運転を実現した歴史的車両で、1978(昭和53)年に引退後、埼玉県川口私立科学博物館で保存されていた。車両は2年かけて修復し、京急ミュージアムでの展示に至った。
 

京急デハ236号
ホームは230形が引退したころの1970年代を再現
 
京急デハ236号
皆さんも憧れたことがあるかもしれない乗務員室
 
京急デハ236号
入口はかなり狭い
 
京急デハ236号
実際に使用されていたハンドルなどがそのまま
 
京急デハ236号
「京急デハ236号」の車内
 
京急デハ236号
反対側
 
京急デハ236号
京急の歴史が4つに分けられ紹介されている
 
京急デハ236号
切符に切り込みを入れる改札鋏や当時の切符など
 
京急デハ236号
120年の歴史に関するグッズも多く展示されている

 
体験できることとしては、ホームに非常ボタンが設置されおり、実際に押すことができる。
 

京急ミュージアム
実物の非常ボタン
 
京急ミュージアム
日常ではなかなか押す機会はないはず

 
また、236号のドアやパンタグラフを操作するボタンが館内に設置されているので、是非操作してみてほしい。
 

京急デハ236号
ドアの操作ボタン
 
京急デハ236号
パンタグラフの操作ボタン

 
 
 

2)京急ラインジオラマ


 
沿線風景を再現した、長さ12メートルサイズの巨大ジオラマ。
 

京急ミュージアム
京急ラインジオラマ
 
京急ミュージアム
こっ細かい!! 「川崎エリア」

 
このジオラマでは京急電車の鉄道模型(HOゲージ)が走っている。
 

京急ミュージアム
赤色と黄色のラッピング電車が走る

 
こちらのジオラマでも体験できる仕掛けが施されている。ジオラマ内を走行する、模型の先頭車両に搭載されたカメラ映像を見ながら実物の電車運転台で操作をすることができるのだ。
 

京急ミュージアム
実物の電車運転台

 
1回100円(税込/以下同)の操作体験は、3分程度。京急電車が走行する主要駅を走り抜けることができ、本当に運転士になったかのような気分が味わえること間違いなし。
 

京急ミュージアム
みなとみらいエリア
 
京急ミュージアム
横浜駅のホームも再現

 
しかし、こちらも先着制になっており、状況によっては体験人数を制限する場合があるそう。もし体験できなかったとしても、緻密に作られたジオラマ内をじっくり観察するのも楽しいかもしれない。