【レポ】横浜の「京急ミュージアム」は車両展示、ジオラマ、運転シミュレーションがすごい!
ココがキニナル!
横浜にある京急グループ本社に京急ミュージアムがグランドオープン! 館内はどんな魅力があるの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
「本物」にこだわった見て、触って、楽しむ仕掛けが盛りだくさんの京急ミュージアム。当分は混雑が予想されるため、事前申し込みによる抽選入館になるようだ。
ライター:はまれぽ編集部
3)鉄道シュミレーション
こちらは、本物の新1000形電車運転台による実写映像の運転シミュレーション。
鉄道シミュレーション
実際に街中を走っているみたい!!
実物の電車運転台
このシミュレーターは難易度が異なる「初級」「中級」「上級」のほか、小さい子どもでも安心して楽しめる「わくわくコース」の4つが用意されている。「わくわくコース」というのは、どのボタンを押しても正常に発車し、正常に停車できるというコースなので小さなお子さんが操作しても街中を走る体験ができるというもの。体験料金は1回500円で、操作時間は5分~7分程度だ。こちらの体験は1日30名程度で時間指定、定員制で実施される。
4)バスネットワーク
「京急ミュージアム」は鉄道だけでなく、バス運転台を再現したコーナーも設けられている。
鉄道だけが魅力でない京急グループ
バスの入口
バスの運転台
バスネットワークの運転台は実物ではないそうだが、かなり忠実に再現してある。運転席に座れば運転士の気分を味わえ、車窓の映像を通じてバス路線のネットワークをリアルに体験できそうだ。
近くには実際に押せる押しボタンや、バスの行き先を変える操作盤があり、触って楽しむ仕掛けが盛りだくさんだ。
子供の目線の高さにあるバスの押しボタン
押すと・・・「ピンポーン! 次、停まります」とアナウンスが流れる
バスの行き先を変えられる操作盤
変わった!
こちらのコーナーは特に制限や体験料金の設定は設けていないので、気軽にバスの運転士になれそうだ。
5)マイ車両工場
主に子どもを対象とし、スタッフから京急の車両について講義を受けたりオリジナルデザインの車両の工作体験ができるコーナー。
マイ車両工場
参加者はオリジナルの京急車両デザインのプラレールを制作し、マイ車両工場専用のオリジナルボックスに入れて持ち帰ることができる。
車体は4種類の色から選ぶ
シールも用意されている
クレヨン入れは工具箱
世界に1つだけのマイ京急車両!
こちらは1回1000円で、実施回数は1日3~5回ほどだ。各回の定員は12名で子どもとの同伴者も1名までなので、この体験も争奪戦になりそう。
「京急ミュージアム」の入口目の前に体験コーナーの券売機が設置されている
京急ミュージアムの魅力
「京急ミュージアム」の魅力は体験だけではない。
足元にある京急の歴史にまつわるグッズや
トイレの案内表示など
見つけて楽しい仕掛けが盛りだくさんだ。
リアルタイムで横浜駅からの電車時刻が更新される実際の電光掲示板
最後に「京急ミュージアム」の館長である佐藤武彦(さとう・たけひこ)さんにお話を伺った。
元京急社員の佐藤さん
高校を卒業してすぐ京急グループに就職したという佐藤さんは、京急グループで42年間勤務。今はOBとして「京急ミュージアム」の館長に就任した。
京急電鉄の車掌や運転士としても活躍されていたそうだが、42年間の中で1番の思い出を伺ってみると、
「私は23歳で運転士になりました。12両編成で走る車両には多くの利用者が乗車し、私はその命を預かっているのだと考えると、適当なことはできないと身が引き締まる思いでした。ある時、私が運転をしていると子どもがアツイ眼差しでこちらを見ているんです。それはいつかの私の姿だったと気づいたんですよね。その瞬間、この仕事は、人の命を預かる重要なものだと誇らしくなりました」と話してくれた。
「京急ミュージアム」の魅力について佐藤さんは「とにかく本物にこだわっています。車両や運転台はもちろんですが、ジオラマやシミュレーターの電車が走る速度調整や最終確認は運転課にしてもらったり、そんなところまでこだわっています。電車好きでなくても、皆さんには本物を見て楽しんで欲しいです」と教えてくれた。
取材を終えて
「京急ミュージアム」は電車好きにはもちろんだが、そうでない方も楽しめる展示や体験が盛りだくさん。ただ楽しむだけでなく、見て触る仕掛けが多く取り入れられているため、子どもから大人まで京急の魅力にどっぷりハマれる。
2020年1月21日~2月24日までの期間は事前申込みによる抽選入館なので、その後の入館に関しては、京急ミュージアムのホームページを要チェックだ。
ー終わりー
取材協力
京浜急行電鉄株式会社
住所/横浜市西区高島1丁目2番8号
電話/045-441-0999
https://www.keikyu.co.jp/index.html