2月12日に行われた藤沢市長選挙の様子は?
ココがキニナル!
2月12日(日)、藤沢市で行われた市長選挙で、新市長に選ばれたのは誰?
はまれぽ調査結果!
新人の鈴木恒夫氏が現職を破り、新市長に選ばれました。旧藤沢市政の数々の不祥事も、追い風になったようです。
ライター:河野 哲弥
選挙当日、有権者の様子は
天候に恵まれた選挙当日。
まずは藤沢市役所新館投票所で出口調査を行ったところ、こんな意見が聞かれた。
JR藤沢駅最寄りの投票所一例、「藤沢市役所新館」
50代夫婦(共に海老根靖典氏に投票)
「藤沢市についてのPRがうまいと感じる。辻堂駅前開発など、藤沢が変わった実感がある。やり残していることもあるだろうから、一期の任期では、評価するには短すぎる。」
30代夫婦(共に鈴木恒夫氏に投票)
「市議として長年藤沢市に貢献してきたことを評価。同氏なら、現市長よりプラスアルファを望めるのではないか。」
20代男性(鈴木恒夫氏に投票)
「バーベキューの事件は、火災報知器を外したから問題なのではなく、職員が市庁舎を私物化したことが許せない。だったら俺たちにも、バーベキューをやらせろ。
他にもいろいろ話を伺ってみたが、現職の市政の維持を望む声と、革新を希望する声に分かれているというのが印象的だった。
年代別だと、高年代の方は、もう少し様子をみたいという意見が多い中、若い世代は、早急なる改革を求めているようだ。
当日の22時15分、当確が打たれる
藤沢市選挙管理委員会によれば、藤沢市の有権者数は331,276人。各投票所が閉鎖された20時の時点で、有効投票数は116,223票。投票率は35.08%となったようだ。
前回、平成20年度に行われた藤沢市長選の投票率36.25%と比べると、若干の減少である。
開票作業がはじまったのは、同日の21時15分。
藤沢市選挙管理委員会の報告によれば、同22時の段階では、各候補者共に8,000票を獲得していた。
ところが、その30分後に変化が訪れる。選管の22時半の発表では、
三野由美子氏 20,000票
鈴木恒夫氏 48,000票
海老根靖典氏 36,000票
であった。
この時点で開票率は、89.48%。もはや当確は揺るぎないのではないだろうか。
そう思って、鈴木恒夫氏の選挙事務所へ突撃してみると・・・
選挙事務所では既に当確が打たれていた
応援にかけつけた議員に取り囲まれる鈴木恒夫氏
選挙事務所に到着した時点では、既に当確が打たれていたようだ。
祝賀ムードに沸き、まさに興奮のるつぼとなる中、かろうじて鈴木恒夫氏本人からのコメントを頂いた。
―当選の感想は?
これからの四年間、公約したことをいかに守り続けるか、重責の念がある。
―どこが受け入れられたと思いますか?
藤沢市議として、長らく地元に尽力してきたことが、受け入れられたのだと思う。
―今後力を入れていきたい施策とは?
財政再建はもちろんだが、「藤沢災害ナビ」の全戸配布は、特にやらねばならない。
―市民への一言をお願いします
これからの四年間で、どれだけ明るい話題を提示できるかが、自分へ課された仕事だと思う。
全国から注目される藤沢市
最終的に、藤沢市選挙管理委員会から発表された得票結果は以下のとおりである。
当選 51,876票 | 鈴木恒夫氏 (無所属) |
40,944票 | 海老根靖典氏 (無所属現職) |
22,320票 | 三野由美子氏 (無所属) |
前市長との得票差は10,000票以上だった
こうして新たな市長を迎えた藤沢市だが、総務省の発表によれば、市への人口移動は2011年末の段階で3796人増。この数字は神奈川県では1位、全国でも7位となった。
海に近く住みやすいという環境もあるが、大型商業施設などの誘致により雇用が促進されたという要因も人口の増加につながったようだ。
地方の自治が注目されてきた昨今、藤沢市政への期待度は、今後もますます高まるだろう。
どうか、有権者が託した票の重みを軽んじることなく、未来への信頼と安心を構築してほしいと願う。
―終わり―
MKさん
2012年08月29日 20時55分
スズキさん、地元愛強くて面白いおっちゃんだけど、思い込んだら一直線なところもあるからな~まあ、せっかく当選したんだから頑張って欲しいです。
熱烈餃子さん
2012年02月17日 11時08分
投票率も低く、藤沢市民の関心は薄い。市庁舎でバーベキューをやったことが話題になるなど笑い話に過ぎないが年配層はこういうことに敏感でけしからん、と言う事になる。それにしても若年層は投票に行ったのだろうかね。